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難しいと悩むことと、結果が出なくて苦労することとの違い


よく、自分でコントロールできることとコントロールできないことがあるから、コントロールできることに集中しましょう!という話があります

自分でコントロールできること
・自分の行動、態度、姿勢
自分ではコントロールできないこと
・過去、天候・・・自分の行動で影響を与えにくい
・未来、結果、他者、顧客、魚釣り・・・自分の行動で影響を与えられる

でも、もう少し丁寧に言えば、コントロールできないことには、自分の行動で影響を与えられることと、影響を与えにくいものがあります。

過去とか、天候、天変地異には、なかなか影響を与えにくい。
未来とか、結果とか、他者とか、顧客には影響を与えられると思うんです。
でも、直接コントロールはできない。だから、100%リンクはできない。
そんなことを前提とした時にどう振る舞うか?

・直接コントロールできないものが、うまくいかないことで凹まない ex)相手が意図通り動いてくれない!
→どうやったらうまくいくかな? と手を変え品を変え いろいろためす

・直接コントロールできないものを、うまくいくにはどうすればいいか?悩んで止まらない
→どうやったらうまくいくか? 相談する

・直接コントロールできないものでも、うまくいくにはどうすればいいか?探求する
→テーマを自分で選んで、可能性を探る。引き出しを増やす
→今よりよくなったらいいじゃん!と思える
→アイデアを考えるためには、そもそも今、何が起こっているかを知ることから そして、発想する

・お客様の意思決定も直接コントロールできない。だからといって、工夫できないわけではない
→why→what、what→howを分けて、相手にとって何が大事か?どういうアプローチが良さそうか?問いかける。みたいなことをしながらお客様の意思決定をサポートすることはできる

・プロジェクトが成功するかは直接コントロールできない。だからといって、工夫できないわけではない
→ロードマップを引いて、多少予定通りでなくなっても、ロードマップを引き直しつづける。それをゴールまでできれば、プロジェクトを完了させることができる

そんなような捉え方をしていると、難しい直接コントロールできないことを悩むって、出口がないんじゃないかなと思ったり。難しいって言っているのを耳にすると気になる。

これを英語で表現すると、How might we 。 いかに〇〇できるか? という姿勢を持つこと。それがデザイン思考とかで使われる問いかけだったり

なので、結果がなかなかでなくて苦労する、でも少しづつ実現に近づいていく。という取り組みは尊いなと思うのです。

一方で、組織構造に対する思い込みというのもありまして、組織構造もまた多くの他者をコントロールするための工夫の一つではありますが、結局他者は直接コントロールできるものではありません。

コントロールできないテーマなのに相手にコミットを求めたり、コントロールできないことを気にしてても無駄だからつべこべいわず行動しろよ。というのも結局無理がある。だからビジョンミッションだとか、行動の意味を丁寧に共有したり、OJTで小さな経験を一つづつ積んでいってもらったり。

あくまで、相手に行動してもらうには自分はどうできるかな?how might weな視点を持って欲しいなと思う場面が日常的によくあります。


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