コンサルの仕事がしたい vol.5

おはようございます。お酒を飲んで、目が覚めてしまったので深夜に書いている久保です。

ではでは本題に。

21仕事の速さを2倍速3倍速にする重点思考

コンサルタントはとにかく仕事が速い。というか速くなければやっていけない仕事です。ただ、彼ら、彼女らが抜きんでて優秀で頭の回転が速いからというわけではありません。

人に与えられた時間は24時間と平等ですし、どんなにタフで頭の回転の速い人でも10倍、20倍物スピードで作業できるわけではありません。

ではそのスピードの秘訣は、

「余計なことをやらない」

最も大事だと思うことのみにフォーカスして、瑣末なことはしないと割り切ります。

こういう考え方を重点思考といいます。20対80の法則とも言います。

「売上の80%を、わずか20%の顧客がもたらしている」

「エラーの80%は、わずか20%の業務から発生している」

「組織のパフォーマンスは、トップ20%人の働きによるところが大きい」

というような話です。

つまり80%という大多数を決める20%の要素にだけ注目して仕事をしようということです。

20%だけ検討すればよいならスピードは5倍になります。もしくは同じ時間をかけるとすれば、20%の重要な部分を5倍の密度で深く掘り下げることができるということです。

つまり大事なことにフォーカスして、それ以外は切り捨てるということ。

ただ、

切り捨てる。これはとても難しい作業です。

なにが重要で何が瑣末か見極めるのはとても難しいし、勇気がいります。

ただなぜどうなるかというと、結局、自分の頭で考えず、適切な問題設定ができていないからです。

本を読むときにも、目的をはっきりさせるには、自分が何を知りたいのか自問自答する必要があります。そういう自問自答は面倒だと避けがちですが、それを避けては、結局何が重要で何が瑣末なことかについて、自分なりの判断を持つことができません。

分からないから全部やってしまおうという風になってしまいます。

自分なりの判断を持つ。これがとても大切です。

重要なことにフォーカス。簡単に見えて、難しい印象があります。僕自身すべてやらないと気が済まない対応なのでこれに関しては経験だと思っています。少しずつ身に着けられればと思っています。

22プロジェクト管理ツール、課題管理表

プロジェクト管理の基本を学んでおくと将来にわたって応用が利きます。

プロジェクト管理というのは、複数人で仕事をやるときに、進捗を管理したり、課題を管理したり、意思決定をしたりするものです。

関わる人が多くなってくると、こういうことをきちんと管理して、スムーズに物事を進めていくことが求められます。

プロジェクト管理の技術は多岐にわたるため今回は簡単な原型のようなものを紹介。

「課題管理表」です。

これはエクセルに、プロジェクト進行上の課題をリストアップして関係者が進捗や状況を確認しあう表のことです。

たくさんの関係者が関わっているプロジェクトだとどうしても状況を整理しておかないと、認識にズレができ、何ができていて何が検討中なのか分からなくなります。そのための課題管理表です。

次のようなものが最低限、課題管理表に挙げる項目になります。エクセルを使って、これらの項目を横に記載し、課題は縦に番号を振って並べます。

・番号、日付 ・タイトル ・課題の内容 ・解決の方向性 ・ステータス ・担当 ・期限

次に作り方。まず最初の段階はエクセルの表を作って、課題をどんどん書いていきます。思いつくままに。コツは担当者を決める。期限を決める。方向性を決めるの3つです。またあいまいな部分を残さないのも重要です。実際に目に見える形で達成の姿が浮かぶような目標設定が必要です。

そしてこの表をアップデートして管理するのが、「進捗ミーティング」です。新しい課題があれば追加し、課題が複雑化していれば、細かく分ける。担当者と期限を決める。解決の方向性、アウトラインを決める。以上が決まれば、ミーティングは終了。議事録は不要です。だってこの表が議事録になります。それぞれの担当が自分の仕事に励み、次週確認しあう。

僕もこの課題管理表はとても重要だと思います。そして使いこなせるように実践していきたいと思います。ですよね。大野さん。

第4章 プロフェッショナル・ビジネスマインド

23ヴァリューを出す

コンサルタントがよく使う言い方の1つに「ヴァリューを出す」というものがあります。

「あなたの作業にヴァリューはありますか」

「この資料にはヴァリューはありますか」

このような感じで。では、このヴァリューとはどういう意味なのでしょうか

ヴァリューとは付加価値です。言い換えると、相手に対する貢献です。

他人に対する貢献ができ、相手が価値あるもの斗感じてくれるなら、その仕事にヴァリューがあるということです。

ここで大事なのは、評価するのはあくまで相手だということです。

自分がやりたいことではなく、相手が求めていることをする。

仕事の価値を決めるのは自分ではなく、あくまで相手です。学生時代に行ってきたことはあくまで自分が楽しかったり、自分に価値があったりするからです。べんきょうをしたり、ボランティアをしたり。しかし社会人になると、その視点が180度変わり、相手基準になります。相手がしてほしいと思うこと、相手が期待すること。それに応えるのが仕事になります。

つまり、社会人は生産者で、学生は消費者ということです。

ところが社会人になっても、消費者のままでいる人がいます。

「会社が〇〇してくれない」「会社に〇〇が足りない」など。

あなたは会社のお客さん、消費者ではありません。生産者ということを意識してください。

そのためあなたがやりたいことや好み、思考はどうでもいいのです。クライアント企業の経営にとって価値ある仕事、提案ができているか。それが一番大切なのです。

つまり、仕事において、クライアントが「価値がある」と思わなけ場、あなたがどんなに時間を費やしても、それは単なる自己満にしかなりません。

ヴァリューを出す。これは簡単なことではありません。

それでもあなたの目線が、貢献すべき他者の方を向いている限り、あなたの仕事には価値があるのです。

これはものすごい響きました。

自己満。確かに、お客さんがお金を結果を見て払うのだから、お客さんが望むものにしないとその仕事に価値はないですよね。

自覚して仕事をしようと思います。

24喋らないなら会議に出るな

「会議で発言しない人の価値はゼロ」

これがコンサルティング会社の価値観です。

しかし日本の伝統的な会社では。特に若手が会議で発言しないことは、よくあることです。

例えば、テレビのバラエティー番組を想像してください。ひな壇に座っているたくさんのゲストたち。

1時間の収録で一言も話さなかった人がいたとします。そういう人を見たとき、「なんでこの人、この番組に出演したんだろう」「しゃべらない人にテレビ局はギャラを払うのか」などと思うでしょう。

当然の疑問です。

しかし、なぜこれがビジネスシーンになると座っているだけの人が出てくるのでしょうか。

会議に出て発言しないのは、テレビに出演して喋らないゲストと同じで価値はゼロです。

会議とはセレモニーではなく、実際に物事を前に進めるために行われるチームワーク上の作業です。そのチームワークの中で、1人だけ発言しない。アイデアも出さなければ、意見も言わないのであれば、その会議になんの貢献をしていないのと一緒です。

また、社内の会議であっても人件費はかかっています。そのため出席したからには、自分の時間単価に見合った仕事をする必要があります。

間違っているかもしれない、見当違いなことを言ってしまうかもしれない。とおどおどするかもしれません。ただ、それより発言しないことの方が悪です。

僕自身会議に入ったら、なるべき発言をしようと心がけています。ただ、たまに意見が出てこないときがあります。そんな時は、何人かが話したものを総合化したものを、ばれないように自分の意見として発言するときもあります。

25「時間はお金」と認識する

「時間はお金です。時間を大切にしなさい」

こういうセリフは皆さん何度も聞いたことがあると思います。とはいえ納得しづらい部分もあるのではないでしょうか。

あるコンサルタントのお話。

その人はいわゆるたばこ休憩に行きました。(その人は煙草を吸わないので、飲み物などを買い休憩スペースでくつろいでいました)

その時、この人は同期のコンサルタントと長いこと雑談をしてしまいました。その後プロジェクトのマネージャーに呼び出され、「仕事中に休憩するのは大事だけれど、時間を決めて、プロフェッショナルな態度で休憩してください」といわれました。その後こう続けました。「これはマナーではなく、お金の話です。うちの会社がクライアントに請求している金額を知っていますか?あなたも1年目ながらコンサルタントとして料金を請求しています。その額は1時間1万円というところです。20分も休憩すれば、その料金は何千円の金額になります。顧客は支払ったお金が何に使われているのかを見ています。だからプロフェッショナルな態度をとってください」

こういわれると、時間がお金という意味が分かったのではないでしょうか。

私自身まだ会社に勤めていませんが。この感覚は忘れないでおこうと思いました。

以上。

また明日。

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