21歳イタリア料理人が消化器系難病(クローン病)を発症し、イタリア料理店独立の夢を諦めIBD食の開発を始めた話
初めましてIBD料理人の中西優斗です。
2020年にクローン病を発症 現在自由が丘のイタリア料理店で働きながら低脂質、高タンパク質、低残渣のIBD食を開発し通販で販売しています。
イタリア料理店で独立を目指し都内のイタリア料理店で修行をしていた矢先、下痢や黒色便が続き病院で検査をしたところクローン病発覚。 クローン病は口から肛門までの消化器官で炎症が起こりやすい病気で、今のところ完治はせず、基本的に低脂質、高タンパク質、低残渣な食事を心掛けなければいけない。寛解期は特に強い制限はない。
IBDを発症し食生活が激変!
IBDを発症してから自分の食生活が180度変わって今まで大好きだった食べ物が殆ど食べれなくなってしまいました。毎月イタリアンを食べ歩きしたりと食べることが生き甲斐の一つだった自分にはとてもショックなことでした。それに毎日食べるものに気を使わないといけなく、毎日レシピを考えるのも中々大変だなと感じました。
また、ジャンキーなハンバーガーや唐揚げ、とんかつ、ラザニア、カレーなどの好物が気軽に食べられなくなってしまったのも嫌だなーと思いました。同じ気持ちを感じているIBD患者さんはとても多いと思います。
実際、毎日低脂質なレシピを考えるのが大変という方がいたり、鶏胸肉、ささみ、タラなどの淡白な食材を使う事が多くなったり、油があまり使えない分何か物足りないなと感じる事がよくあると思います。
IBD患者さんの食生活を変える
現在、IBD患者向けの冷凍食品やレトルトを販売しているところもあり、とても安全だがやはり味のクオリティーは落ちてしまうなと感じました。それに、栄養士さんが考えるIBD食はあるが料理人が考えるIBD食はあまりないなと思いました。
そんなIBD患者さんの食生活を変えたくて自分でIBD食を開発しよう! と決断しました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?