見出し画像

健康が転落する時2話

2020年の7月
毎年この時期に人間ドックに行っていた。
ドック前の医師からの問診にも普通に答えていた。聴診器を当てると、何度も測られ。
「不整脈」ですね。ポツリと診察された。
本人は、全く自覚が無かった。恐らく、常態化していて気づかなかったのであろう。

聞き慣れない。単語で理解が出来なかった。

心電図にも、不整脈が表れていた。

人間ドックの後で併設の病院の予約を取るよう促される。

2020年8月
ドックの併設病院で診察に行く。その際にホルター心電図を着けて24時間測定される。この時に心房細動疑いと診察される。

2020年10月
フォルター心電図の分析結果が医師からの告げられ、やはり心房細動と診断された。この時も、自覚症状があまり無かった。この時に、禁酒をするとおさまる。とのことで、治療方針が決まった。

約5ヶ月の禁酒生活が始まる。

今年(2021年2月ごろ)まで完全禁酒をしていた。
コロナ禍で忘年会とお年賀が無く禁酒も思うように禁酒が出来た。

その頃になると、ジョギングしてても、心臓がバクバク突然動き出す。止まる、どこかに座る。

3月

ロードバイクに乗ってても、登り坂で突然心臓がバクバク。降りる、座る。

ジムでベンチプレスしてても、胸が苦しくなる。

2021年4月

この頃になると、じっとしてても突然バクバクでも数分で終わった。仕事中に起っても、休憩しながら、やり過ごしていた。

会社でビデオ会議中にもバクバク唸りだす。自分のプレゼンの最中にも起こり水を飲みながらやり過ごすが、間延びしたプレゼンだったと思う。

これのバクバクのせいかわからないが、4本のプレゼン予定が2本しかパワポで作れなかった。

ゴールデンウィークに入り蔓延防止が施行されているが、旅に出たくなった。

この一連は、ストレスが原因で気晴らしすれば治ると思い込んでいた。

あっ、女神湖行こう!予約した。
若い頃、白樺湖のリゾートホテルのホテルマンでした。バブル華やかな、平成元年ごろから弾けるまで勤めていたところに急に行きたくなった。ロードバイクも輪行するぞ!

さっそく、白樺高原ホテルに1人旅で着いた。
初日は土砂降りの雨でしかも暖房が必要なくらい寒かた。大浴場に浸かった。そこでも、バクバク星人が登場!5分くらい登場したかな。

30年も前なので、知ってる従業員は誰も居なかった。

2日目
ロードバイクでビーナスラインを自転車で向かう。白樺湖までは、下り坂なので、なんてことはない。バクバク星人がしょっちゅう登場していた。下りでは、足を止めてバクバクが過ぎる技も獲得していた。
なんとか、白樺湖まで到着。5キロくらい。到着した。

そのまま、ビーナスラインをインナーローでクルクル回して、傾斜の激しい美ヶ原目指す。

空は快晴で、最高の景色。坂道を登るいつもの健康的なバクバクが登場してくれて休み休みだが、なんとか車山まで到着した。車山の売店で病的なバクバクが登場した。ゲレンデを観ながら、バクバクが過ぎるのを待っていた。10分くらいで治った。さて、更に上にと思ったら、いちばん軽くギアでも回らない。超弱虫ペダルな状態になった。まあ、諦めて白樺湖に引き返す事にした下りなので、あっとゆうまに到着した。湖畔の周り周回してみた。廃墟のホテルが点在しており、時代の経過と不景気を実感した。

やばい、バクバクとまらない。やばい。ローソンのイートインに潜り込む。バクバクが治らない。手で脈を押さえると、一定周期でない、小刻みなバクバクがつづく。胸の心拍計も180とか表示される。小1時間くらい続いたであろう。

展示コーナーも全部見て。さて、女神湖に戻ろうと、バイクをまたぎ、登りかけた時に目から星、視界が狭くなる。ここまでになったのは後にも先にもこの時だけだった。

そっと、降りて。その場でうずくまる。めんどくさい身体になったもんだ。心拍が落ち着いた。登り坂は転がしゆっくり歩いた。下り坂では、乗って下った。そんなことをくりかえながら。夕方にホテルへ到着出来た。

3日目
大きい荷物は宅配便で送る手配を頼んで。ホテルを出る。佐久駅目指して、チャリを跨いだ。またバクバク星人が登場したらと思ったが、自信着けて帰りたかったし、下り坂ではバクバク星人が舞い降りても、大丈夫な自信があった。

楽しい下り坂で、ブレーキシューが臭くなるほど握った。楽しく休憩も一回で佐久駅到着した。

気圧のせいか、高度のせいか?帰りはバクバク星人の登場がなかった。

新幹線で無事帰宅ができた。

ゴールデンウィークが終わり、バクバク星人の滞在時間が2時間くらいになった。再び、ドック併設の診療所に向かった。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?