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「いちごが食べたい!」「じゃああそこに行こうか!」
デートの予定ってみなさんはどうやって決めてらっしゃっるのでしょうか。
私たちは、週末が近づいてきたら「今週末何したい?」と話題をどちらからということもなくはじめて、その流れで決めることが多いです。
普段からお互いに「あそこに行きたい」「これ食べてみたい」と気になったスポットやお店のスクショを送り合ったり、話したりしているので、そこから予定を決めたりしています。
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少し前のことですが、個人的に急に遠くに行きたくなったことがありました。
仕事で行き詰まりを感じていて、リフレッシュしたくなったのもあり、遠くに行って知らない景色を見たい、知らない土地の空気を吸いたい、いつもと違う環境に身を置く時間が欲しくなったのでした。
彼はその週末、私が前から見たがっていた映画を見に連れて行こうと考えてくれていたようでしたが、私はとにかく遠くに行きたかった。
なので、「週末はあの映画を見に行こうか!」と提案してくれた彼に対して、「ごめん、あの映画もものすごく観たいんだけど、週末は遠くに連れてってほしい」と返信しました。
そんなわがままに対して「じゃあ遠くにいこうか!」と付き合ってくれる彼。いやいや、心広すぎないか。
「遠くって具体的に行きたいところはあるの?」「遠くにいってやりたいことはある?」「距離的にどこからが遠くに該当するの?」と漠然とした私の望みに対して、問いを与えて具体化してくれました。
私が少し前に「いちごが食べたい!」といっていたのを覚えていてくれて、ちょうど良い距離だったのもあり、いちごの生産量日本一の県に行先が決定。
「遠くに行きたい」と私が騒ぎだしてから行先が決定するまでそんなに長くはかかりませんでした。
急なわがままにも関わらず、私の好みや気分に合わせて予定を組んでくれる彼に感謝しかありません。
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行先を決めている間、「大好きな漫画のシーンみたいだ」って感じていました。
羽海野チカ先生の「ハチミツとクローバー」が大好きで、中学生のころから愛読しており、大人になるまでの間、ずっと野宮さんに憧れていました。
(野宮さんはかっこいい大人の男性キャラです。)
野宮さんが山田を連れて車でそばを食べに長野まで車で行ったエピソードが、まだ中学生の頃の私にはとても大人でかっこよく見えたんです。
フットワークの軽さや、そばを食べるためだけに県を超える長距離移動ができることに、「これが大人の余裕か!大人の男かっこよすぎる!」と思った記憶があります。
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実際、大人になっても県をまたいでご飯だけ食べにいくことなんてほぼなくって(日帰り出張はしばしば行ってるけど、それは仕事だからちょっと違うんですよね)、アラサーになってからも野宮さんのエピソードにずっと憧れをもっていました。
今回の彼の「遠くにいきたいの?じゃあ行こうか!」という一連の流れが、憧れのシーンのようでときめきました。
(※彼は全く野宮さんのような色気のある大人の男性系のビジュではありません。笑)
実際にプチ遠出して気分転換もできたし、食べたかったいちごがモリモリにのったパフェもとても美味しくって、とっても楽しい休日をすごすことができました。
そんな休日とときめきをくれた彼に感謝です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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