(実況中継)固定資産の減損 2021年 第3問 問題1 問1
公認会計士論文式試験の財務会計論の過去問を実況中継していくマガジン
まずは、直近の2021年からスタートしたいと思います。
今回は、減損会計に関する問題を実況中継してくよ。
では早速、問題を見ていこう。
問題
のれんを含む資産グループについて減損損失を認識する場合には,当該減損損失はのれんに優先的に配分される。のれんに減損損失が優先的に配分される理由について述べなさい。
実況中継
これは基準で見たことがあったような気がする。
ただ、ばしっとは思い出せないので、考えてみよう。
のれんに減損損失が優先的に配分されるということは、のれんの性質というところに何か考えるとっかかりがありそうだ。
のれんの定義から思い出してみよう。
のれんとは、超過収益力の原因だ。
そうか、思い出した。
のれんは超過収益力の原因だから、資産グループに減損が生じているときには、その超過収益力はもはや失われていると考えるんだった。
というわけで、この2点を中心に答案を作成する。
・のれんは超過収益力の原因である。
・資産グループに減損が生じているときはに、超過収益力は失われていると考える。
関連する基準
模範解答
のれんは超過収益力の原因であり、のれんを含む資産グループについて減損損失を認識することとなった場合には、当該資産グループの超過収益力がもはや失われていると考えられる。
そのため、当該減損損失はのれんに優先的に配分される。
学習のヒント
・意義や定義はある程度正確に覚えておく。(事前の準備として)
⇒定義や意義は、試験の中の記述として利用することは非常に多いです。
意義そのものを試験で問われることは少ないけれど、枕言葉として使うことはよくあります。
特に、いくつか会計処理方法がある場合には対比として利用されることが多いです。
そのため、一般的な意義や定義については、ある程度説明できるようにしておきましょう。
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