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「焙煎に感覚は必要か?」



焙煎をしていくと、おもしろいのは焙煎士の考え方で焙煎をするポイントが違うということです。

例えば、こういうやり方!とプロセスに重きをおいて焙煎する方、焙煎機に重きをおいている方、味わいに重きをおく方。

焙煎士の方と話してみるととてもおもしろく、その度にそんな考え方があったのかと、笑顔になってしまいます。

今まで知らなかったコーヒーの味わいに近づくチャンスだということですね。

味わいを追求することって本当におもしろいです。
ただ最近は焙煎を伝えるということが多く、自分が焙煎して味わいを追求する一方で、感覚を伝えるのって難しいなと感じています。

焙煎する際に温度などをみながらも感覚で調整することがあります。
だから、職人といわれるのかもしれませんが。

温度や時間を調整し、自分が考える味わいに合わせていく。
個人的に、感覚は数字と共に成り立っていて、仮説を立てて検証することがすごく大切だなと思っています。
抽出も似たようなことが言えますね。

毎日の気温や湿度はやりながら、微調整することが必要ですので、感覚的な要素は必要なのですが、それを最小限にとどめることで、その感覚を共有できるのかなと思ってたりしています。 

感覚といっても、適当にやるだけでは、意味がないことが多いです。
ちゃんと科学に基づいた仮説を立て、それをきちんとフィードバックすることでそれがなぜいいのか、悪いのか判断できるようになります。

明日の焙煎と抽出たのしみです!

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