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財務

財務三表をご存知でしょうか?
決算書に記載されている計算書類の中の財務諸表における代表的な種類のことです。
具体的には貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)の3つとなります。

恥ずかしながら私はBSとPLしか見ておらずCF又は資金繰り表などは重要視していませんでした。しかし、経営状態はコロナ禍で一変しました。資金繰りや借入という、今まではあまり出てこなかったキーワードが議論に出てきます。今後は実践とnoteを活用して理解していきたいと思いますので、今日は簡単な概要をアウトプットしておきます。

・キャッシュフローの区分

キャッシュフローには大きく分けて、3つの区分があります。「営業活動によるキャッシュフロー」「投資活動によるキャッシュフロー」「財務活動によるキャッシュフロー」です。

■営業活動によるキャッシュフロー
その企業の中心的な事業が、いくら資金を生み出しているのかを示す項目です。この項目がプラスなら事業が資金を生み出しており、マイナスなら事業によって資金を食いつぶしていると判断できます。
■投資活動によるキャッシュフロー
設備投資や、事業への投資といった投資活動による現金の流れを示しています。
■財務活動によるキャッシュフロー
会社が資金不足に陥ったときの資金調達方法と、借りたお金の返済方法を示しています。
銀行からの借入れや返済、株式の発行などがここに含まれます。

そもそも、キャッシュフロー計算書とは?
会社がどのようにお金を得てどのように使ったのかを、まとめた表です。

営業活動によるキャッシュフローはやはりプラスが望ましく、投資活動によるキャッシュフローはマイナスが望ましいとされています。やはり本業でしっかり儲けて、今後に向けて投資をする循環です。

・簡単な○型解説

それでは簡単なプラス&マイナス表を使って解説していきます。

●優良企業?
営業CF + 投資CF ▲ 財務CF▲
本業で儲けて、投資もしっかり、借入返済も○

●積極的投資企業?
営業CF + 投資CF ▲ 財務CF+
優良企業?と違うところは財務です。+になっているので借入又は出資を受けて投資をしている可能性あり、しかし、本業はしっかり儲けている状態。

●ベンチャー企業?
営業CF ▲ 投資CF ▲ 財務CF+
新生企業によくある形です。本業はまだまだですが投資をしっかりしていて、長期ビジョンをしっかり示し、銀行や出資者から資金を集めれている?

●苦戦企業?
営業CF ▲ 投資CF + 財務CF+
本業が厳しく、投資していないのに財務も+になっている?

上記はあくまで参考例としてあげているだけです。やはり実際の計算書を見て考察することが大切ですし、直近の3年間ぐらいで比較してみましょう。又、前年比較はあまり重要ではなく、営業CFと投資CFのバランスやボリュームを見ていくことが重要です。そして、冒頭に説明した財務三表を絡めて考察してみてください。

・フィットネス企業の情報

セントラルスポーツ、ルネサンス、ホリデイの2020年決算短信を添付しておきますので、興味のある方はご覧ください。
※各社HPのIR情報から引用しております。各年度のデータもHPにあります。

今はちょっと調べようと思ったらインターネットやYouTubeにアクセスすればこういった内容はすぐ見つかります。基本知識を得た上でアウトプットと実践理解が重要です。今後は興味のある企業のキャッシュフローは考察してみようと思っています。

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