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褒めなくてもいいから、認めてあげたい。

こんにちは。yutoriです。
お読みいただき、ありがとうございます。

「子どもを褒める事が大切」という考えは、多くの方が持っているだろうなと思います。

でも、お子さんについてお父さん、お母さんとお話していると

「うちの子どもには褒めるところがない」
「今さら褒めてもわざとらしくなっちゃう」
「褒めるのが恥ずかしい」
「褒め方がよくわからない」

など、「褒める」という事に難しさや抵抗を感じている方によく出会います。

私としては、子どもがお父さん、お母さんに褒めてもらうという事に、たくさんの意味があると考えています。

愛情を感じる。
喜びを感じる。
自信を持てる。
意欲に繋がる。
信じてくれていると感じる。
肯定してくれていると感じる。

などなど。

でも、褒める事に難しさを感じている方に、「褒めてあげてください!」と無理強いするのも違います。

そこで、私がそのようなお父さん、お母さんにお願いする事は

「褒めようとしなくていいです。ただ、お子さんのやっている事を言葉にして伝えてあげてください」

という事です。

例えば、なかなか学校に行けずにいた子が、週1回の別室登校を1ヵ月続けているなら、

「登校できているね」
「1ヵ月続いているね」

など。

宿題を毎日やっている子なら、

「毎日宿題できているね」
「忘れないで続けているね」

などです。

事実を言葉にして伝えているだけですが、あえて言葉にする事で、子ども自身もできている事に気づけますし、お父さん、お母さんが「見てくれている。認めてくれている」という感覚につながります。

そうすると、自信や意欲も湧いてくるでしょう。


大人は、子どもに対して思っている事があっても、意外と言葉で伝えていない事が多いのではないでしょうか。

もったいないなぁと思います。

子どもに伝わると良い事がたくさんありますよ、きっと。

独り言、つぶやきくらいの感じでも十分ですから。

伝え方のポイントは欲張らない事です。

「登校できてるね」の後に、
「もっと多く登校できるんじゃない?」

「毎日宿題できてるね」の後に、
「自主勉強もやればいいのに」

のように言わない事が大事です。

この余計な一言で、子どもに

「お母さんは足りないと思ってるんだな」
「認められていない」

と感じさせてしまいます。
おそらく、こちらの感情だけが強く残ってしまうでしょう。

それは、とても残念です。

そのような'言わなくてもいいのに言いたくなっちゃう事'は、私達カウンセラーへ話して欲しいです。

そして、お子さんの前では、お子さんにとってより良い言葉かけをしてもらえたらと思っています。


カウンセリングがそういう場になるよう、私も努めていきたいです。

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