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【抽出 ▶︎ エスプレッソ(味わい)】



エスプレッソは圧力を使うことからコーヒーの中でも少し違った立ち位置にあります。
前回のエアロプレスと似ていますが、それよりも強い圧力を用います。

グラインダーも細かく挽くので、ちょっと違いますね。

***

では、味わいはどうでしょうか?

量が少なく、濃くて苦い。

コーヒーを勉強し始めた頃、オーダーをして後悔したことがあります。

強すぎて飲めないと。

しかし、苦味があったり、酸味があったり、バランスが良かったり、エスプレッソでしか表現できない味わいに出会うたび、奥が深いなとエスプレッソに惹かれていきました。

エスプレッソのおもしろいところは、抽出する際に、ドーシング(詰める)、レベリング(整える)、タンピング(押し固める)という作業があることです。

それにより、圧力に耐え、フィルターコーヒーの約10倍もの濃い液体を抽出することができます。

ここで大切なのは、まず【味わいのバランス】です。
濃度が高いので、酸味の量や苦味の量が過度に強調されると飲みにくくなってしまいます。
(私が初めて飲んだエスプレッソはこれだったんですね)

ですので、抽出するコーヒー豆から均一に成分を取り出せるよう、抽出技術に気を配ることが重要です。

渋みやえぐみなど抽出による阻害要素を出さないこと。
これに尽きます。

そして、味わいのポイントのもう一つは、これがとても大切なんですが、【口当たり】です。

エスプレッソ特有の液体の上に浮かぶクレマ。
クレマと液体を合わせて飲むときどんな口当たりになるのかが鍵です。

口の中で広がるか、点ではなく面で捉えられるか、
なめらかか、ザラザラしていないか。

よくエスプレッソで甘さが出ない、ボディー感が出ないと粉量を詰んだり、細かくしたりすることがあります。

そうすることで、濃度は補完されボディー感がでますが、一つ目のポイントと同様渋みやえぐみを強く感じる可能性が出てきます。

今一度味わいから遡ってみましょう。

渋み→過抽出
えぐみ→未抽出

これに対してどういう修正をかけるか。

そんなことを考えて改めてエスプレッソと向き合うと新しい一面をみつけられると思います。

味わいや口当たりにはまだまだ知らないことがたくさんあります。

明日の朝是非意識してやってみてください!

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次回エスプレッソに関して、さらに深堀りしていこうと思います。

なにかわからないこと、迷っていることがあればコメントにお願いします!

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