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カンボジア日記第61号(プノンペンクラウンvsアンコール・タイガー)

សួស្តី!

今日はプノンペン・クラウンvsアンコール・タイガーの試合を観戦してきました。

試合はプノンペン・クラウンが3vs2で勝利しました。

試合の様子
アンコール・タイガー監督の宮城さん

日本人選手も両チームとも出場しており、アンコール・タイガーの監督は元協力隊員でもある宮城さんが指揮をとられています。

異国の地で闘う選手たちの姿は刺激にもなります。これからも日本人選手、日本人監督の活躍に期待しています。

試合を観ながら最近感じていることを書きたいと思います。

ボールを運び、「相手を引きつけることの重要性」についてです。

現代サッカーでは、最終ラインの選手がクリーンに前線の選手へボールを届けられるかが重要視されています。

長短のパスの質もそうですし、自分で相手の1stラインを超えることもそうです。

重要なのは前線の選手へ時間とスペースを供給すること。前線の選手がボールを受けるときに良い状態でボールを届けられるかです。

自分が相手からプレッシャーを受けていない状態であるにも関わらず、前線の選手へボールを届けてしまうと前線の選手には時間とスペースがなくなってしまいます。

なぜならば、サッカーは基本的に同数で行われるスポーツなので、ボールを持っている選手が相手を引き付けていないということはボールを持っていない味方選手は数的不利になっているということだからです。

最終ラインの選手が相手の1stラインをドリブルで越えることはできなくても(超えられれば数的有利になります)、相手FWを食いつかせることができれば、最低でも味方は数的同数に、前線の選手のポジショニングで相手最終ラインをピン留めし、カバーする選手をつくることができていれば、最終ラインの前のスペースではどこかが数的有利となります。(最終ラインが同数で守られているならば、素早く前線へボールを送り、相手ゴールの近くで1vs1の状況をつくることができます)

自分の好きなチームであるマンチェスター・シティの試合を観ていると、最終ラインのルベン・ディアス選手やアケ選手はゆっくりながらも必ずボールを持ち出し相手選手を動かします。そのときに必ずボールを持ち出している選手の斜め下にサポートを繰り返していることもポイントです。(やり直せるようにするサポートと失ってしまったときのリスクマネジメント)

自分も社会人サッカーでトライしているのですが、実際にやってみることで改めて重要性を感じています。これが相手を動かすことなんだなと痛感します。

サッカーも知らないことが多く、日々新しい発見に溢れています。
そして、スタジアムで試合を観ることは画面で観るときと得られる情報量が全く違うので、これからもこの時間を大切にしていきたいです。

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