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ファイナンス基礎論2/2

*このページは基礎論の2/2です。
1/2を読んでない方は下記からまずそちらの方をよろしくお願いします

GWがやっと終わりましたね。まぁほとんどの人がGWの期間は家にいたと思います。僕も例外なく基本的には家にいてバイトだけ外に出ていました。早くコロナが収束してみんなでBBQしたり、飲み会などをしたいと思います。また、僕はたまにクラブに音楽を聴きに行くのでこちらの方も楽しみたいですね。

僕が買いているこの日は任天堂の決算が発表された翌日であり、朝のうちに決算内容をざっと目を通しましたが、あつ森が凄すぎてびっくりしました。ちなみにアメリカ版でのタイトルはCrossing animalsらしいです。

そんな巣篭もり消費ですが、実家も最近聞いた話だと父が映画が好きなので家での時間を快適にしようと思い高いSONYのお金を払ったらしいです。ちなみにQOLは爆上がりしたらしいので、僕も今度正月かお盆に実家に帰るのでその時にちょっと触らせてもらおうと思います。ちなみにいくらか聞いたら15万もしたらしいです。父が趣味に対して手を抜かないことは知ってましたが、流石によう買ったなと感心しました。

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まぁそんな話をしながら今回も企業のファイナンス、いわゆるコーポレートファイナンスのざっくりした入門理論についてつらつら書いていきます

ざっくりわかるファイナンス」

税引き後営業利益から投下資本(有利子負債+株主資本)で割った物をROIC(投下資本利益率)という。この数字は投下資本についてどのくらいのリターンを得たかの数字になる。
つまり経営者の使命=WACC<ROIC(この2つの差をEVAスプレッドという)

お金の価値は時代によって変わる。
資本主義は成長し続けるのだからお金の価値は下がっていく。このコロナショックも大恐慌やリーマンと同じようにただの歪みです。ここで日本の場合日銀の黒田総裁の超低金利政策など歪な状態でした。コレが正常化されただけです。もはやコレをチャンスと思って立て直した方がいいです。日本の株価は一時24000円とありましたが異常です。

ここから少し一般向けの話になります
僕の家族は掛け捨ての生命保険以外入っていません。今の日本だと知識さえあればまず死ぬことはありません。そして、貯蓄型保険だのなんだのはリターンが最悪です。世の中にはこういうマネーリテラシーが低い人をカモにした商品があります。(僕が保険や証券業絡みを引いた理由がコレです)

お金の将来価値の計算方法
FV = CF *(1+r)^n
FVが将来価値/CFが元本/rが利率/nが年

現在価値の計算方法
PV = CF/(1+r)^n
PVが現在価値/CFが元本/rが利率/nが年

この考え方をマスターすると金融商品の理論的な価格がわかる。この価格は現在のお金の将来的な価値がそのまま値段となっているため(FP3級でもこういうのが出てきます。要は保険会社とかはこういうので法外な値段で釣って儲けちゃいけないんですね。)

リスク認識が変われば割引率(要求する利回りのこと)も変わる
コレが高ければ現在価値は低い
コレが低ければ現在価値が高い

フリーキャッシュフローとは企業が将来生み出すキャッシュフローから、事業を継続するにあたって〝支払う必要がある〟キャッシュフロー(原材料費など)を差し引いたあとのキャッシュフローのことを指す。コレはあくまで債権者や株主に帰属しているので支払利息なども含まれている.

次に継続価値を計算してゆく。コレはある年のキャッシュフローの現在価値に直した物
継続価値=翌年のFCF/WACC-g
FCFはフリーキャッシュフロー/gはFCFの成長率

例えばキャッシュフローの予測年が10年で11年目のフリーキャッシュフローが5億とする。WACCを10%とすると62億500万円

企業価値から有利子負債を引いた物は株主価値であり、コレを市場の株と見てみると割高か割安か分かる。割高な原因はフリーキャッシュフローの計算が甘い。もしくは投資家のリスク危機が低い

企業価値を高めるためにはWACCを最小にしてフリーキャッシュフローを極大化してもし非事業でのキャッシュがあるならその事業を売却してキャッシュに変えて投資か投資家に還元

NPV法=プロジェクトが将来産むキャッシュフローから必要な投資額を引いた物
 コレが0より大きければ投資するし、低ければ不適格
各プロジェクトの合計に本社機能のNPV(本社はキャッシュを生み出しているわけではないのでマイナス)を足さなければならない

IRR=内部収益率といい、価値とか価格がが0になる割引率
EXCELにもIRR関数が存在
WACCより大きければ投資するが、小さければ不適格
しかしコレは運用サイドにしか目が行っていないので調達サイドに立った時に調達の方の金利が高かったら意味がない
IRR方がプロジェクトの規模を反映せず、期間が短けれ短いほど数字が大きくなるのでそこが弱点

回収期間法=投資したお金が何年で変えてくるか
しかし、お金の時間的価値やプロジェクト全体のリスクを無視しているのでいい方法とは言えない。

完全市場(税金などがない市場)の元では調達の方法は一切関係ない。企業価値はフリーキャッシュフローを生み出す力
ただし実際は完全市場ではないので節税効果の分だけ価値が高まる


今回でこのファイナンスの話は以上です。FP2級の資格持ちと簿記2級の途中まで理解しているつもりの自分でもたまに整理しながら読んだので結構時間がかかった気がします。
明日はある大学のテキストを用いながら今の日本の政治(結構批判的ですが、僕もほぼ同じ意見の人間です)を解説していこうと思います。



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