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第7章 8.前向きな会話(Blackboard Story 2020/7~9)

       テル、シン、車の中にて

テル 「今日は引っ越しの手伝いありがとうね!」
シン 「いえいえ!俺も手伝ってもらったからさ」
テル 「そういや、あの日は携帯ショップに
    就職する前日だったな」
シン 「確かに就業前だったんだよね」
テル 「そうそう。結局5か月くらいで辞めたけどね」
シン 「確かにね」
テル 「まあ、それがあって今の俺がいるんだけどね」
シン 「あ、前に誘ってくれたボードゲーム会、
    めっちゃ楽しかったよ!」
テル 「どういたしまして!良い子揃ってるでしょ!
    ショウさんとかゾノちゃんとか。
    先週もみんなで江の島に行ってきたんだよね」
シン 「いいなぁ~。誘えよ~」
テル 「あ、まあ、ショウさんもゾノちゃんも、
    シンとはまた遊びたいって言ってたから、
    一緒に遊ぼうよ!」
シン 「お、嬉しいね!」
テル 「そういや、前回のボードゲームで
    石ちゃんとも仲良くしてたよね?」
シン 「うん、あの子、
    ノリがよくてめっちゃ好きだわ」
テル 「だよね~。ボードゲームで遊んだ時に、
    面白そうだったから直感でナンパしたよ。
    ホント石ちゃんも、
    一緒に遊ぶと楽しいんだよね~!」
シン 「分かる~」
テル 「なんか、今年出会った子って、
    みんな前向きな子が多いんだよね。
    今までは、過去の愚痴を
    語っている人が多かったけど、
    今年は未来の夢を語る人が多いな、
    って思ってさ」
シン 「それはいいよね!」
テル 「だから俺も、今年はちょっと
    大きなことしたくて、自分の誕生日会を
    開催することにしたんだよね!」
シン 「凄い行動力だね」
テル 「ショウさんもゾノちゃんも
    石ちゃんも来てくれるよ」
シン 「お、楽しみだなぁ」
テル 「そこで、企画の一つとして
    謎解き会をするわけなんだよね」
シン 「あ、今日、俺が撮影するやつだっけ?」
テル 「うん、シンには謎解きクイズの
    出題者になってもらうよ!」
シン 「いや~、緊張するな」
テル 「あ、大丈夫、台本作ったから」
シン 「お、さすが元演劇部顧問」
テル 「ま、今日はよろしく頼むよ」
シン 「おう!」

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