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かわら版note 龍となれ 雲自ずと来(きた)る

荒井ゆたかです。
2024年がいよいよ始まりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

3年前、学生時代からお世話になってきた大恩人に「選挙に出ます」と報告に行った際に、その方のオフィスの掛け軸に書いてあった言葉がこちらでした。

「龍となれ 雲自ずと来(きた)る」

目に入った瞬間に、ビビビっと来て、帰ってから調べたら、昭和の文人である武者小路実篤が色紙によく書いた言葉として知られているとのこと。

同名のタイトルで、武者小路実篤の画讃(絵と言葉)を集めた本も出版されていて、買い求めました。

表紙には、武者小路が描いた龍が描かれています

龍となれ 雲自ずと来る 武者小路実篤の画讃に学ぶ
(小池邦夫監修、清流出版、2010年)


今ではこの言葉を座右の銘として大切にしていて、選挙応援で使う「為書き」にもこの言葉を書いています。

不思議なもので、龍には必ず雲が描かれています。

雲は龍が縦横無尽に天を駆け巡るのを助け、また、地には大いなる恵みをもたらします

また、雲は徳望を表していて、徳望を失った龍は地に落ちる、という考えもあるそうです。

リーダーにとって大切なことを伝えて言えるようにも読めます。


さらに言えば、僕自身の心に響いたのは、自分の名前の由来からかもしれません。

政治家として名前は「ゆたか」とひらがな表記をしていますが、漢字では「優」と書きます

其優如龍
そのゆたかなることりゅうのごとし

春秋左氏伝

という、中国の古典の一文から名付けた、と親からは教えてもらってきました。

その意味でも、小さい時から「龍」という言葉には、人一倍敏感だったかもしれません。

僕が産まれた時に、有名な書家に書いてもらったそうです



その「龍」になれ、という、言葉を立起を表明しに行った際に目にしたのは偶然ではないように思います。

そして、いよいよ、政治家になって3年目、つまり、この言葉に出会って3年目になる今年が「龍」の年。

今年は、解散総選挙があると言われています。

2期目の選挙は厳しいと多くの方に言われますが、政権交代がかかった総選挙になることも間違いありません。

しかし、政権は交代するよりも、運営するほうが難しい

この3年間の政治家としてのキャリアで、党本部の人材「応援」局長や、

超党派のライドシェア勉強会の事務局長超党派サウナ振興議連の事務局長などを


務めてきたのは、まさに政権を運営するための様々な経験を積んできたと思っています。


今年は、政権運営の要を担う「龍」になる覚悟で頑張っていきます。
今年もよろしくお願いいたします。

2024年1月1日  衆議院議員 荒井 ゆたか

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