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私の大学受験の話

こんにちは。夕霧です。

私は現在大学生ですが、大学受験に関してはまあ~いろいろとありました。
ということで、今回は本当~にざっくりと私の受験について書いてみようと思います。あんまり参考にはならないかもしれませんが、これから受験を控えているという方は、是非反面教師として見ていただければ。

勉強が苦手になった高校時代

中学校の頃、めちゃくちゃ勉強が得意だった私は、地元でも”進学校”として有名な高校に入学することに成功しました。しかし、入学した瞬間、勉強がまるでできなくなってしまいます。

周りは私よりはるかに勉強ができるし、そもそも授業のペースが爆速のため、ついていくことに必死。だんだん、「勉強、苦手かも……」と思い始めるにつれ、本当に苦手になってしまいました

理系にも関わらず、物理や数学がめちゃくちゃ苦手で、逆に得意だったのは英語や世界史でした。理系科目ができないおかげで、センター試験や二次試験にもかなりの影響が出てくることになります。

将来の夢が無かった

……はい。一番の問題は、これでした。
高1のときから進路調査は度々ありましたが、そのたびにテキトーに書いて調査票を提出していました。しかも、周りはその時から志望校や将来やりたいことがはっきりしている人が多く、置いて行かれている感じがして、焦っていたのもあったと思います。

模試等でも、志望校の欄は毎回違う大学を書いたり、適当に地元の大学を書いたりしていました。そして、目標がまるで定まらないまま、あっという間に高校3年生になってしまいました。

流石にこのままではヤバい、と思ったものの、やっぱりやりたいことが見つからない。一応「受験勉強」はそれなりにしていましたが、志望校が決まらないまま、なんと高校最後の冬休みを迎えることになります。

運命のセンター試験

冬休み明け、センター試験のプレテストを学校で受けました。その時の物理の点数が、100点中8点だったことだけは覚えています。ヤバいですね。受験生とはまるで思えません。正直その時は、絶望しかけました。

そして、ついに志望校が明確に決まらないまま、センター試験当日を迎えます。直前のプレテストは散々だったものの、一応勉強はそれなりにしていたので、思ったよりも解けたな~という手ごたえは感じていました。

そして、自己採点の結果は、なんと過去最高でした。今思えば、これは本当にラッキーでしたね。

そんなわけで、センターの結果が思ったよりも良かったため、出願できる学校の幅が広がりました。しかし、志望校が決まっていないことには、出願すらできません。困った私は、進路指導の先生に助けを求めました。

理系だったので進める分野は多かったのですが、その時一番興味があった化学・生物系が良いのではないか、というアドバイスを先生からもらいました。そして、その路線で志望校を絞り込んでいくことになります。

でも、大学なんて数えきれないほどあるし、学べる分野も数えきれないほどある。しかも、自分の実力と、進みたい方向が合致しないとチャレンジすらできない。毎日、どんな大学にどんな学部学科があるのか、ひたすら調べていました。

そんな時、頼りにしていた先生は、私のために様々な人とお話をする機会を与えてくれました。例えば、超大手化粧品メーカーの研究員の方や、某有名大学の先生、同じ高校の卒業生で現役理系学生をしている先輩等。その方たちからお話を聞いているうちに、自分にはこんなことが合っているんじゃないか、こんなことに興味があるかも、とわかってきました。

そして、なんとか志望校を決め、出願することができました。
期限ぎりぎりだったと思いますが、担任の先生、進路指導の先生は、私の決めた選択を応援してくれました。

二次試験

私は所謂『滑り止め』を受験しておらず、国公立のみで勝負することに決めていました。しかも、第一志望の前期試験にほぼ一本賭け。後期は絶対に受からんだろ、という難しい大学にあえて出しました。

自分自身にプレッシャーをかけ、絶対に前期で合格してやるんだ、という強い意志を持って試験に臨むことにしました。これでだめだったら、もう一年頑張ろうと考えていました。

前期試験までの一か月は、死ぬほど勉強しました。あんなに勉強したのは、人生であの時だけです。

しかし、センターの時よりは教科数もかなり少なく飽きやすかったのもあり、試験の一週間前に、勉強のしすぎからか情緒が不安定になってしまいます。そこで進路指導の先生に「勉強のやる気が起きなくなりました」と相談すると、先生はそんな私を笑ってくれました。

「大丈夫、こんなに勉強してるんだから。一日くらい、映画でも好きなアーティストのDVDでも見て気分転換しなさい」

そう言われ、ハッとしました。試験の2週間前からは、学校での授業もなかったので、ずっと家に籠って勉強をしていました。それも、思いつめる原因になって、あまりよくなかったのかも。

先生に言われた通り、試験一週間前にも関わらず、私は推しのライブDVD鑑賞をするだけの日を作りました。その日は一切勉強せず、家でDVDを見て、ご飯を食べて、寝るだけ。でも、やっぱり推しの力というものは、偉大でした。

気分転換をして元気になった私は、翌日からまた勉強を再開し、いよいよ試験当日を迎えます。

前日に電車に乗って試験会場となる大学付近まで行き、そのあたりで一泊して試験を受けてきました。しかし、受験直後は手ごたえをあまり感じることができず、「どうだった?」と聞いてきた母に対して「多分落ちた!」と笑顔で答えた記憶があります。

めちゃくちゃ問題が難しくて、解答欄は一応埋めたけど、合っているかはわからない。でも、やっと終わったんだ。不安と安堵が入り混じったまま、高校を卒業し、合格発表の日まで過ごすことになります。

合格発表の日

大学のホームページで合格発表がみられるということだったので、家族と一緒にその時刻まで待っていました。
これでだめだったら、後期で受かる希望は見えないから、もう一年頑張らなきゃな……そんな風にネガティブに考えてしまうのは、私の悪い癖です。でも、不安なことに変わりはありませんでした。

そして、発表の時間。ホームページを開いて、自分の受験番号があるかを探すと、なんと、無事に発見。私は、第一志望の大学に合格することができました。

その瞬間、安心して力が抜けたのか、勝手に涙があふれてきました。志望校があんなに決まらなかったのに、なんとか合格できた。良かった。数か月前には考えもしなかったけど、自分なりに頑張って、足掻いて良かったな。そう思いました。

今はその学校で、楽しい大学生活を送っています(現状はオンラインですが笑)。

というわけで、私の大学受験について書いてみました。私の後輩たちには、「私の二の舞を踏まないように」と言ってあります。やりたいことがあったら、早めに目標を立てる方が、勉強のモチベーションにもなると思うので。

これから受験を控えている方には、最後まで諦めなければ、絶対に結果はついてくるよ、と言いたいです。こんな崖っぷち受験生だった私でさえ、何とかなったんですから。

割と苦い思い出ではありますが、あの時頑張って本当に良かった。大学生になった今も、あの時みたいに、あの時以上に頑張らなければいけませんね。

それでは、読んでいただきありがとうございました。今回はこの辺で!

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