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コロナ禍でも伸びている産業17選

コロナ禍の長期化を鑑み事業の方向性を検討する中でどのような産業で顧客ニーズ・課題が増えるのかを調査している方も多いと思い、コロナ禍でも伸びている産業をまとめました。

多くの記事を参照しているので幅広い業界を集められていると思います。

フードデリバリー

なお、新型コロナウイルスの影響について中村氏は、「毎週の注文数は非開示だが、2月末から伸びが顕著。店舗からの問い合わせも通常の3〜4倍になっている。できるだけ早く、多くの飲食店に加盟してオープンしてもらえるように、(同社の)人員を増やしている」と説明。

増加している顧客課題: 外出自粛に伴う飲食店の営業時間減少により自宅でご飯を食べる機会が増える中で家でご飯作るのが面倒。

Ubereatsの配達員を見かける機会も急に増えましたね。フードデリバリーは一気に広がりそうですね。

通話ツール

ユーザーが1,000万人から2億人にまで増えているのです。

増加している顧客課題: 在宅勤務が増える中で家にいながら同僚とコミュニケーションをスムーズにとれない

Zoom飲みという言葉も出てきたようにZoom中心にオンラインの通話でコミュニケーションとるツールやslackなどのオンラインチャットツールは成長しそうですね。


遠隔医療

Tyto Careの遠隔診療は現在かなりの需要があり、インスラエルの全病院で新型コロナウイルスに感染した隔離中の患者をリモート診察するのに使われている。他の病院ネットワークもまた同様の使用目的でTyto Careの診断ツールに目を向けている、とのことだ。
遠隔の医療検査はCOVID-19を引き起こすウイルスSARS-Cov-2への曝露から医療関係者を守り、感染していない患者が実際に医療機関に足を運ぶことなく基礎的な健診を受けられるようする。

増加している顧客課題: 体調が悪くても病院にいくとコロナ感染リスクがある。

体調悪くても病院行ってコロナ感染するリスクがあると、病院行くのも気が引けてしまいますね。病院行かずにお医者さんの診断を受けられるのは嬉しいですね。

スーパー/コンビニ

備蓄品は理解できるものの、生鮮、畜肉なども少なくなっている。ご近所のCスーパーの従業員「何が売れるのかさっぱりわからないのです」確かに顧客のカゴを見ると、わんさとばかり生鮮、寿司、そして缶詰、レトルト、冷凍など種々様々。

増加している顧客課題: 外食機会が減り家でご飯食べる機会が増える中で家で食べるものがない。

ご飯を食べる総量自体はそこまで変化ないはずなので、元々外食に使っていた予算がスーパーやフードデリバリーに移ってそうですね。

EC

同社によればファッションECの売り上げは昨年2019年の同時期に比べて約20%増加している。国内ファッションEC市場の過去5年間の年間成長率が10~20%であることを考えると、この成長は高水準であると言える。興味深いことに、注文回数が増えているだけではなく、購入単価も上昇しているが、1注文あたりの商品数についてはほとんど影響がないとしている。

増加している顧客課題: 外出できず店舗で商品購入できない。

店舗を閉めることになってしまった店舗は急なEC対応が必要になるはずなので、EC化のサポート市場も増えそうですね。

買い物代行

先週だけでも需要が対前年比で300%以上増えていて、Instacartは雇用を大幅に増やしている。先月の活動しているInstacartショッパーは35万人で、その2週間前の20万人から大幅に増加している。

増加している顧客課題: 買い物に行くのが大変。外出をできるだけ控えたい。

外食機会が減り、より家でご飯を食べる機会が増え買い物の量と回数も増えそうですね。特にアメリカでは家の近くにスーパーがないことも多く需要が急増しているようです。日本でも以下のような事例が出ていますが、家の近くにコンビニがあることを考えると海外ほどは伸びなさそうですね。

Edtech(オンライン教育)

中国では、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大により、2020年春季の授業開始を遅らせることを発表しました。さらに、課外教育を暫時停止させた上で、インターネットを利用した情報化教育を児童や学生に提供し、「授業は中止、勉強は中止せず」とした方針を示しているようです。対象となるのは、中央政府の直属大学や地方政府の所属大学、高校、中学校、小学校、幼稚園で、中国の学校に在籍する約2億7000万人もの児童や学生が「オンライン教育」を受けることになります。

急増する顧客課題: 休校中に在宅で提供できる学習素材がない。

学校の休校や企業による自宅待機が増え、その期間中の学習素材という市場は伸びてそうですね。4月から新卒が入ったけどいきなり自宅待機で学習してもらうものが準備できていないというオンライン研修ニーズも増えそうですね。

学習ドリルなども在宅での勉強という同じ文脈で伸びているようですね。


オンラインフィットネス

2020年4月11日(土)より配信を開始した「令和版 ビリーズブートキャンプ」は、公開からわずか2日間で約7,000人が入隊。すでに大きな反響を呼んでいて、今後も更なる入隊者の増加が見込まれます。

増加している顧客課題: ジムが営業していなく家で運動不足。

いつも通っていたジムが営業停止で家で体動かしたいニーズは増えてそうですね。オンラインフィットネスに伴い、家向けの事務用品などもニーズ増えそうですね。

動画/ゲーム/漫画など娯楽系

これは日本最大のトヨタ自動車の時価総額にほぼ匹敵する規模で、娯楽大手ウォルト・ディズニーの1841億ドルを上回り、新型コロナウイルスの感染拡大で外出制限の中でも利用できる動画配信サービスへの需要が高まっていることを浮き彫りにしています。

増加している顧客課題: 家で楽しめるものが足りない。

旅行や外食、飲み会などできなくなり、その分家で動画を観る時間は明らかに増えそうですね。

物流

まず今後1-2カ月以内の影響については、「大きな変化はない」が22%ともっとも高かった。しかしその一方、「荷物・流通量の増加」を上げた回答が17%あった。そしてそれに呼応して、「倉庫作業員の不足」が18%、「配送従事者の不足」が13%と、いずれも高い回答率となっている。

増加している顧客課題: オンライン経由での荷物・流通量の増加

スーパー/コンビニでの購買増加、ECの増加によりそこに関わる配送ニーズは増えてそうですね。

Web面接

応募者とのコミュニケーションの多様化の代表例がWeb面接だ。新型コロナウイルスの拡散防止の観点から注目が集まっている。

増加している課題: 採用活動において対面採用コロナ感染リスクが高い。

対面面接はコロナ感染リスクを高めるため、Web会議と同じようにWeb面接も普及しています。そもそも最適な人のみ対面で面接することで対面機会を減らすという意味では一時面接を自動化するようなスクリーニングサービスのニーズも増えそうですね。

家事、家政婦代行サービス

家事代行のCaSy(カジー、東京・品川)では、3月1~16日の新規会員数が前年同期比7割増。料理を単発で代行するサービスの伸びが高く、3月は前月比35%増の見込み。特に弁当作りは前年同期の8.4倍だ。
タスカジ(東京・港)でも、休校要請の発表後の2月28~29日、料理の作り置きサービスの予約が通常時の2.4倍だ。

増えている顧客課題: 在宅でご飯作りが大変。子供を預けられず育児が大変。

フードデリバリーと同じ課題で、家でご飯食べる機会が強制的に増えたもののご飯作りが大変という課題は増えてそうです。また、保育園などが止まり子供の育児も通常より大変という課題も増えそうです。


VRイベント

「新型コロナの発生後、問い合わせが10倍に増えた」。仮想現実(VR;Virtual Reality)空間でイベントを開催できるサービスを手掛けているクラスター(東京・品川)代表取締役CEOの加藤直人氏は、世間の関心の急騰に驚く。新型コロナの影響でイベントの中止が相次ぎ、代替手段を模索する企業が増えている。白羽の矢が立ったのが、サイバー空間で人が“会う"VR活用というわけだ。

増えている顧客課題: コロナ影響でイベント中止。ただの動画配信では雰囲気や一体感を伝えられない。

大人数のイベントなどは動画配信だけでは盛り上がりに欠けるのでVR空間で実施するニーズは大きいそうですね。問い合わせ数が10倍に増えたというのは他の業界と比べても非常に大きなインパクトと言えそうです。

リモート恋愛

実際、米国においてマッチングアプリ「S'More(スモア)」のユーザー数が増加している。ユーザーはアプリのチャットとビデオ機能を重視しているようであり、今は外出が難しく見知らぬ人同士が連絡を取り合って恋愛をする余地はほとんど失われているものの、人は長く隔離されればされるほど、人付き合いが恋しくなるともいわれている。

増えている顧客課題: 新たな出会いが欲しいが直接会うのが難しい。

外出機会が減り孤独感が増えているからか恋愛マッチングサービスのユーザー数が増えているようです。一方で対面は難しいのでビデオ通話でのマッチングが伸びているようです。

企業のコスト削減サービス

新型コロナウイルスの感染拡大により緊急でない歯科受診の延期が要請される今、歯科医院は先行きが不透明な不安を抱えています。 この状況では、「コストの削減」が歯科医院にとって重要な課題となります。

増えている顧客課題: コスト削減方法が見つからない。

多くの企業で売上が下がっている中、生き延びるために考えるのはコスト削減と資金調達かと思います。その両方をサポートするサービスはニーズが増えそうです。ただ、コスト削減ツールに莫大なお金を払っていては本末転倒なので大きな予算はとれなさそうですね。

オンライン個人認証

いくつかのオンライン個人認証スタートアップも、この数週間で需要が増大しているという。そのひとつは、個人の機密情報を伴う患者の本人確認が大変に重要となる遠隔診療の需要と並行して伸びている。

増えている顧客課題: 遠隔医療を進める上で本人確認が大変。

医療情報は各個人のプライベートな情報なので厳しく本人確認をした上で進める必要があり、本人確認をオンラインで簡単かつ正確に行う必要性が増加しています。また、金融機関に行かず在宅で金融サービスを使うニーズ増加も影響しているようです。


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