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ビジネスに役立つ頭を切り替える方法

さぁ、やろうと思ってもいつまでもできない事があるのは、なぜだろう。

机に向かっているのに進まない。スマホのバイブが気になって手を出してしまう。気がついたら、子どもが帰ってくる時間だ。スタッフとの面接の時間だ。

結局大して何も進まないまま、中断することになる。

やろうと思ってもいつまでもできない

私は書くことが「苦」じゃない。だから、ブログも、書類制作も始めてしまえば大枠はすぐできてしまう。性格が雑なので、誤字脱字、思考の飛び越えもあるから、何度か修正をする。こんな話をすると、「集中力があるのだろう。能力があるのだろう」と言われる。現実は、大きな隔たりがある。

冒頭のシーンはよくある私の日常だ。どうしてもやらなければいけないことがあると、無理矢理やろうとするのだが、全く進まない。やり始めたのは良いが、頭の中を子どものことやパートナーのこと、スタッフのこと、自分のやりたいこと、ボランティアのこと、など行き来する。文章で言えば、3行進めばいい方だ。生産性のなさにガックリと肩を落とす。さらに進んでいない割には、目は、パソコンの画面を見つめていたから、疲れている。目の下にクマでもできれいるのではないかと思う疲労感だ。理由は明確だ。頭が切り替えられていないのだ。

場所を変えて、頭を切り替える

頭の切り替えをするのに、場所を変えるようにしている。私の場合、場所を変えることで、得意なこと、できることが変わる。具体的に言うと、今なら「ひらめきが必要な作業はリビングの机」「事務的な作業は店舗兼事務所」だ。場所を意識的に変えるようになってから、仕事の進みが早くなるので、パフォーマンスが上がった。

例えば、確定申告の書類を家でやろうとしても進まないが、店舗ではやると決めた時間で終わる。ブログやセミナーの内容などはどんなに考えても店舗では、大してアイデアが出てこない。たまに何か話題を思いつくが、メモに止まる。膨らまない。

私はまさしくパブロフの犬だ。何度か作業をしているうちに、条件反射で頭が切り替わるのだ。新型コロナウイルスが流行する前は、カフェがもっぱら「ひらめきの場所だった」「演習問題を解く」のも、家よりカフェの方がはかどる。

入眠の儀式

感覚でしか捉えていなかったことを、自らの「頭を切り返すスイッチ」に作り替えるようになったのは、長男から行っていた「入眠の儀式」が参考になった。長男は0歳にしてあまり寝ない子だった。抱っこしていれば寝るが、ベッドにおろすと起きる。寝かしつけていてもなかなか寝ない。当時ワンオペ育児をしていた中で、最も時間を費やしたのが、寝かしつけることだった。母乳を良く飲んだ我が子は、生後3ヶ月には7.7キロ。腕は毎日だるく、永遠にこれでは自分の身が持たない、と感じていた。そこで調べて知ったのが「入眠の儀式」だ。

寝る前のルーティーンを作り、場所を作ることで、子どもが条件反射で「寝る」体制に入るというものだ。お風呂に入り絵本を読んだら、寝室に向かう。ベッドしかない、まさに寝るしかない部屋。そこでひたすら寝かしつける。4人を育てる間、どの子にも有効だった。全員リビングでハイテンションな状態で、寝室に入ってきても、数分すれば、寝息が聞こえる。上に兄、姉がいて寝る時間が遅くなりがちな次男も、寝室に行けばすぐに寝た。

この条件反射は大人にも使える。寝つきが悪い人は、寝室に本も、スマホも持ち込まず、ただひたすら、寝ることにだけ徹する。数ヶ月もすれば、寝付きは改善すると言われている。(もちろん考えことがある、など原因がある場合は、それを取り除かねばならない)

まずは場所を決めて数日試す

何かやろうと思っているのに、いつまでもできない、進まないと感じているのは、それが苦手なわけでも、やる気がないわけでもなく、ただ、場所があっていない場合もある、と考えている。

まず場所を決めて数日試してみる。しっくりこなければ場所を変えればいい。家の中だけで切り替えたい場合は、リビング、ダイニング、寝室、どこかの一角、と分けてみる。

会社で働くビジネスパーソンであれば、自分の机に縛られている人もいるだろう。どこか別の場所が使えないか、考えてみる。休憩室や使っていない時間の応接室。外に出れる人なら、カフェも一つの場所に入れたらいい。どうしてもない場合は、机の物の配置を変えることで気持ちを切り替える、など工夫をしてみるのはどうだろうか。


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