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はじめての保活記録①│2019年4月入園

先日、これから出産する友人に保活の話をしていたら、それなりに役に立ったようなので、ひと通りまとめてみます。
「困ったら役所で聞け」的なアドバイスも多いですが、これから保活を始める方は特に、なるべく外出少なく効率的に保活したいですよね…。

(私について)
都内在住の共働き夫婦(夫婦ともにフルタイムの総合職)です。
2018年4月に娘出産、2019年4月入園(0歳児クラス)。
もともとは3月30日が出産予定日で、生まれるタイミングによって学年が変わることと、生来のオタク気質で、保活についてはそれなりに調べました。
※とはいえ、調べたのはあくまで自分の近所のことだけなので、エリアによってはいろいろ事情が異なると思います。あくまでご参考までに…。

そもそも保活って何やるの?

「保活大変らしい」「第1子だと厳しい」「1歳児入園は激戦区」…。
いろいろ話は聞くけど、実際に保活を始めるまでよくわかっていませんでした。なので、不安に導かれるまま何度も(無駄に)役所に通い詰めたり、ネットでググりまくったり、職場の先輩に聞きまくったり(そもそも居住エリアが違うからあまり意味はなかった)、見学に行きまくったり、いろいろやってみたのですが、最終的に「これだけやれば充分だったな」というのは下記です。

①前年度の入園資料(「入園のしおり」とか「申し込みのご案内」など)を役所のWEBなどで確認する。

その際のポイントは以下です。
◆前年度(公表されている場合は今年度)のスケジュールを確認する。
…特に「入園資料配布時期」「(自治体の)説明会開催時期」「応募締切」「結果発表」を押さえればOK。場合によっては、「役所以外の資料配布場所」なども抑えておくと、役所が遠い場合は便利です。
◆「自分の点数(だいたいでOK)」と「内定/入所最低指数」を確認する。
…「指数」と「調整指数」、「同一指数の場合の優先順位」を確認します。正直「これってどういう意味?」って項目が出てきます。そういうのをまとめたり付箋貼ったりしておくと、役所の窓口での問い合わせ回数を減らせます。
 また、前年度の内定(入所)最低指数が公開されている場合はそちらも確認。あと何点積めれば入園できそうかの目安になります。
◆入園候補となる園をピックアップ。
自治体ごとに、自治体の入園資料配布時期や、そのエリアの保育園の見学可能時期が異なるかもしれないので、あくまでご参考までですが…。私の居住エリアでは、園見学時期が7月~11月、入園資料配布時期が10月だったので、入園資料配布や自治体の説明会を待たずに園見学を始めました。結果的にスケジュールを詰め込まずに済んだ&娘がおとなしい時期に園見学できたのでよかったです。

②役所などで「自分の認識が合っているか」「より点数を積むためにはどうしたら良いか」を相談する。

自宅が役所から近ければ、お散歩がてら頻繁に行くのもアリかもしれませんが、このご時世、役所に行くタイミングも難しいですよね…。体感としては以下です。
◆じっくり相談するなら、入園資料配布直前
…入園資料配布直前はわりと窓口も空いており、ゆっくり相談しやすい雰囲気がありました。ただ、「現在はこうなんですけど、来年は変わるかも…」な部分もあり、はっきりとした回答は貰いづらいこともありました。
◆具体的な相談をするなら、入園資料配布後~募集〆切の間
…資料の書き方や「これって加点要素ですか?」みたいな具体的な相談は、入園資料配布後のほうが正確です。ただ、募集〆切が近づくにつれ窓口は混むので、待つことも多いです。地域によっては説明会などもあるので、それを活用したり、なるべく質問内容を絞って、1回に訪問して済ませるのがいいと思います。

③実際に気になる園を見学してみる

見学時期は、私の場合は7月~11月あたりでした。時期を問わず開催している園もあれば、自治体の入園資料配布後から受付、という園もありました。また、あらかじめ「今月は2回」みたいに日程が決まっている園もあれば、「毎週〇曜日と〇曜日」みたいに気軽に行ける園もありました。
園見学でチェックした内容については別記事にまとめます。

④各種書類の手配と、入園書類の作成

気が重くなる事務作業です。私はわりとこういう事務作業好きなタイプだったのですが、正直子育ての合間にやるのは大変でした…。ちょうど書類作成のタイミングは、娘の腰も据わり、動きたい!食べたい!な時期だったので、入園のしおりをモグモグされたり、役所や郵便局で号泣されたり、よし!やるぞ!なタイミングに限って昼寝してくれなかったり…と、全然自分のペースで作業ができません。
また、自分の会社への就労証明書の手配も郵送なので思ったより時間がかかりますし、夫の分も管理しないといけません(これは夫のタイプにもよる…うちの夫は事務作業苦手なタイプ)。「産前の自分ならこのくらいでできるな」という見積の5倍くらいの時間を想定していたほうがいいと思います。

意外と知らない、保育園の種類

「認可」「認可外」というものがあることは知っていました。
ただ、実際に保活を始めて、保育園にもいろいろな種類があることを知りました。
うちは最終的に認可外の保育園は受けず、私立の認可保育園に入園できたので、認可外については知識が薄い部分もあります。

1)認可保育園

1-A)公立認可保育園

「〇〇区立(市立)△△保育園」。運営が自治体の保育園です。
うちの居住エリアでは、公立の園のほうが歴史があるからか、園庭なども完備されており、募集人数も多めの園が多かったです。
当初第一希望にしていたのも公立認可保育園でした。

1-B)私立認可保育園

民間が運営している保育園です。私立の中にも、企業が運営しているものと社会福祉法人や宗教法人などが運営しているものとがあります。
企業が運営しているものだと、たとえばJPホールディングスの「アスク〇〇保育園」、ベネッセスタイルケアの「ベネッセ〇〇保育園」みたいなものがあります。母体が教育系の保育園だと、教育に力を入れてくれそうな安心感がありますし、それ以外の企業でも、企業ならではの強みなどがあると思います。
社会福祉法人系は、歴史のある保育園も多く、保育のノウハウが蓄積できているだろう期待感はあります。たとえば老人ホームを運営されている社会福祉法人の保育園だと、老人ホームとの交流があったり、障がい児支援施設を運営されている社会福祉法人の保育園だと、もしや我が子も…なときに相談しやすかったりするメリットがあるかもしれません(園によると思うので、確認してください)
宗教法人は、実際の運営は「社会福祉法人」という表記になっているので、宗教法人かどうかの確認が必要です。宗教法人が母体となっている社会福祉法人の場合には、日々の過ごし方にどれくらい宗教的な文化が入るか、それが家庭の宗教事情と齟齬が出ないか...というのが重要かもしれません。私は浄土真宗系の幼稚園へ通い、結構がっつり宗教の薫陶を受けました。実家が宗教色薄目だったので、今でも宗教を聞かれたら「あえて言うなら浄土真宗?」って答えると思います。そういうのが嫌な方は避けたほうがいいかも。

1-C)事業所内保育事業(企業主導型保育所)

これは1園しか見学に行ってないのであまり詳しくないのですが、端的に言うと「企業が契約している保育所で、空き枠を「地域枠」として開放」という園でした。定員6名の園でも、たとえば4名が企業枠、空いた2名が地域枠という形で、実際には入園が難しそうな印象でした。
「企業が契約」というのも、(私が行った園は)単一の企業が契約しているのではなく複数企業が契約している形式らしく、「あなたの勤務先にもこの契約書に押印していただければ…!」という趣旨のことを言われたのですが、正直面倒くさいなと思って候補から除外しました。

2)認証保育園/小規模認可

認証保育園は東京都独自の制度らしいです。私の居住エリアでは、待遇・費用は認可と同等と説明を受けましたが、通える範囲では小規模保育の「B型」しかなく、0~2歳児までの保育となるので、優先度は低めでした。自宅最寄りの認証は、もともとコンビニが入ってた場所で、そんなに広くないよな~とも思っていました(実際に見学に行ったら思ってたよりも広かったです)。
ただ、認証だと3歳児からの転園時に再度保活をする必要があるのですが、その際に私の居住エリアではかなりの加点がされるとのことだったので、3歳児クラスから確実に希望の園に入れるためのステップとしてはいいかもしれません(居住エリアによると思います)。

3)認可外保育園

私の居住エリアでは、「認可外保育所」の一覧の中に一時的な託児所(デパート内の託児所とか)もかなり含まれており、求める「認可外保育園」を探すのがまず大変でした。また、「認可外保育園」の大半がインターナショナルスクールやゴリゴリの学習塾のような施設が多く、早々に候補から除外しました。
当初イメージしていた「保活」では、まず認可外の内定を取って、本番の認可に臨む……みたいなイメージがあったのですが、私の居住エリアでは、そもそも受付期間が認可の結果発表の後だったので、「認可がダメだったら考えよう」という位置づけでした。
1園だけ見学に行きましたが、そこは外部講師を呼んでの体操教室やリトミックがある園で、いい印象でした。

次回の投稿で、園見学の際に注目した箇所と、実際に入園してどうだったかをまとめたいと思います。

もし「お、コーヒー1杯くらい奢っちゃるか」と思われたらサポートお願いします。私のコーヒー代か、娘のアンパンマンチョコ代になります。