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組織の実行力を高めたい人が読む本

今回は現在、興味深く読んでいる本「戦略を、実行できる組織、実行できない組織。」の学びをシェアさせていただきます。「サマリー・ビフォー・気づき・ToDo」というフォーマットに沿って感じたことを記していきます。

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サマリー

この本を一言で言うと、「何をすべきか(戦略)ではなく、どのように実行するか」に焦点を置いて書かれた本になります。組織に4つの規律を導入することで組織が実行できる組織になることを具体例を交えて解説されています。具体的には、以下の4つの規律が「実行できる組織に変える」と唱えています。

1. 最重要目標にフォーカスする
2. 先行指標に基づいて行動する
3. 行動を促すスコアボードをつける
4. 説明責任を果たすリズムを生み出す

ビフォー

この本を読むまでは、仕事、プライベートにでも、「こうすれば、成果が上がる」という感覚をもとに実行に移していました。具体的には、体重を減らしたいと考えたら、頭の中で摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように行動しようといった具合に。自分ひとりであれば、このように感覚で捉えても問題ないかもしれませんが、組織となると、皆違う感覚を持って生きているのでうまくいきません。

気づき

この本を読んだ気づいたのは、先行指標を設定する重要性です。先行指標とは、成果に直結する先にわかる指標のことです。YouTube投稿を例にすると、動画投稿数などを指します。当たり前ですが、成果を上げたいと思ったら、先行指標を動かす必要があります。なぜなら、動画投稿をせずにYouTubeで成果を上げることは難しいからです。先行指標を設定するうえで大切なポイントが「予測可能で自身が影響を及ぼせるものであること」です。先ほどの例でよくある間違いとして、チャンネル登録者数や平均視聴時間を先行指標に置いてしまうことです。これは、自身が影響を及ぼせるものではないので先行指標とは言えません。あくまで自身が影響を及ぼせるものを先行指標としないと、仮説検証ができなくなります。いつも頭の中で感覚としてやってきたことが先行指標という言葉で表現されていて腹落ちしました。

ToDo

この本を読んでからやることは、会社に先行指標を追跡する仕組みを取り入れることです。ビジネスをしていると常に求められるのは結果です。なので、必然的に売り上げや利益などの遅行指標に目が行きがちです。ただ、遅行指標は自ら動かすことはできません。なので、遅行指標ではなく、先行指標を組織として追跡する仕組みを導入したいと考えています。当時はなんとなく従っていましたが、前職のヨミ表などは先行指標が遅行指標に直結していることがわかる良い仕組みだったと今更ながら気づかされました。

今回は「戦略を、実行できる組織、実行できない組織。」を読んで特に感じたことを言語化してみました。どうしたら、組織の実行力が高まるかヒントがたくさん書かれています。組織で成果を上げたいと考えているリーダーにおすすめの本です。

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