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先達に学ぶ

先達という言葉とこの特集を読んで初めて知った。
“先に道に達し、導きをする人” 私は今までそのような人に出会ったことはほとんどいない。
尊敬できる人生の先輩にはたくさん出会い、学ぶことも多かったが
“道に達して、導く“そこまでの境地に達することのできる方は本当にごくわずかで
限られているのだろう。

詩人の坂村真民さん 以前の致知の特集でも先生の詩について書かれていましたが、
今回の特集の中にある 創造する人間は絶えず危機の中に身を置いていなければならない
は今まさに私たちに問われていることだと感じました。

創造とは“未来への新たな価値を生み出すこと“それは日々安定した日常でなかなか生まれないこと。危機感を持って、このままではいけない。という状況でこそ
新しい価値を生み出すチャンスなのである。ということだとこの言葉を読み私は感じました。

未来にしっかりとした花を咲かせるために、創造すること。
その可能性の種がたくさんまかれ始めているいま、それを活かし、肥料と水やりをしっかり行い育てていくことができる環境を作ることが重要。

その方法や考え方のヒントを
私の見えない景色、経験をされている先人の過去から
たくさんの危機的状況を克服し、創造してきた先人ちから学び
そして、現在様々分野で活躍している先達からヒントを得る。
ということを心がけ、創造することへつなげていきたい。


正義の人

この特集を読んで“正義”ということについて考えてしまった。
ここで特集されている”軍人”と“戦争”がテーマだったからだ。

確かに、樋口さんが行ってきた数々の正しいこと。はこの特集を読んだ限り
人道的であり、義を重んじる判断は正しいのだろうと思ったが、
戦争という人の命を殺める行為の中で生まれた出来事には一方の側面だけでは
判断できないことが多いのではないかと思ったからだ。

自国を守るために、相手の兵を殺す。ことは正義。
弱者を守ること。も正義。味方のために尽くす。ことも正義。
戦うことも守ることも正義であれば、一体正義とはなんなのか。

人はなぜ、争い戦うのだろうか?悪があるから正義が成り立つのである。
悪がなければ正義なんて必要ない。
ただ、人間には、そもそも悪という感情が必ず備わっているからこそ
それを律するために正義という概念があるのだと私は思う。

近代日本の歴史の中で、もっとも大きな出来事。第二次世界大戦。
“戦争=悪”二度とこんな悲劇が起こってはいけない。
戦争に負けた日本は復興に向けて皆が前を向き立ち上がり経済成長を遂げた。
負けたからこそ今の平和がある。と教えられた記憶がある。

今回のテーマでもある先達に学ぶ。戦争によって沢山の犠牲や悲しい思いをした方々。
日本を復興に導いてくれた先人。武力を行使しない国になった日本を作った方に
学び、地域や国、人種、宗教、思想、マイノリティーなどを理由に争うことこと
から共存、共生していく社会にしていくことを私たちが学ばなければ
ならないのだと。



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