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リゾートホテル就職 バブル期 第1話

初めに

自分の仕事を始めるきっかけをちょっとメモしてみる。かなり恥ずかしいが、なにかに残しておきたくて書いてみる。

浪人生

昭和63年
この頃は、天皇の容態が悪くバブル華やかだったが、テレビでは天皇崩御のXデーがささやかれていた。

南浦和の予備校に通っていた。大学受験に向けて、あきらめかけていた。模試でも、全然引っかかる大学がなかった。それでも、友人のパジェロの助手席に乗って浮かれていた。テレビでは、ジュリアナ扇子を振るワンレンボディコンが映ってた。

平成元年
3月末
数校の大学を受験したが、受験番号がなかった。
親父から、来年の浪人は許さない。と伝えれらていた。
本当にあの頃の自分は勉強が嫌いだった。いろいろあきらめててたんだ。学歴の高い壁が越えられない。

就職活動

テレビドラマのホテルがやっていた頃だった。ホテルマンがかっこいいなぁ、と漠然と思っていた。

そこで、ホテルを就職口を探していた。やはり浪人失敗の肩身の狭い思いを家の中でしてた。

新聞で見つけた。4つのホテルを面接することになった。
信州の白樺湖のリゾートホテル
小さな温泉旅館
浦和市の市営ホテル
御三家ホテル系列のビジネスホテル

面接

小さな温泉旅館の面接では、
錦糸町にあるガム会社が経営ホテルで面接する。熱意ある支配人さんと面接した。新卒として採用する。自分の片腕として育てる。最後にそっと、交通費をくれた。確か1万円くらいだったと思う。採用された。

御三家ホテル系列のビジネスホテルの面接に出向いた。履歴書を見せて、英語能力を問われ。しどろもどろ、あっけなく不採用。

浦和市の市営ホテルの面接では、地元民がよかったのか、採用をもらった。就職すれば、地方公務員とも言われた。自転車で通える距離だった。

信州の白樺湖のリゾートホテルの面接に行った。新宿の営業所のある高級マンションの一室。人事部長さんと面接だった。新築の1人部屋と自動車運転免許が就職すればもらえる。そっと交通費ももらった。ここも採用をもらった。

面接の結果4社中の3社の内定をもらった。受験で不合格しか味わっていない自分からしたら本当に嬉しかった。また、外部の大人と初めて話す機会だった。

どこの会社に行くか考えたが、白樺湖のホテルに決めた。テレビCMでもよく見ることがきっかけだった。当時19歳の私が出した結論だった。

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