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T型C型L型 あなたはどんなリーダー?

自己認識、英語で言うとSelf Awarenessと言うそうですね。自分がどのようなことでモチベーションが上がり、逆に何で下がるのか。どのようなアプローチが得意なのか?

人生は山あり谷あり。谷の中でもいかに自分のやる気を引き出し、前進できるか、継続できるか。これが何かを達成するためには不可欠だと思うのです。

さて、ビジネスパーソンの属性は3系統(Thinking, Communication, Leadership)に分類できると言います。

T型は思考力が強み。「全体と部分」「手段と目的」の明確化など行動の前に体系的に考え、最適解を常に求める。
しかし、選択肢のあらゆるリスクを検討するあまり、慎重になりすぎて行動に移せない。

C型は人付き合いがうまく、人脈ネットワークを構築するのに長けている。人の心情を読み取るのがうまく、その場の雰囲気のコントロールが柔軟に可能。
一方、他人の反対を押し切ってまでの決断に抵抗感を感じる傾向がある。世渡り上手の反面、適当な発言でその場を乗り切り、行動に首尾一貫性がない。最悪のケースだと人に仕事を振ってばかりで、責任感を感じにくい。

L型は目的意識が強く、組織の理想像と現実とのギャップについて自分事のようにフラストレーションを感じる。思考が「~すべきだ」のことが多い。行動派、そして、独断的になりがちで衝突もあまり気にしない。

これはどの型が優れているというわけではなく、あくまで特徴づけです。どれか1つではなく、「T型少しで、C型強め」という複合でも構わないとのことです。さて、みなさんはどの型に当てはまるでしょうか?
ちなみに私の場合は自己分析をすると、T型の少し入った強いL型で、C型はないと考えます。

肝心なのは、その人にはその人に適した役割があるということです。個人の型を矯正しようとしても無理が生じます。C型の適性が無い人に、社交的、外交的なマネジメントを真似させてもその通りに上手くいきませんし、当の本人には強いストレスが生じるのです。

では、どうすべきか?

例えば、T型は意思決定を他の人や組織的なシステムに委ね、プロジェクトの推進力を戦略思考でサポートすることで輝けるでしょう。C型はチームの各個人の能力や性格を見出し、切り口や策を引き出すのに注力するほうが良いというわけです。

まさに個人の力を適材適所に組み合わせて最大限のアウトプットを引き出す組織運営の真髄がここにあると思います。

尊重して任せる。簡単には聞こえますが、意外に難しいと思いませんか?

「あいつのやり方が気にくわない」「もっと自分みたいにやれ」このような思考は個人の本来発揮できる力を埋もれさせているかもしれません。

このように自己や他人を分析すると、“他人は自分とは違う”ということを肯定的に捉えられます。その上、その人との接し方、導き方を戦略的に考えられると思うのです。

また、自分はこういうタイプの役割になれば上手くいく気がする、という自己肯定感を持てることでキャリアの将来観も変わります。

例えば、昔の私は会社や他人の振る舞いのこと、自分の目指さないといけないと感じていた将来像で悩まされ、時には自暴自棄になりました。

「なんで会社のやつらはもっと”こう”考えないのか。」
「将来は”ああいう”ことをしなくちゃ…自分に出来るか不安だ…」

これは、あくまで自分なら”こう”するという物差しで他人を評価していただけです。繰り返しになりますが、自分はそれが正解だと思っていたとしても、同じやり方をその人がしたところで、まず上手く行きません。やり方に納得感のないまま本人も仕事を楽しめないでしょう。

松浦機械の歴代の社長陣はC型が強いです。C型に適性のない私には彼らのようなマネジメントはできないでしょう。自分の目から見て完全に納得できないこともあります。しかし、そのやり方は彼らにとっての最適解なのです。同じように、自分の考えるやり方も間違ってはいませんよ。得意なことが違うだけですから。足りない部分は周りで補います。

自分は自分の信じる道を進みます。


このnoteを800文字程度にぎゅっと内容を凝縮した私のコラムが松浦機械製作所の広報誌、ツウラNEWS!にて掲載されております。


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