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新波ねる nel neenami
2024年4月14日 11:50
わたしは愛が欲しかったのだ。誰のものでもない、わたしだけの愛。傷つけても、守っても、揺らいでも、嘘をついても、何をしても自由な愛。わたしはそれが欲しかった。 郊外のワンルームアパートの窓辺から夜を眺める。わたしのすべて。これがわたしのすべて。この窓辺から見える景色がわたしのすべて。それがいい。そういう感じがいい。わたしにとって、それは愛。愛を感じるもの。 切れかけのフィラメント、まばらな