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京都ライター塾アドバンスコース振り返りレポート(第3回)

ライターの江角悠子さん主催の「京都ライター塾 アドバンスコース」もあっという間の3回目。
ライター塾が気になる方にお届けすべく、今回も振り返りレポートを書いていきます。

●前回の課題「企画書」のシェアからスタート


第2回で学んだ企画書の書き方をもとに、課題として出ていた「企画書を書く」。
書きたい記事を、書きたい媒体の編集の方へ送ることを想定して、実際に企画書を書いてみるという課題だった。具体的には、A4サイズ1枚に、【想定雑誌名】 【想定読者イメージ】 【企画タイトル案】 【企画内容】【(時間があれば)この企画を考えた理由】をまとめるというもの。企画書を書いてみた感想のシェアから講座はスタート。

私の正直な感想は「難しかった」だ。
書こうとする媒体に提案する内容=対象の媒体では取り上げられていない、つまり、その記事で書こうとしている内容を読者は「知らない」(もしくは「詳しくない)。そう仮定して書き始めたら、まず記事がどうの前に知っておいてもらう必要のある知識の部分を説明をするところで躓いた。
江角さんから「内輪で話すのは楽だけど外の人とは難しい」と言われて、なるほど、となった。最近、外の人に対して説明することが少なくなっているのもあるのかもしれない。言語化の難しさをあらためて感じた。

ここで、前回の講座でも学んだ企画書の書き方、企画の立て方の復習。

○企画書のゴールは
 ・(大前提)採用されること
 ・読者へのメリットが感じられること
 ・どんなページになるが全員が想像できること

○どこに企画提案するか?
 ・まずは自分が記事を書きたい媒体を見つける
  (もしくは自分のメディアで書く)

○書きたい媒体(出版社)を調べる
 ・好きな媒体
 ・自分の興味と合っている媒体
 ・自分と合いそうな媒体を探す
 ・書きたいテーマを扱っている媒体を探す

○媒体を知る
 ・媒体のコンセプトは?
 ・読者が興味あることは?

○重なる部分を見つける
 ・自分だからこそ書けるテーマ、書きたいこと
 ・読者が読みたいもの、知りたいこと
 ・まだその媒体で書かれていないこと

重なる部分を見つけると企画が通りやすい。「三方よし」な企画かどうかを考えてみること。
あわせて、もうひとつ教えていただいたのが、「紹介される対象(人・店・物のメーカー等)が喜ぶかどうか」という発想。すごくすごく大切なことだと思ったし、ライターとして書くことのヒントだと感じた。

 ●フィードバックの時間


各自が書いた企画書を発表しフィードバックしてもらう。そして、江角さんがしてくださった企画書の添削を読む時間。
江角さんの添削はじめ、みなさまのフィードバックを受けて気づいた私の企画書のマイナス点は

・カタカナ言葉が多くて読みづらい
 つまり、読者(ここでは編集の方)が離脱しやすく伝わらない可能性が大きい。
・そもそも企画書になっていなかった
 なぜこの記事をこの媒体に提案したいのかという大前提が盛り込まれていなかった。

重なる部分を見つけることやどの媒体で書くのか等を意識するという要素は、少し進歩したかもしれないけれど、大事な「誰が読んでもわかる文章」にはできていなかった。前回に引き続き。なかなか体に、頭に染み込んでいないなぁと凹む。

今回書こうとしていた「コミュニティカンパニー」については、まだ定義が定まっていないというか、新しい考え方のため辞書などにも載っていない言葉で、用語の説明が難しかった。そこに気を取られて、カタカタはそのまま使ってしまったし、1番大事な「この企画をした理由」が全くと言っていいほど書けていなかった。

カタカタなどわかりにくい言葉については、私の言葉に言い換えてみること、私が説明できるようにすることが大事だと感じた。難しそうと怯むのが本音。でもその感情を手放してまずはやってみよう。

企画をした理由が書かれていないことは、発表の時間に自分で話してみることによってようやく気づけた。
以前、江角さんが教えてくださったが、書く前にまず「話してみる」ということで見えてくるというのは、本当にそうだなと実感した。

また、企画の理由が抜けいているというのは「読者にどんなメリットがあるか」を考えるという企画書のゴールが抜けていたということにも気づけた。
企画書のゴールは企画が通ることだけれど、実際のゴールである記事を読んだ人がどう変わるかというの意識が抜けていた。
毎回毎回「教わっているはずなのに…」と少し切なくなるけれど、何度でも気づいて直していこう。

●次回までの課題「インタビュー記事を書く」


実際に人物インタビューをして対象の媒体の読者に喜んでもらえる内容の記事を書く。そのために企画書と質問リストを書いてみるというのが次回までの課題になった。
基本的には、江角さんにインタビューして記事を書くというもの。
どの媒体を想定するか。どういう切り口で書くか。そこからまず企画書を作って、インタビューをして、記事を書く。
過去にライター塾で江角さんにインタビューさせていただいていた私は、今回の企画書でインタビューをしようと考えていた方にお願いすることにした。
アドバンスコースで江角さんにも読んでいただけるせっかくの機会だから、書きたいと思ったことを形にしたい。ブラッシュアップして挑みます!

●全体を通しての感想

私は何をしたいのか、どんな記事を誰に書きたいのか、という根本のところが揺さぶられたというか、ヒリヒリした今回の企画書の課題だった。
ただ、「企画書は日常の些細な行動にも応用できる」という江角さんのお話を聞いて、もう少しガチガチにならずにやってみようというところに至れてよかったと思う。視野が少し広がったような気がする。本当にこの学びの場の存在はありがたい。自分ではなかなか気づけないことを教えてもらえる。

もうひとつ、江角さんから「インタビューはその対象の方とお近づきになるチャンス!」というお話を聞いてウキウキしてきた。夢が膨らむなぁ。

まずは今まさに企画中のコミュニティカンパニーついてのインタビューから。
私の興味全開のネタだけど、記事という形で昇華させたい。楽しもう!

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