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H3ロケットで切り開く新産業!今注目される【宇宙】とは?(122)

ども!裕太郎です!

最近話題となっていた「H3ロケット」ですが、先日残念ながら打ち上げ失敗となってしまいました、、

私もYouTubeで打ち上げ後に観ましたが、打ち上げを断念する瞬間の現場の方々の心中を察すると、居た堪れない気持ちとなります。。

けれども、今回の打ち上げで得た技術と学びは大きな前進になると私は信じてるので、今後の打ち上げも楽しみです!

さて、最近何かと話題の「宇宙産業」ですが、なぜ日本でもロケット打ち上げに力を入れ、話題になっているのでしょうか?

話題の「H3ロケット」とは、ある画期的なコンセプトで開発された新時代を切り開くロケットのようです。

気になったので、H3ロケットの話題を元に調べてみることにしました♪

◎H3ロケットとは?

H3ロケットとは、宇宙航空研究開発機構JAXAが民間企業と共同開発し、「柔軟性」「高信頼性」「低価格」を実現させるべく、取り組むロケットのようです。

特に私が取り上げたいのは「低価格」という点。
今回の開発には民間企業が関わっていて、「再現性」を意識した流通も考慮されている事に感動しました。
既にアメリカでは民間化が進んでおり、大きな進歩を見せています。

今回注目すべきところは、「車の部品」が使われている事です。
宇宙専用ではなく、市場に出回る部品を使うことで、コストを格段に抑えることができるだけでなく、車の生産ラインに乗せることができるので、産業化しやすい点にあります。

JAXAは、20年先を見据えて毎年6機の打ち上げを予定し、安定して打ち上げることで産業の基盤を作る事を掲げています。

これが実現したら、SF映画の様に毎日宇宙へ打ち上げが行われ、当たり前の様に宇宙を行き来する未来が実現されるかもしれませんね。

車工場をロケット工場に

◎宇宙産業に日本が取り組む意義は?

また、これほどまでに日本が宇宙産業に乗り出す様になったのは、政治的な方針もあるとの事。

世界的にロケット産業が益々盛んになっており、打ち上げ回数も格段に上がりました。
日本が打ち上げなくても、仲良しアメリカが打ち上げられるからいいじゃないか。
そんな気がしましたが、アメリカとの国交もいつ拗れるかわからないので、日本自体がロケット技術を持つ事はとても大事な事です。

また、ウクライナ危機で、ロシアがロケット打ち上げサービスを拒否している事から、日本のロケット産業に注目が集まってます。
これは世界的にみてもチャンスですが、日本は現在遅れをとっていて、チャンスを掴み損ねてるのが現状です。

イーロンマスク率いるスペースX社の打ち上げ費用は65億円ほどですが、H3ロケットの目指す打ち上げ費用は50億円

H3の前身のH2Aは98%の打ち上げ成功率で、世界最高レベルのクオリティでした。
しかし、打ち上げ金額が100億円と民間化するには価格の壁があり、
そのため、この価格競争にも勝てれば、日本の産業は大きく変わります。

激化する宇宙産業

◎近未来を予想する

以前の記事で「宇宙港」について執筆しましたが、H3ロケットの様な安くて性能のいいロケットが完成すれば、車を生産するが如く、大量生産が可能になります。

それが実現すれば、宇宙港から日々ロケットが地球と宇宙を行き来する時代がやってくるでしょう。

日本には世界に誇る「TOYOTA」の技術がありますし、素晴らしい技術を持った町工場の職人さん達もいます。

後継者がなく、廃れゆく町工場から技術が失われつつあると耳にします。
宇宙産業が盛り上がる事で、町工場にも受注が回り、技術喪失から日本を守ることにも繋がります。

◎まとめ

今後の発展が期待される宇宙産業ですが、やはり資金力が結果を左右するのかなと思います。
科学の進歩は皮肉にも軍事絡みで発展してきました。
日本はアメリカに守って貰っているため、軍事開発などは盛んに行われないので、その分資金面では厳しい環境下にあるかも知れません。
平和という事で良い事ですが。

今回紹介したH3ロケットは、低コストで作れると共に、既存の部品を流用できる点で、日本にも勝ち筋がある開発なのではないかなと考えます。

再現性を持たせ、日本の技術が世界に広まり、日本の経済が潤う事を期待してます!

それでは!

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