見出し画像

部活やるなら高2から勉強せよ!(辛口注意)

Image by Tim from Pixabay


1. 受験勉強は今からはじめよう

皆様の「受験生」の定義は何ですか?
高校3年生と浪人生……?
定義なんて考えたこともないかもしれませんが、なんとなく高3以上が受験生だと考えている高校生が多いんじゃないでしょうか。
今日は~そんな~高校生に~

を入れる~~~!!!
Fooooo!

……なんだこのテンション笑

1-1. 2浪受験生と高1の勉強期間は等しい

お察しのとおり、高校生になった段階で受験勉強がスタートするんです。
よく考えてみてください。
浪人2年目の受験生は、高3時に受験勉強を始めたと仮定すれば、次回の大学入試まで合計で3年間勉強していることになります。
現役で大学に合格しようと考えたら、高1から始めないと2浪生と同じ期間の勉強ができなくなりますね。
時間がすべてじゃないのはわかります。
でも時間がないから受験生は嘆くのです。
時間がないからもう1年の期間をとって受験勉強を延長するんです。
だから今から始めなければいけないんです。

1-2. 受験生の傾向

私はただのアルバイト塾講師なんですけどね、それでも大学入試にむけて努力している生徒の皆様を応援したい気持ちは正社員の塾講師と同じだと自負しています。
特に私は個別指導の塾講師なので、生徒=クライアントの人生を左右する重要な局面に立ち会っている責任も強く感じます。
だからこそ第一志望校に合格させてあげたい……
切実に願っているんです!

でも、大体塾に通いだす方々は高校3年生が多数なんですよね泣
もちろん、塾に通うのは3年生になってからでもいいでしょうし、別に自分で勉強ができるならば塾に通う必要はないんです。
じゃあ何が問題かっていうと、塾に通い始めるほとんどの方が
今まで勉強してきませんでした
って感じなんです。

仮に高3の4月に入塾して、そこから入試本番まで勉強のことだけ考えて生きていきますっていうんだったら早慶も十分狙えるでしょう。
ただ、ほとんどが部活の引退までは勉強に100%集中できないよって状況なんです。
読者の皆様もきっとそうでしょう。

2. 部活が忙しすぎる!!!

2-1. はじめの一歩が一番大変

高2まで勉強してきませんでした。
高3になったので勉強始めます!
部活は6月まであります!
ってケースを試しに想定してみましょう。
何が起こるでしょうか?

今まで勉強してこなかったってことは、基本的な概念からわかっていない可能性大。
まったく新しい概念を身に付けるのって、意外と大変。
基礎とか基本って、土台っていう意味で決して簡単手意味じゃないんです。
盤石な土台を作るにはそれ相応の努力と時間を要します。

つまり1度コツをつかんでしまえば、そこから一気に成績は上がるのですが、そのコツをつかむまでにはかなり高いハードルがあるんです。

そんな大切な期間に部活が入ってしまうと、どんどんとその時間が伸びていってしまう……

高3の最初の時期に受験生の差がついてしまうというのに。


成績の伸び方は指数関数的

2-2. 2年あれば早慶に合格できる

まとめれば、部活がある場合は高3になる前から受験勉強を始めておかなければかなりの困難に苛まれると考えていただきたいのです。
大体、高3になってから勉強に取り掛かる受験生は、まずは勉強の習慣化から始めることが多いです。
習慣化の秘訣は、そのうち別の記事を書くかもしれませんが、最初のハードルを極限まで下げることにあります。
いきなり高いハードルで負荷をかけすぎても、すぐ嫌になって続かなくなってしまいますからね。泣
だから最初は簡単なものから、徐々に負荷を上げていくのが習慣化のための第一歩なのです。

でも、問題は圧倒的に時間が足りないことです。
ネットの情報を見ると、早慶なんて3ヶ月で合格できるとか、楽勝とか、そんな発言が見受けられますが、受験勉強舐めないでくれと、言わせてください。

基礎ができていない状態では、寝ている時間以外は全部勉強に充てなければ合格は難しいんです。
でも、これって矛盾していますよね。
習慣化のためにはハードルは下げなきゃいけないのに、実際にやらなければならないのはハードルの高さMax値ですよ!?
(しかも部活もあるし)
そういう意味で、1年では早慶に間に合わない受験生が多く出てきてしまうんです。

そして、あと1年あれば早慶に行けるのにな、って思う受験生がたくさん発生するわけです。
(あと1年あれば早慶に合格できる根拠としては、基礎が固まってさえいれば、そこから成績を上げるのは意外と難しくないからです。みんな基礎の段階で苦労します)

2-3. 部活って必要?

そもそも学生の本分は学業にあるはずです。
つまり部活は学業の邪魔をしてはいけないのが本来ではないでしょうか。
実際、定期試験前には部活が休みになる学校も多いと思います(無視して活動があるクラブもありますが!怒)
定期試験には気を遣って活動停止する割には、大学入試に気を遣ってくれない部活が多数存在するのも事実です。
学業の二の次である部活が一番前面に出てきてしまっているこの状況はいかがなものでしょうね。
だから、推薦入試の場合を除けば、高校生は帰宅部こそ正義だと思っています(あくまで個人の感想です)。
高校でできることは、大学に入ってから好きなだけできます。
わざわざ受験勉強の大事な時期に、大変な部活を被せて行う必要はないのです。

2-4. 部活のアドバンテージ

一応部活のメリットをお伝えしておかなければ不公平かと思いますので、書いておきます。
部活のメリット、それはズバリ……
体力がつく
ことです!
これはかなり大きい。

なぜなら受験勉強は長期戦だからです。
部活で体力を身につけた受験生はかなり強いです。
これは、受験勉強時もそうですし、受験当日もそうです。

一般的には、大学入試は3日連続が限界、4日以上はやめておけと言われます。
机に座って問題を解くだけの大学入試も、意外と体力を使うので3日くらい連続するとへとへとになってしまうから、というのが理由だそうです。

私も実際に学校の先生からそうやってアドバイスされました。
でも、その忠告を無視して、7日連続で受験に挑みました(先生ごめんなさい)!

その結果どうなったかというと、正直そんなに疲れた自覚はありませんでした
実のところ、5日目は疲れてたら休もうとは思っていたんです。
受験料は無駄になりますけど、それよりも機会損失の方がリスクは高いと考えていたので。
でも、いざその時になると、まだまだいけると考えて休まず受験しました。
とはいえ、6・7日目くらいになると、自覚していないだけで実際には疲れていたのかもしれません。
いずれにせよ、5日連続くらいなら余裕でいけます

7日連続入試を乗り切った私にとって、どうして世間では3日連続が限界だと言われているのか疑問だったのですが、多分私の体力(持久力)が強かったんじゃないかと思います。
自慢するつもりとか、全くあるんですけど。

私は部活には入っていなかったのですが、高校時代には生徒会の役員を務めていました。
(ちなみに生徒会長でした)
高校の他の生徒の前では絶対に言えないのですが、ここだけの話、
生徒会の仕事忙しすぎでめちゃめちゃ大変でした!笑
一つ一つの仕事はきつくないんですが、毎日マネージャーとして生徒会業務や他の役員を気にかけてあげないといけなかったんですよね(仕事を全部、他の役員に任せて、自分は仕事しない、みたいにできればよかったのですが笑)。
そこで持久力が鍛えられたんじゃないかなって分析しています。

生徒会役員ですらこれだけ大変なのだから、部活はもっと大変なんじゃないかなって推測します。
だから気付いていないだけで、意外と持久力はついているんじゃないかなって思うんです。

まあ、このプラスを上回るくらいにマイナスがでかいので、結局部活はおすすめできないっていうのが私の結論なんですけどね。

2-5. 今さらそんなこと言わないで!涙

そうやって嘆くことがないように、早めから勉強を始めるのです。
遅くても高2から、ベストは高1から勉強を始めよう。

意外と早慶に合格する方々でも、夏休みまで基礎固めができていない受験生は多いのです。
高3になるまでに基礎がしっかりと身についていれば、そこでかなり差をつけることができます。
焦る必要はありません。
高1・高2の間は多少部活優先でもいいかもしれません。
でも、少しずつ勉強の方にも手をつけておいてくださいね。

3. おまけ

気付いたら3,500字も書いてしまった……
数千文字みたいにハードルを上げすぎると、習慣化できませんね。
習慣化の秘訣とか豪語したのに、我ながら全く説得力ないな笑

あー次の記事何を書こうかなー???

※本記事に含まれる情報は最終更新時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?