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サンタと白菜

こんにちは。優斗です。

あなたは、何歳まで「サンタクロース」を信じていましたか?

僕はたしか、小学校3年生くらいまでサンタを信じていました。

我が家のサンタは、割と手が込んでいて、

イブの夜には、両親からのクリスマスプレゼントがあり、翌日の朝には、サンタからのプレゼントも置いてあるような家庭でした。

だから、なかなかサンタと両親が同一人物だとは、気づけなかったんですよね。

ちなみに、人生で一番記憶に残っているプレゼントは、スーパーファミコンの「マリオカート」のソフトと、当時TVでやっていた「〇〇レンジャーの合体ロボットセット」を同時にもらったことです。

(振り返ってみると、けっこう貢いでくれていたなぁ・・・と思う。笑)

だから、僕は毎年、サンタの登場を心の底から楽しみにしていたんですよね。

そんな、ある日。

学校が冬休みに入って、なんにもやることがなく、ボーっと「昼ドラ」を見ていたら、

クリスマスの夜に、親が子どもにバレないように、こっそりとプレゼントを置いて「サンタ役」をしているシーンが映っていたんですよね。

ドラマの登場人物:「この子は、何歳になったら私たちが“サンタ”だって、気づくのかしらね。ウフフフ」

・・・!!??

そのシーンを見たとき、僕は何が起きているのか、なかなか理解できませんでした。

というか、もはや、プチパニックですよ。笑

「『サンタ=両親』なの?いやいやいや〜〜〜、まさかね〜〜〜〜!!」と。笑

そして、たまたま、ちょうどその日の夜。

僕は、真剣な面持ちをした母親に呼び出されました。

母さん:「あのね。あなたに、大切な話があります。あなたは、まだサンタはいるって信じてる?」

ぼく:「え。あ、いや〜。ど、どうかなぁ?」

母さん:「そうよね。もう、わかってるわよね。はい、これ、今年のサンタからのプレゼントよ。」

突然、母親から手渡されたクリスマスプレゼント。開けてみると、そこには「ノート」と「消しゴム」が入っていました。

それは、母親サンタからの「ちゃんと勉強しなさいよ」という無言のメッセージ。。

昨年まで、「僕のサンタクロース」は、ゲームやおもちゃをくれる、優しい存在だったはずなのに。

それが、いきなり手のひらを返し、まるで別人になってしまったかのように、筆記用具をプレゼントしてくれたんですよ。

もう、色んなことが同時に起きすぎて、僕の脳は思考停止状態に。

言葉すら、出てきませんでした。

しかも、その翌年も、さらにその翌年も、僕のサンタクロースがくれるプレゼントは、いつも「筆記用具」になりました。

・・・夢が覚める瞬間って、むなしいものですね。笑

そんな「僕のサンタクロース」は、先日実家に帰ったら、畑で採れた「白菜」をプレゼントしてくれました。

プレゼントの趣向は、だいぶ変わったようだけど、今でもプレゼントをくれる「僕のサンタクロース」が元気でいてくれること自体が、僕にとっては一番のプレゼントなのかもな?なんて、思えるくらいの年月が経ちました。

僕は今、34歳です。

そして、僕には今、6歳と4歳の息子たちがいます。

今度は、僕が「彼らのサンタクロース」をしている真っ最中。

何歳になったら「サンタ=両親」と、告げようかな。

カミングアウトの瞬間に、筆記用具をあげるのだけは、やめておこう。笑

そんな、もう少し先の未来を想像したりしながら、あと数年間は、サンタ役を楽しませてもらおうと思っています。

あなたは、どんなサンタクロースエピソードをお持ちですか?

優斗より。


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