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正義ってなんだ?

前説

ちょっと最近自分的に嬉しいことがありましてですね。
まぁ筋トレの話なんですけどね
4/14から筋トレした後に写真を撮っているという外から見たらただのナルシストですが、まぁ僕は人はナルシストであることはそんなに悪いと思わないので個人的にはどうでも良いんですけどね。
1ヶ月のbeforeとafterの写真を貼っておくので見てください

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結構変わっていませんか????
もちろん食事制限もやっていますが、コレは嬉しいですね。
筋トレが3日坊主で終わってしまうっていう人は終わった後に自分の写真を取りましょう。そして毎朝起きたらこの機械に乗りましょう。
3980円で体重や体脂肪率や筋肉量など全部わかります


そしてそれと同時にスマートウォッチ持ってない人はコレも買いましょう
Apple Watchをdisるわけでもないですが、基本的に僕はあの製品はブランドで物を売っていると思っているので、ほとんどの人にはオーバースペックだとおもいます。後心なしかFラン大学と言われている大学になればなるほどこの所有率が高い気がします。
物の価値とスペックとリセールバリューを考えれば基本的に買い物でミスることはないと僕は信じています

ではここから本編です。
今回こんなタイトルではあるんですけど、別に僕もアンパンマンの話がしたいわけじゃありません。アンパンマンの暴力的解決はよくないよねとかどうでも良いです(なんか聞いたところによるとアンパンマンは暴力だけでなく一回言葉でもバイキンマンを諭そうとしたらしいですが、失敗して今のパターンらしいです)

あらすじ


今回は本ではなく1976年公開の映画である
「タクシードライバー」についてのあらすじと自分の考えを書きます

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このモヒカンのおじさん(トラビス)が主人公な訳です。
トラビスはベトナム戦争帰りで海兵隊を名誉除隊したという設定で、NYに住んでいるものの学もなくスキルもないので夜勤のタクシードライバーとして働きます
そして、大統領選挙が近くなったある日に立候補する議員の選挙事務所でスタッフの女性に1人に一目惚れし、話しかけデートに誘います。
しかしデートではポルノ映画に連れて行ってしまい激怒されて連絡も取れなくなってしまいます。
そこでなんと彼は彼女が働いていた選挙事務所のリーダー、つまりその議員を殺害する計画を立てるのです

そんな時また街中で綺麗な女性を見つけます。この女性(アイリス)をナンパしようとすると「私たちと遊びたいならあの男(マシュー)に声をかけて」という風に言われます。つまり、彼女は売春婦なわけです。男に話しかけると服装からではわからなかったけど、彼女はまだ12歳であるという事実を知ります。
彼はアイリスにこの仕事をやめるように諭しますが、なかなか話を聞いてくれません。彼女は家がつまらなくて家出をしてしまいこの道に進んだようです。
しかもマシューはアイリスに対して嘘の愛情を注いでおり、アイリスは自分はマシューの恋人なんだという勘違いをしています。

そんなこともありながら選挙が徐々に近づいて行って彼は街頭演説中の議員を銃で殺害することにしました。そこで闇商人から銃を3丁手に入れ、その計画を実行に移します。
しかし、CIAの護衛人から怪しいと思われ見つかって逃亡をします。
そこで彼はその殺気の発散場所としてアイリスをあの男から解放させてあげようとビルに潜り込み撃たれもしましたが、最終的にアイリスを解放させてあげることに成功します

彼は大統領候補を殺害する予定でしたが、最終的に12際の少女を売春婦という社会悪とされている職業から解放させて家に帰し、学校教育を受けさせた人物として社会的にもヒーロー扱いされ、ふられた女性からも見直されます

めちゃくちゃざっくりではありますが、話の流れとしてはこんな感じです。

解説(60年代のアメリカ)


そもそも、なんでふられたから議員を殺すというとんでも理論になるんだという疑問を持つとおもいます。
彼は最初に書いたようにベトナム戦争から帰ってきたわけですね。
ここでベトナム戦争終戦期のアメリカの状況が大事になります

このころのアメリカは60年代にケネディを当選させたり、黒人差別の是非や女性差別の是非について考えるというドラスティックに社会の変革が起きている時代でした。
ケネディはみなさん殺されたくらいのイメージしかないとおもいますけど、彼はベトナム戦争にもっと本格的に参入することに決めた張本人なので結構個人的には日本での評価があんまり悪くないことに不服です。

しかもこの時代ってもうテレビとかありましたから、ベトナム戦争の様子が毎日テレビで流れていたわけですね。ということは殺されている映像も流れるわけです。アメリカは当時から世界最強の国だったので世界のリーダーを貼っていたわけです。アメリカ国民もその事実を受け入れていました。

しかし、テレビで流されたのはなんの関係もないベトナムの民衆がアメリカ軍から殺されている映像でした。
アメリカ国民はこの映像に対して不服であり、世界のリーダーである自分たちの国家がこのようなことをして許されるわけがないという思いでデモ活動がめちゃくちゃ起きます(このでもから後のゲイの差別のデモなどの社会運動につながり、のちに日本でも学生運動ブームが来ますが、最初はコレです)

本国がこんなことになっていて、ベトナム戦争帰りの軍人は社会的に批判されます。しかも自分たちはアメリカのため、つまり国ためという誇りがあってベトナムに行ったのにです。それで精神病を患ってしまう人もある一程度いました。きっとトラビスも精神病も患っていたんでしょう
ちなみに僕が世界で3番目に好きな映画のフォレストガンプが精神病っぽく描写されているのもこの影響です(まぁあの映画は戦争シーンがあるので察することはできるとおもいます。)

正義ってなんだ?悪ってなんだ?


この映画では結局トラビスは正義のキャラクターとして描かれます。ちなみに彼の運転シーンがありますが、黒人に対しては特に何も感じていないようですがNYの街並みはすごい嫌いでした。

でも思い返すと彼って大統領候補を殺害しようとした本人なわけですよ。しかもターゲットには特別な恨みを持っているわけではありません。

こんな風に彼は偶然にも正義のキャラクターになることができたのです。もしここでアイリスに出会っていなければ彼女は正義のキャラクターになることはできないので悪のキャラクターとして描かれ、最後も有罪判決などのシーンで終わっていると予想します。

人はいろんな感情を持っています。良い感情もありますが、誰かが恨めしいや妬ましいなどの感情があります。その感情がいい方向に動くのか、それとも悪い方向に動くのかなんて誰もわかりません。

この映画を見ると正義と悪は紙一重なのかなと考えられてしまいます

最後に


僕がこの映画に出会ったのは大学2年生ですが、その後1年後にあるとんでもなく社会的に悪影響を与えるのではないかという映画の公開がありました

それはみなさん知っているであろう
「Joker」です

ダウンロード (2)

僕もカナダで見たんですが、なかなか衝撃的な映像の数々でしたね。でも僕は見終わった後に少しモヤモヤが残りました
「なんかこの話知ってるあぁ。。。。。」と
それがなんと「タクシードライバー」なわけです

彼らは社会的に迫害されたことによって一見悪の立場になっているわけです。でもタクシードライバーでは新聞に取り上げられたり、Jokerは同じ境遇の人々を仲間にして最後街で暴れて笑っているわけじゃないですか
つまり彼らの境遇って時代が違うだけで境遇は同じなわけです

このことに気づいた自分はゼミに入りたくて映画好きの先生(今はここのゼミ生です)にこのことをLINEで言ったんですね。そしたら先生から
「お、それ確かにそうやな〜。その気づきってめっちゃ面白いね!!ウチでいいからそれで卒論書いてみない?」

いや、実はコレ意味わからん発言なんですよ。
だってここのゼミの専攻って「近代アメリカ文学」だから
今はゼミがzoomであるんですが、みんな南部間の黒人女性差別や労働者階級などの文学作品を見つけて論文書いていますが、なぜか僕だけ映画見て、60−70年台の社会に関する論文と現代のアメリカの貧困層についての論文と音楽(主にジャズ)に関する論文を読んでいます。
ちなみに昨年卒業したゼミの先輩から「F(苗字のイニシャル)って何やりたいの?」って聞かれたので「映画比較です。」と言ったら「何言ってんだこいつ??」みたいな顔をされました
先生に聞くと文学ゼミなので映画モチーフにして卒論書いた奴なんて過去一人ともいないらしく、先生もたまにはこういう学生いてもいいじゃんっていう善意の元入れたくれたらしいです
そもそも英米系学科で映画について書いてきた学生がそもそも過去に数人したいなかったらしいです。

ちょっと自分でもどういう卒論になるのかいまだにわかりませんが、とりあえず締め切りの1月中旬くらいまで全力で書こうと思います!!!

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