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最高の旅の見つけ方 in イラン

イランへの旅、心からオススメです!

旅には様々な良い面があると思いますが、これまで見たことがない景色、文化、人に会い、自分の世界や視野を広げることができるというのが大きな魅力のひとつだと思います。
筆者はこれまで少なくとも20カ国以上を訪れましたが、良いい意味で最も期待を裏切られ、素敵な経験と新しいインスピレーションを与えてくれたのがイランでした。

なんとなく邪悪で危険なイメージをなぜかもってしまっていたイランは、行ってみると豊かな文化と宗教に紐づく壮大な建造物、素敵な工芸品、そして何よりも人懐っこくハートフルな人たちに溢れた国でした。

今回はそんなイランの個人的なおすすめスポットを5つ紹介します。
欧米やアジアの旅に少し飽きた、少し普通とは異なった旅がしたいという方に是非選択肢として加えてほしいなと思っています。

~丸3日は見ていられる心躍るクラフトマーケット~
バザール in ヤズド

イランのなかで、いや、これまで行った旅先の中でも、最も心躍る場所はヤズドのバザールでした。イランにはどの街に行ってもバザールがあり、アクセサリー、小物、インテリアにドライフルーツなどありとあらゆるものが所狭しと並んでいて、ペルシアの風情を感じることができます。

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なかでも本当にオススメなのが、金製品が特産となっているYazdという街にあるバザールです。あまり日本では知られていませんがイランは金、銀、銅、ターコイズの産地で、品質のいい金製品が比較的安価で購入することができます。

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Yazdのバザールには、職人さんの手でひとつひとつ丁寧に作り上げられたエスニックでセンスの素敵なゴールドアクセサリーが広大なバザール一面に光り輝いています。女性はもちろん男性もつけたくなるようなアクセサリーの掘り出し物が時間をかければかけるほど見つかるので、何時間でも何日でも楽しめる場所でした。

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是非自分だけの1品を見つけ出してみてください。またオーダーもできるみたいです。

~ノスタルジーに浸れるキャラバンサライ~
Zein-o-dyne in ヤズド

イランの旅全体を通してもすごく印象的だったホテルがあります。シラーズからヤズドへ向かう道中で砂漠の中にポツンとある400年前に造られたキャラバン宿をスペイン人オーナーが改装してできたZein-o-dyneというキャラバンサライ(ホテル)です。

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キャラバンサライの中は中央が広い中庭になっており、中庭を囲むように座って休める場所が設けてあります。快適でありながら、建物や空間の雰囲気は数百年前のペルシアにタイムスリップをしたような気分にさせてくれ、ノスタルジーに浸りながら日向ぼっこをしたり、素敵なホテルのスタッフや旅人と何時間でもおしゃべりに花を咲かせることが出来ます

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周辺を囲む城壁の屋上に登る事も可能で、砂漠に沈む夕日を見ながら心を空っぽにする時間はすごく贅沢で、それでいて新鮮な時間でした。

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夜は近くの大学から天文学の教授が天体望遠鏡を持ち込み、星空観察のワークショップを開いてくれます。

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~日常に溶け込むハートフルで荘厳な世界遺産~
イマーム広場 in イスファハーン

世界遺産にも登録され、かつてその美しさから「ここには世界の半分がある」と言われたイマーム広場は青を基調とした精密なアラベスク模様のタイルで覆われた荘厳なモスクや宮殿によって囲まれている美しい広場です。

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世界遺産にも登録されたモスクや宮殿は、その壮大さと繊細さが合わさった建築に圧倒され、言葉を失いました。

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壮大な壁ひとつひとつが職人さんが手描きで作る小さな美しいタイルで覆われていて、これを建てるのにどれほどの手間と時間がかかったかは想像もできません。

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四方を覆う建物の中はクラフトショップが立ち並び、なんともセンスのいい商品が売られていて、見て回るだけでも時間が過ぎてしまいます。

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広場では毎日15時を過ぎると市民が家族や友人同士で集まりピクニックをしていて、人懐っこいイランの人々が「どこから来たの?一緒にお茶をどう?」と声をかけてくれます。この広場ほど、歴史や文化の重みと日常が混ざったあたたかい広場は他にはないのでは?と思わされます。


~ペルシア帝国時代の都を垣間見る~
ペルセポリス

かつてのペルシア帝国の都でありアレキサンドロス大王に滅ぼされた宮殿群の遺跡がペルセポリスです。こちらも世界遺産でイランで最も有名な観光名所でもあります。

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ところどころに残る建造物の跡や壁画が修復されながら残っていて、当時の都のスケールを感じさせ、またペルシアの歴史と信仰、文化を随所に感じることができる場所でした

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ここは絶対にガイドさんについてもらってストーリーを聞かせてもらいながら観光するのがよいと思われます。

~中東No.1フォトジェニックモスク~
ナスィーロル・モルク・モスク in シラーズ

シラーズにある街を象徴するモスクで、ピンクのタイルを多く使われていることからピンクモスクと呼ばれています。また多くのモスクの窓にはステンドグラスが使われていますが、ピンクモスクでは窓一面にステンドグラスが使われています。

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なんといってもこのモスクの特徴は朝の時間のモスク内の光景です。朝日がステンドグラスを通して色鮮やかに入り込み、同じく色鮮やかなペルシア絨毯を照らすことで、幻想的な光景を映し出します。

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さていかがでしたでしょうか?旅の選択肢が少しでも広がれば嬉しく思います。
次回はバザールの様子を詳しくお伝えします。

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