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自分自身をつまらないと感じた時は

 他人からどう思われてるのか、人はよく気になる。私もそう。口では「気にしてない」と言っている人も、アートやエンターテイメントに携わる人であれば特に、気にせずにはいられないはずなんだ。実像がそのまま存在証明に繋がるのだから。

 最近。というより、ずっとそうなんだけども、あるグループの集まりで「いつもつまらなさそう」「表情が掴めない」と言われた時から、私は自分のキャラクターが迷走している。空気のような存在でありたいとはずっと思ってるんだけども、何故か輪の中心にいたり、妙なテンションだったり、心理的に求めているキャラクターとは全く異なる私がいて、困惑することも多い。

 自己表現は好き……だとは思う。でも、自己主張は超がつくほど苦手。自分から何かを始めることが出来ない。基本的に他人を誘えないし、会話を始めることが出来ない。お仕事なら割り切れるけれども、きっとそういう時って、別の私が私を演じている。

 ザ・フォーク・クルセダーズの楽曲に『人生という劇場』があるが、家以外では、自分自身を演じなければいけないんだろうなあ……って、最近は考えているの。人生をうまく歩いていくためには、時に感情と上手く向き合った上で、私という名前の“俳優”を演じなければいけないこともある。いい人を演じる時も、わるい人を演じる時も、自分の中に棲んでいる獣を飼いならさなきゃいけないってわけ。

 「つまらないって思われてるんだろうなあ」と考える時が、最近は一日に一度くらいあって。就職活動ですり減ってたからかもしれないけど!

 まあ、弾け方というか、自分自身とうまくお付き合いしたいという。そんな話でした。

 2022.9.4
 坂岡 優

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