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アイラブ ルーティン

こんにちは、ゆのまるです。


突然ですが、私は「ルーティン」が好きです。

朝起きて、昨夜の食器を片付けてボトルにミネラルウォーターを入れ、日めくりカレンダーをめくる。朝ごはんは豆乳チョコワ。
お昼はいつものYouTubeチャンネルを見ながら適当に済ませ、夕方になったら買い出しへ。帰ると着替えてリングフィットをして、お夕飯の支度。
大体20時にいただきますして、食事時は遊戯王かポケモンかアイカツを見る。決まった時間に服薬して、スタミナを消費するまでバンドリとダンカグ。そして寝る前は温かい飲み物を飲みながら読書。

食事に趣味に運動。自分にとって無理なく続けられるこれらのサイクルは、自分を保ち、ゆるやかに上昇へと導いてくれます。もちろん、体調の波や天気の変化やイベントの開始日など、些細な刺激もあります。

はちゃめちゃな生活リズムだった大学生時代を除いて、もともと「同じことを繰り返す」というのが好きなタイプでした。

決まった時間に寝て起きて、身の回りの化粧品も衣服も、気に入った同じ物を使い続ける。決まった動作を、丁寧に積み重ねる。愛すべき、変わらない日常。ちょっとした非日常を味わえる旅行すらも、正直あまり得意ではありません。


どうして急にこんなことを言い出したかというと、ふと、「働いていた頃は、同じことの繰り返しが死ぬほど嫌だったな」と思い出したからです。

新卒から6年間在籍した会社では、いわゆる事務職をしていました。

システムの都合による作業のサイクルはあるものの、月末が忙しいとか夏が繁忙期といったこともなく、基本的に同じ作業を繰り返し続けます。先輩達の残したマニュアルを元に作業はベルトコンベア化され、時にはマニュアル外のトラブルが起きることもありましたが、それが落ち着くとまた同じことの繰り返し。もともと全く興味がなかった業種なのもあって、業務時間は苦痛でしかありませんでした。

朝いつものキオスクでミネラルウォーターを買い、始業時間ギリギリに着席。
お昼のチャイムが鳴ると同時に席を立ち、ソシャゲの周回をしながらコンビニで買ったお弁当を食べる。
周りの人が帰り始めると自分もなんとなく作業を終え、疲れ切った体を引きずって帰宅。「また明日も仕事か」と暗い気持ちでベッドに入る。

一日の大半を労働に占められた日々は、心をすり減らすばかりで安寧とは程遠く、「何かいつもと違うことが起きて日常を劇的に変えてくれないものか」とそんな妄想ばかりしていました。もちろん、そんなドラマチックな出来事は一切起こらず、ウォークマンから流れるロックナンバーに励まされながら、満員電車に乗り続ける日々でしたが。

(そんな変わらない日々を支えてくれた一曲。高橋優さんの『同じ日々の繰り返し』)


口座の残高も乏しくなってきて、そろそろ働かねばなりません。そして運よく仕事が決まれば、この愛すべき変わらない日常も、形を変えていくこととなります。

社会生活を円滑にするために、きっと仕事の大半は「同じことの繰り返し」でできているのでしょうし、むしろ私の視野が狭いだけで、同じように見えて同じではないのかも。

変わらない日常が好きな私。変わらない仕事が嫌いな私。次に働きに出る時には、自分の中の二面性をしっかり把握したうえで、仕事も含めた新しい「ルーティン」を作れるといいなと思いました。


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