姿勢と痛みについて
ども
大分県で活動中のbodysupport Re:Life代表
パーソナルトレーナー兼フィットネスインストラクターの馬場です。
本日は、姿勢と痛みのつながりについて解説したいと思います。
とはいえ、なんとなく『姿勢が悪いと腰痛や肩こりになる』と感じている方は多いのではないでしょうか。
そして自分の姿勢を気にしている方は普段から綺麗な姿勢を意識しようとして背筋をまっすぐ伸ばしたり胸を張ったりしている。という話も聞きます。
しかし、これは誤った認識です。
正確には『悪い姿勢も良い姿勢もどちらも取れた方が良い』という事です。
例えば猫背
見るからに良くない姿勢ですよね。
じゃあこれは?
同じ猫背ですが、全力で走ったり疲れたりするときに
膝に手をついて取る姿勢。
自然と誰もが取る様な行動ですが
これ、実は理にかなってるんですね。
手を膝に置くと、上半身を支える力が抜けるので楽に呼吸ができます。
その他にも横隔膜が・・・とかもあるんですが機能的なことは置いといて
この姿勢は楽に呼吸ができる姿勢でもあるんです。
つまり、猫背は意外と身体をリセットするのに良い姿勢とも言えます。
しかしこの姿勢をとり続けることで首に負担がかかったり、腰が痛くなったりする事もあります。
なので、ストレスが溜まったり呼吸が浅く感じる時にこういう姿勢をとって意識的に整える。という事であれば大正解。
しかし、これが日常的に無意識に続くのであれば問題。
という事になります。
じゃあ逆に綺麗な姿勢をとり続けるのはどうか?
私が機能解剖を習い始めた時によく言われていたのが
『パーフェクトポスチャーを目指しなさい』という言葉でした。
パーフェクトポスチャー=完璧な姿勢
なんですが
簡単にいうと、横から見た姿勢が
耳・肩・腰(腰骨)・膝・足首が一直線上になる姿勢を言います。
この姿勢をとることで、お腹が上方向に伸びてウエストも締まり
身体を動かしやすくなる。
と言われています。
だがしかし、ですよ。
いくら、この綺麗な姿勢を取ったとしても腰痛になったりする方もいます。
これはなぜか?
この姿勢をとる為の筋肉が休まらずに常に緊張してしまいます。
そうなると、筋肉も疲労を迎え痛みとして現れる可能性があるんですね。
腸内環境と同じで、善玉菌が多ければ良いというわけではなく
悪玉菌もタンパク質の分解や排泄処理など重要な役割もあるわけで
そのバランスが大事だという事です。
姿勢も、良い姿勢ばかりではなく
自分が楽な姿勢をとる事も重要で、状況に応じていろんな姿勢を取れるキャパシティが大事なんです。
だから、いろんな姿勢の練習をする事で身体の疲労も軽減できるし
いろんな筋肉を動員していくことで、休める筋肉も出てくるんです。
そうすることで、負荷が分散されて痛みにつながらなくなるという事なんです。
良い姿勢ばかりを追求するのではなく、自分に合った姿勢を見つける事と
いろんな姿勢ができるような動きの練習をしていくことが重要です。
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