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僕らは数百年に一度の経済の変わり目を経験しているのかもしれない

こんにちは、ゆうです。
前回のダイエットといううか筋トレの記事が今までの記事で2番目にスキをいただいたので少し意外でした。

コレからのことですが、投稿頻度がかなり落ちてくると思います。
多分週に1回程度です
理由としては卒業論文の執筆です。
僕は英米系の専攻で卒論は「アメリカの1960年代」60年代を取り上げた理由は今のアメリカに大きくつながっていて最も激動の時代だったと思うからです。
しかも僕のこの卒論を書くために入ったゼミは英米系では一番厳しいと言われているところなので頑張ります。他のみんなは文学作品を1つ取り上げてその考察とかをやる人がほとんどですが、毎年一人くらい僕みたいに社会全体のことだったり、映画を通してやる人がいるようです。(去年はアセクシャルについて書いた人がいましたがユニークな論文でした)

そういうことで今後卒論に関する本を大量に読まなければいけません。ただし、僕みたいに文学研究をしない学生だけNY Timesを参考文献に使っていいルールがあるためNY TimesのMovie Reviewを使いますが・・・・(NY Timesの英語ちょいちょいムズイから時間食いそう)

ところで、この前Instagramを見ていたらあるインフルエンサーがNewspickについて僕の意見をまとめたような投稿を見ました。
ちなみに僕の情報源はテレビ東京BODと日経新聞なのでNewsPicksをつかいません。使わない理由としてはNews Pick自体がかなり苦手なんですね。その理由がこの画像1枚にまとめられています

スクリーンショット 2020-05-19 14.35.06

今回の本ってどっちかって言ったらNews Pick とかで取り上げられそうな本なんですけど、経済学部の友達から面白いから読んでみと言われて読んでみることにしました。
以下本編です。
前回や前々回みたいに分けるのもいいですが、今回から自分が大事だなっていうとこだけ書いていくのでできるだけ短くします。

「お金2.0」

現代社会では「お金」「感情」「テクノロジー」の3つのベクトルがバランスをとりながら未来の方向性を定めている
引っ張る順番もこの順番だが、バランスが取れていないと世界がうまく機能しない(感情を無視したお金稼ぎなどの情報商材はクソみたいな例かなと)

Fintech2.0とは既存の金融を模試して再構築するので今のメインストリームにいる人たちから見たら懐疑的に見られる傾向がどうしてもある。

そもそも中央銀行のシステムが登場したのがここ100年なのでビットコインが100年後のスタンダードでもおかしくはない

ビットコインは通貨としての定義に当てはまらないという批判があるが、そもそも考え方が最も違うものなので、法定通貨と考え方を同じにすること自体がナンセンス

経済とは巨大なネットワークじゃない?

そしてそのなかには3大欲望がある。
1:本能的欲求/2:金銭欲求/3:承認欲求

そしてそのようなネットワークにはいくつかの特徴がある
1・偏りの偏在
  人気ランキング上位のものを多くの人が買うように偏りが存在する
  世界の1%が富の半分を所有している事実からも言える
2・不安定性と不確実性
  今回のコロナショックのソフトバンクの決算がいい例だと思います

生産活動をうまく方法(あくまで企業の生産活動)
1・インセンティブの設定(金銭的なものより社会的なものの方が強い)
2・リアルタイム性
3・不確実性(自分である程度想像しながらできる)
4・ヒエラルキー(概念に近い経済だからこそ定量的なものがいる)
5・コミュニケーション(1つの共同体であることの認識)

安定するためには以下の要素が必要になってくる
1・物事の寿命を考える(すぐに切り替えられるサービスの準備)
2・取り組む人たちで「共同幻想」を持つ

コレを通すとエンジニアに報酬が与えられるビットコインを考えたサトシナカモトは実は理想主義者ではなく、現実主義者ではないだろうか。
実際国が通貨を作るのには様々な経済学者が通貨が経済の成長を阻害しているとも言っている

SNSのTwitterやFacebook近年ではInstagramはこのような社会的評価という人々の欲しているポイントを突いていることで発展してきた。
他にもヘビーユーザーにはロイヤリティを与えてさらにのめり込むようにも作ってきたサービスもある。

私たちは報酬がないと頑張れない。
その報酬は時代によって変化している。例えば以前は金銭のみだったのに対し、イイねなどと言ったい一種の情報を報酬と思うように私たちは考えている。

経済と自然はよく似ている

「絶えずエネルギーが流れている環境があり、相互作用を持つ動的なネットワークは代謝をしながら自動的に秩序を形成して情報を内部に記憶することでその秩序を強固にする」
後半部の「情報を内部に記憶することでその秩序を強固にする」とは少し説明すると、情報とは選択の際に必要のあるものでありそこに不確実性があるからこそ成り立っている。だから情報をため込んでおくことによって既知のパターンが増える

テクノロジーの発展は線で考えないといけない
線で考えるとは、現代の社会システムがどんな課題を解決するのかという「原理」を正しく理解して、そしてそのテクノロジーはどのような変化を示しているのかということを理解すること

近年ではバイクや車のシェアリングエコノミーが少しずつ主流になっていっているが、ペイメント系のアプリもものを発行しているわけではなく、あくまで個人のサポートをしているので考え方は同じ。
シェアリングエコノミーを進化させるためには「トークン」が必要
コレはその経済圏でしか使えない通貨であり、経済圏が大きくなっていくことに最適化しやすくなる。

このようなトークンは現実のアセットと結び付けることで価値は増大
通貨型(楽天ポイントのようなもの)や会員権(クーポンなど)
このようにすることで簡単にしかも低コストで自らの経済圏をつくることが容易になる
逆に全てを統括しようとするものが現れると反発するものも現れるので経済圏の価値は減ってゆく
このように今「経済の民主化」が起こっている

現在の金融市場では実体経済以上のお金が生まれている。
コレでは人々がお金って本当に大事なんだろうかと考えてしまうようになり、お金の価値が下がりその代わりになる価値観を探す
そこでNGOなどの社会的なものに目がいく。
このように資本主義の価値観と私たちの価値観に溝が生まれるようになった

しかしお金は必要なのでこの「評価」を「資本」に変える必要も出てくる
コレが現在のYoutuberやライブ配信者がお金を手にすることができる原因
ネットの普及で自分の価値観をどこかに保存しておけるようになった

このような流れはGoogleやFacebookのような企業にも言える。彼らが大量に手にしたデータはいろいろお金を生み出すことができる。

よって今は資本主義から評価主義に移り変わっている


しかし評価経済に疑念もある
1・インフルエンサーが紹介したものやアクセス数などの注目や関心はいつの間に評価や信用に移り変わる
2・注目や関心などのために社会規範を外す行動をするものが現れる

資本主義ではマネーキャピタルを増やすことができる人が正義であったが、評価経済ではソーシャルキャピタル(社会的資産)を増やせる人が正義であり今後も勝ち続けることができる。社会的に価値あるものは永続的(paypalなど)だが、目先の利益しか負っていないもの(イケハヤのような商材)は崩れる

複数の経済圏を持つことで何かの指標が合わなくなったときに自分のエリアを切り替えることによって自分の居心地のいい環境を選べることができるようになる

人々は経済の発展で必要最低限の生活は送れるようになって、人生の意義をお金を持つことから好きな生き方をすることというように内面を重視するようになり、精神主義的な考えに写ってきた(なんか50年代のアメリカの大量消費社会から60年代のヒッピー の登場みたいですね)

今回はコレで以上です
今回ん本は繰り返していることがちょっとあまりにも多かったので1hくらいでさくっと読みました。このまとめには本書通りではありませんが、今後も全部書いて行かずに自分が大事だと思ったところや気になったところだけ書いていこうと思います


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