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嫌なことがあった日にはケーキを食べよう

自分の力ではどうしようもないような、理不尽な嫌なことってありますよね。
そんなことに心を振り回されて病んでしまうのは辛いことです。
できるだけ自分を労わるには、どうしたらいいのでしょうか?


個人的な話

暗い話なので、読み飛ばしてもオッケーです。

私はネット上ではそんなに有名ではありませんが、高校では有名で、多分私の名前を聞いたことはないって人はいないくらいに知られていました。
だって生徒会長なので……

ほとんどの人は私に対して好意的な印象を抱いていただいているようで、それはとてもありがたい話です。
ただ、全員に好かれることは諦めたほうが賢明でしょう。
有名税なんて言葉で片付けられるのは心苦しいのですが、やはり批判は避けられません。
そしてそういう批判(非難)の言葉が余計に目立ってしまいます。

インターネットの炎上現象にも似ているかもしれませんね。
炎上って聞くと、すごくたくさんの人が好き勝手非難の言葉を対象に投げかけているかのように感じるかもしれません。
でも、実は日本国内において炎上を引き起こす人々は全体の1.5%にとどまることがわかっています。

『炎上に加担したことがある』人はわずか1.5%しかいない一方で、炎上を知っている人は90%以上存在する。

山口真一. (2015). ネット炎上の実態と政策的対応の考察―実証分析から見る社会的影響と名誉毀損罪・制限的本人確認制度・インターネットリテラシー教育の在り方―.総務省 情報通信政策レビュー,11,52–74. https://doi.org/10.24798/icpr.11.0_52

非難の感情を表出させる人々は少数派にしか過ぎないんです。
その非難が論理的なものならばこちらとしても再検討の余地はあるのですが、内容が矛盾していたり、人格否定や脅迫をしてくるようなメッセージが送られてきたりしたこともありました。

そのような非難は、私が目立ってちやほやされていることに対する嫉妬なんじゃないかなとも思うわけですが、それでもやはり心に傷を負うことは避けられないものです。
もちろん、生徒会に立候補した時点で自分が嫌われ役に回ることは覚悟していたわけなんですけれどもね。

ご褒美をあげる

自分が悪くないのに嫌な思いをすることって、正直どうしようもないので、仕方ないと割り切ることもできます。
自責の念に駆られる必要はありません。
それでも、やっぱり感情が沈んでしまうのは嫌なことなので、少しでも自分を慰めてあげたいですよね。

私はそんなときにはスーパーでアイスコーヒーを買って飲んでいます。
一杯150円くらいのやつですが。
普段は家から持っていった麦茶とか、大学のウォーターサーバーのお水を飲んでいるので150円のコーヒーはちょっとした贅沢です。
憔悴しきった身体と心を癒してくれます。

タイトルにあるように、ケーキを食べるのもいいと思います。
甘いものはドーパミンも出ますからね。

嫌なことがあったのに、その日が良い意味での非日常空間に変わっちゃいました。
嫌なことをよく耐え抜いたね、っていう自分へのご褒美です。

セルフコンパッション

とはいえ、ご褒美だけでは解決しない重大なものもあるでしょう。
そんなときは、根本的な原因を潰す必要があります。
とりあえずは応急処置として、セルフコンパッションを紹介します。

コンパッション(compassion)とは、思いやりのことです。
Self(自分)に対して思いやるというのが逐語訳になります。
完璧なんてない、誰にでも失敗はあると、ありのままの自分を受け入れることが目標になります。

今回のテーマは「自分が悪くないのに嫌なことが起きた」ことに主眼を置いていますが、核心的な部分は通じるところがあると思います。

セルフコンパッションのやり方については、ウェブで検索していただければ多数見つかりますが、今回は私のきょうだいが毎日書いていた日記について紹介しようと思います。

日記の内容は、

  • その日のスケジュール(タイムテーブル)

  • その日の感謝

  • その日の贖罪

の3つに分割されていました。
セルフコンパッションを意識してつけている日記ではないと思うので、贖罪のセクションも入っています。
自分を慰めるのが目標なので、書くかどうかはお任せします。
ただ、自分を客観的に見るという観点から、書くことに意味はあると思います。

そして書いて欲しいのが、感謝についてです。
1日を振り返ってみて、どんないいことがあったのか思い出してみてください。
そして、それが誰のおかげでそんないいことがあったのかを想像してみて、感謝の気持ちを書いてみましょう。
自己肯定感が低い場合でも、そういう温かい言葉を見てざわめく心を落ち着かせるんです。

最初は、こんなことやって意味があるのかなと懐疑的になるかもしれませんが、この動作を継続させていくことで、徐々に自分の精神を思いやりに満ちたものへと変容させていくのです。
そうやってセルフコンパッションに慣れさせることが、メンタルの強化につながるでしょう。

エクスプレッシブライティング(筆記開示)

この言葉は有名なので聞いたことがある人も多いかもしれません。
自分の感情を、思いつくままに書き出す方法です。
とにかく書いて書いて書き続けてください。
書き終わった後、それを見返すことで自分を客観的に捉え直すこともできます(メタ認知と呼ばれます)。

※本記事に含まれる情報は最終更新日時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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