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あなたのカラダについて

こんにちは
内藤コーチです。
前回の筋トレのお話はいかがでしたか?筋トレと一言で言っても主に二つに分けられているというのは知りませんでした!もしくは、なんとなくは知ってたけど、理解につながりましたとなってもらえたら嬉しいです。
今回は筋トレについてでなく筋肉についてお話をしていきたいと思います。筋肉の定番話から少しマニアックな話まで、退屈しない筋肉の世界へようこそ!

1,Welcome to ようこそマッスルパーク!

体はどれくらいの筋肉と骨でできているかご存知ですか?
筋肉の数は約600個・骨の数は約200個で構成されています。
数々の骨が関節と筋肉により繋がっています。筋肉が関節を動かすことで人の身体が動きます。また、筋肉は全てが同じ形ではなく部位ごとに違う形をしているのです!これは、驚きですよね。
そんな、驚き溢れるあなたにも必ずある筋肉をご紹介していきます!

2,いろいろな形の筋肉

なぜ、筋肉の形は色々あるのでしょうか?
動かす部位や働きがそれぞれ違うからなんです。大きな動きが得意な部位もあれば、細かな動きが得意な部位もあります。

そんな様々な形の筋肉ラインナップがコチラ!
・紡錘状筋(平行筋)
・両羽状筋
・半羽状筋
・多腹筋               など

それぞれどんな得意を持ってるのか?
紡錘状筋(上腕二頭筋)は筋肉に上から下まで真っ直ぐな線維分布となっているので速く収縮することが得意な筋肉です。
羽状筋(大腿直筋)線維分布が少し斜めになっています。紡錘状筋に比べ収縮する速度は遅いものの、筋肉あたりのより多くの筋繊維が配列されているため、紡錘状筋よりも大きな力を発揮することができます。各部位がそれぞれにマッチした動きというのを持っているのです。


3,みんな大好きインナーマッスル

「もっとインナーマッスル鍛えろよ!」「インナーマッスルが弱い」「アウターマッスルよりインナーマッスルが大切」などなど話題に上がったことがあると思います。

インナーマッスルって結局何をしてくれているのでしょうか...?

答えられない方も多いかも知れません。そもそも、インナーマッスルとは身体の内側に分布する筋肉のことを言います。(外側はアウターマッスル)
働きとしては、動作中の関節回転軸を安定させたり、姿勢を一定に保ったりする働きをしてくれています。動作の習得やスポーツ傷害の予防目的として取り組むことが多いです。また、インナーマッスルは表面に見えないので能動的に正しく関節を動かすことも難しいですが、インナーマッスルが機能し関節回転軸を安定させることにより、高いパワー発揮にも繋がります。

どちらかをやっておけば良いのではなく、どちらともを行うことが重要です。


4,速筋線維と遅筋線維

紡錘状筋や羽状筋など全ての筋肉は数百〜数十万の筋線維で構成されています。筋線維は筋周膜によって束ねられています。これが筋束と呼ばれています。筋線維は髪の毛くらいの太さです。筋線維の周りには、脳から命令を出す神経や酸素などの栄養を運ぶ血管が分布しています。そして、筋線維の中にも筋原線維というのが束で構成され存在し、ここで筋肉の収縮活動が行われています。

いろいろな形の筋肉(筋束)の中に筋線維束があり、筋線維束の中に筋線維があり、筋線維の中に筋原線維というのが存在します。

そして、筋肉は大きく分けて2つの線維が存在します。
・速筋線維 速筋線維は速く収縮するがすぐ疲労をする筋線維
・遅筋線維 遅筋線維は収縮速度は遅いが長く収縮し続ける筋線維

各種の筋線維の割合は遺伝によってほぼ決まっています。しかし、トレーニングによってその割合が変化する可能性があります。少しずつの積み重ねが割合を変化させスポーツ競技成績に影響を与えてくれます!

5,まとめ

あなたのカラダで筋肉は小さな筋線維が集合し束となり形を作り、各部位ごとで重要な働きをしています。自分でトレーニングをする際には、何が目標なのかを明確にし、どういった目的で、どんなトレーニングをいつまでするのかを考えて実行に移すことで結果は変わります。
トレーニングで主に鍛えられるのは筋肉です。筋肉のことを理解することで、トレーニングの質は更に向上することでしょう!どういった、筋肉を動かしているのか、なんのためにやっているのか、どこが目標なのか改めて考えてみてくださいね!

◇参考になる記事はコチラ

◯参考文献 
基礎から学ぶ!筋力トレーニング ベースボール・マガジン社

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