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未来のリハビリ&セラピストに必要なもの

こんにちは!

今日のPHYSICAL ONLINEではセラピストとして知っていて欲しいことをお伝えしたいと思います!

今はリハビリの分野の中でもロボットAIという言葉が参入してきています。

そうなってくるとリハビリ分野の需要はどうなっていくのか?

今回はリハビリの未来がどうなっていくのか?をあくまでも予想ではありますがお伝えできたらなと思います。

1.現在と未来のリハビリの需要と供給の割合は?

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2019年4月に厚生労働省が発表している内容では、現在の理学療法士教会の会員数は119,525名で作業療法士協会の会員数は60,399名となっています。

理学療法に関しては、国家試験が始まった約10年間は合格率15〜20%と難関であったのにもかかわらず現在では合格率が80〜90%と高く合格者も年々急増しています。

近年では約10,000人以上の合格者を出しており、年々増えてきていることがわかります。

さて、日本は高齢化が進んでいるとはいえ需要はあるのでしょうか?

2019年4月に行われた「第3回 理学療法士・作業療法士需給分化会」の報告では理学療法士(以下PT)、作業療法士(以下OT)の供給数が2040年頃には需要数の約1.5倍になると言われています。

つまり、将来的には供給過多を避けては通れないのではないか?というのが最近の見解です。

2.リハビリ×ロボット×AI

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供給過多なんて聞くとますます不安になりますが、一方ロボット、AIの分野とリハビリとはどのように関わっていくのでしょうか?

実際に今後は、テクノロジーの進化によりリハビリの分野がロボットやAIに代用されるのではないかとも言われています。

ご存知の通りテクノロジーの進化によりロボットやAIの導入によって、今まで人が行ってきた仕事の一部はいずれ機械化される箇所が出てくるのも事実です。

ロボットの例を挙げると、金属支柱付き短下肢装具とタブレットを同期させ歩行中に既定の角度にアシストするようなものも出てきています。

またAIが導入されると患者さんの情報を分析し、その人に合わせたリハビリプログラムの作成も行うようになるのではないかと言われています。

これは僕の個人的な要望も混じってますが、歩行分析なども現在は三次元動作解析装置などがありますが、それも機械に膨大なデータを食わせ、診断までできるようになってくれると嬉しいななんて思っています。

もちろん現在では人の手が必要不可欠であり、全て人間が行わなければなりませんが、テクノロジーの進化に伴いリハビリテーションの仕事の一部がロボット、AIに代用される日も遠くはないかもしれません。

3.人間が最後まで担う部分(予測)

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ここまでの話でいくと、じゃあ私たちの仕事はどこにフォーカスされていくのか?もう仕事はないのか?

とツッコミたくもなりますね。笑

しかしそんなことはありません。必要と思われることをまとめてみました。

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まずは挙げた通りですが、相手とのコミュニケーションは人間以外に代用することはできません。ロボットに話を聞いてもらうより、人間の方が安心しますからね。

また、リハビリは患者さんに直接触ることが多いです。私たちの手の暖かさや表情を見ながら治って欲しい、これからも予防して欲しい!という気持ちはロボットには出せません。

つまり人間にしかできない所での勝負が必要になってくると思います。

もちろんコミュニケーションだけできても、作成されたプログラムの最終判断を人間が行うとするのであれば、それ相応の知識は必要になってきます。

専門性を高めたいのであれば、認定試験を受けるのでも良いし、専門的な分野の知識を深く追求していっても面白いと思います。

またプログラムの組み替えとして、患者さんのその日の体調に合わせたものに組み替えることも私たちだからできることだと思います。

4.最後に

いかがだったでしょうか?今回はリハビリテーションの未来について私なりに考えお伝えさせていただきました。

現在、今回のCOVID-19の影響から学会もwebに掲載するようになり、研修会も映像アプリを使用して、リモートで行うなど時代が大きく変わろうとしてきています。

日本は高齢化が進んでおり、リハビリテーションの活躍の場は供給過多とは言われるものの、実際まだまだあると思っていますし、既存の活躍の場とは違った形で業界自体に需要が増えるかもしれません。

しかし、現状のまま国家資格を取ったら将来安泰の時代はもう終わりました。

日々同じことしか臨床でしないというのは「楽」ではなく今後は「リスク」です。

新しい時代に対応するためにも、昔と違ってリハビリという分野ではどんな人を世間は求めているのか?時代が進む中、あなたはどんな人にリハビリをしてもらいたいか?現在のテクノロジーのと知識をどのように融合させていくか?

その度重なる問いが、あなた自身の成長に結びつき、オリジナリティを兼ね備えた「あなた」というセラピストになり、将来重宝される存在になるんじゃないかと思います。

拙い文章ではありますが、最後までお読みいただきありがとうございました😊


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