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健康が転落する時7話


7/6(火)
 
病名として、コロナ疑いと心不全疑いの状況で入院したので、シャワー、トイレ付の個室に案内された。
 
その後、入院道具と薬をもって妻が駆けつけてくれた。
 
鼻には酸素、胸にはモニタ心電図、指には酸素指数が取付られ、立派な病人が完成した。
酸素を入れてもらうと、呼吸がかなり楽になるんだと思った。
 
結局、病名不明、退院期間不明で入院となった。
 
仕事がらみの先のアポイント関係を軒並みキャンセルさせた。
個室だったので、自由に携帯電話が使えたことはありがたい。
 
脳に酸素がいきわたるようになったせいか、ことの重大性がだんだん掴めてきた。
 
鼻に入れた酸素が外れ、やり方を聞こうとナースコールをするが、看護師さんが遠く離れて
指示してくれた。ちょと、どおして!と思ったがコロナ疑いなのでしょうがない。
 
病室でPCR検査もした。鼻の奥に綿棒を突っ込まれた。
 
PCR検査の結果 陰性だった。個室部屋は、明日から大部屋に移動してくれるらしい。
 
その後、PCR検査をしてくれたKドクターが登場し、血液マーカーの値で血栓の値が大きいです。
造影CTをすることに、なった。夜8時だった。
 
車いすで、検査場に連れて行ってもらい、造影剤を打たれてた。
 
造影剤を入れられる時って、日本酒の熱燗を寒いときに飲む感じなんです。体がふいに熱くなる不思議な注射です。
CTスキャン機の中に入れられて、みました。
 
ドクターKが肺に血栓が飛んでますね。とポツリ。当時は意味不明でした。原因がわかったんだくらいな感じでした。
 
病室にもどるり、『肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症』と診断がでた。
 
直後に薬がかわり、血液をサラサラにし、血栓を溶かす「イグザレルト」を飲むことになる。
やっと治療がはじまったとわかった。
 
 
7/7 
 
自分のメモがないがいろんな検査をしたと思う。
病室が個室から大部屋に移動になった。
 
7/9
ドクターKから
・この病気は3ヶ月かかる
・目標は悪くさせないことだけど、かなり達成されている
・退院まで一週間はみたい?
・病棟内をぐるりと歩いてもらいたい
・今は酸素があるから大丈夫なだけ
 
こんな指示をもらった。
 
この頃になると熱もさがり、体感的に冷静な思考が出来るようになっていて
ノートにメモを書けている。
 
7/10
 
看護師さんに洗髪を頼んだら、やってくれた。体は、おしぼりで拭いていた。
  
 
◆薬 6/17まで
ダンボコール錠50mg*2錠 (とりやめ)
ネキシウムカプセル20mg*1Cap
プラザキサカプセル75mg*4Cap
 
6/17から
ネキシウムカプセル20mg*1Cap(変更なし)→ 6/29から飲まない
プラザキサカプセル75mg*4Cap(変更なし)
メインテート錠2.5mg*1錠 (新規)
プペリコール錠50mg*2錠 (新規)
ワラソン錠40mg*2錠 動悸時 (新規)
 
6/29から
プラザキサカプセル75mg*4Cap(変更なし)
メインテート錠2.5mg*1錠 (新規)
プペリコール錠50mg*2錠 (新規)
ワラソン錠40mg*2錠 動悸時 (新規)
 
7/6 晩から
イグザレルトOD錠 15mg*2錠 (朝・晩)
ネキシウムカプセル20mg*2錠(朝・晩) 
 
 
 
7/11
昼間の酸素がはずれて、夜だけになる。無呼吸症候群で、夜は酸欠になるらしい。昼間は歩行ができた。
 
7/12
 
『肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症』と診断されていたが、だんだんわかってきた。
 
下半身の静脈から肺に血栓が飛んで、肺に血液循環をさせなくすることです。
だから、呼吸の効率が悪いのでダースベーダーのような息遣いになったとわかった。
 
じゃあ、その血栓は右足に血栓がエコーであるらしい。深部静脈血栓症とは、足がむくむ症状があるが、
自分には症状で出ていない。
 
 
肺血栓塞栓症は、症状あり・深部静脈血栓症は、無症状との状況だった。
 
この日からふくらはぎの太さと脈をバイタルの時に見てもらってた。
 
さらに、不思議なことに、血栓ができた理由が不明だった。カテーテルアブレーションの15日前から血液を
サラサラにする薬「プラザキサ」を服用していた。ちゃんと飲んでたのにも関わらず血栓ができたことだった。
 
ここらから、症状もなく。楽しくも退屈な入院ライフが始まる。
 
土日には、ZOOMでお見舞いもしてもらった。LINEでお話もしてもらった。
 
病院の内情や看護師さんとも仲良くなったつもりでいる。
 
7/20
入院生活にもなれ、症状も全くでなかった。ある看護師さんからは、病院内で一番元気な患者さんとまで言われたほどだった。
造影CTをやって、血栓の状態が小さくなっているので明日退院ですね。と伝えられる。
 
血栓が出来やすい体質なのかもしれないと、赤羽橋にある総合病院に紹介状を出します。血液内科に予約をしますと
伝えられる。
 
自分も、セカンドオピニオンとか考えないといけないのかとか思っていた矢先なので安堵した。
 
 
7/21 
待ちに待った退院の日が来た。
7/6から6/21の間長かった。
 
退院中は、会話が少ないのでとにかく誰かと話したかった。
 
山手線の内側一等地在住のEさんがお花を持って待っていてくれた。
 
妻と合流して、病院を後にする。外は、ものすごく暑い。
自宅に帰り、体力がなくなっている事に衝撃を受ける。
 
ノンアルビール「龍馬1865」を飲むうまかった。

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