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在宅プログラマーと育児の相性は…?という話

今日もお疲れ様です。

5月16日に「3歳までの子供がいる職員を在宅勤務にすることを企業の努力義務に課す」という政府の方針に関するニュースが目に入ったので、

今回は、在宅プログラマーと育児の相性について
筆者の体験をもとに書いていきます。

実際、在宅プログラマーと育児の相性ってどうなの?

これについて、まず結論から書いてしまうと

育児と在宅プログラマーの相性は絶望的に悪いです。

それはなぜかというと、プログラマーという仕事の特徴育児の特徴絶望的に嚙み合っていないからです。

プログラマーの仕事の特徴

プログラマーの仕事について、どんなイメージをもっていますか?

恐らく、ひたすらパソコンに向かって何かを打ち込んでいるイメージなんじゃないかな、と思います。

でも実際は、パソコンに何かを打ち込む時間より、ひたすら何かを考えている時間の方が圧倒的に長いです。

「やりたいことを実現するためにはどんな風にプログラムを書けばいいのか」
「今書いたプログラムに無駄は無いのか?」

ここはこうして、あれはこうで…と頭の中で考え、思いついたプログラムをバッと書いていく…

というサイクルで仕事を進めることが多いので、長く深く集中できる時間が必要になってきます

近い感覚としては暗算が近いかもしれません。

頭の中で計算し、途中式も覚えつつ、別の計算をして答えを導き出す…
という点は感覚が近いと思います。

育児の特徴

これは説明するまでないかもしれませんが、一応書いていきます。
(なお、筆者は1歳の娘を持つパパなので赤ちゃんの育児を前提としています)

育児というのは数分に一回トラブルが起きます。

オムツで泣いて、おなか減って泣いて、掴まり立ちから転んで泣いて、昼寝をしたと思ったら泣いて…

というように、常に何かしら起こります。

そして、その一つ一つが赤ちゃんの命を奪うトラブルに繋がりかねません。

掴まり立ちから倒れた赤ちゃんが、床に頭を打って亡くなってしまったという悲しい事故もあるくらいです。

そのため、常に意識が赤ちゃんに持っていかれます。

在宅プログラマー×育児

さて、二点の特徴を踏まえた上で考えてみましょう。
前述で例えたようにプログラマーの仕事をクイズだと考えてもらって、

暗算しながら育児ができるでしょうか?
ある程度計算が進んだところで、赤ちゃんが泣いたとして

オムツを替えて、泣き止むまであやして、泣き止んだ赤ちゃんをベッドに置いた時、途中まで計算していた式は頭の中にあるでしょうか?

ほとんどの場合は一から考え直しだと思います。
というか、僕の場合は一から考え直していました。

そのため、仕事の効率が非常に悪くなり、残業も増えてしまう上、
在宅で終電もないため、遅い時は夜中の4時まで仕事をする日もありました。

家族との時間を増やすために在宅ワークにしたにも関わらず、
結果的に出社していた時より拘束時間が長くなる…
という本末転倒な状況に陥った時期もありました。

このように長く深い集中が必要なプログラマーの仕事と、常にトラブルが起きるため目が離せない育児というのは、とても相性が悪いのです。

最後に

最近は、「在宅ワークがしやすい」という触れ込みに影響を受けて
プログラマーを目指す人が増えてきましたが、

プログラマーを目指す前に、なぜ在宅にしたいのかを考えてみて欲しいです。

それがもし、育児や家族のためであれば、もしかしたらプログラマーは相性が悪いかもしれません。

というわけで、
今回は在宅プログラマーと育児の相性について書かせていただきました。

それでは、ここまで見て頂きありがとうございました。

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