【抽出 ▶︎ 全体像】
今日は抽出における透過法と浸漬法についてシェアしていきます。
この二つのいれ方のポイントは、抽出効率にあります。
つまり、どちらがコーヒー豆から成分を取り出すのに、効率がいいのかということです。
もちろんどちらがいいというわけではなく、シチュエーションやその取り出したい味わいによって変わります。
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まずは、透過法からみていきましょう。
透過法はシンプルにいえば、お湯がコーヒーの粉を通り抜けることで、成分を引き出す方法です。
フィルターやエスプレッソなどがそれにあたります。
引き出す力が強く、比較的抽出時間が短いのが特徴的です。
この方法はお湯と粉の接触のタイミングをコントロール、さらに時間を調整できることから抽出効率を上げることのできる抽出方法です。
例えば、コーヒーの本を読んでいると2回目、3回目と注ぐタイミングはドリッパー内のお湯が落ち切る前に注ぐと書いてあることが多いです。
これは、落ち切ってから注ぐと、より成分が多く引き出されえぐみや過渡の苦味を引き出してしまう可能性があるからです。
特に中深煎りや深煎りのコーヒーならなおさらです。
このときに何が起こっているのかというと、ドリッパー内の液体が完全に落ち切ってから、新しいお湯を注ぐことで、1回目では抽出できなかったコーヒーの粉の奥にある成分をさらに引き出してしまっているイメージです。
ただし、、
浅煎りや中煎りなど、未抽出になりがちなコーヒーに関しては、上記の方法を駆使することで適正な抽出をすることができることがあります。
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二つ目の浸漬法は読んで字の如し、コーヒーとお湯をつけて抽出する方法です。
フレンチプレスやクレバーなどがそれに当たります。
この抽出方法はお湯にコーヒーの粉を浸すだけなので、とても簡単です。
味わいのブレが少ないのも特徴です。
浸漬法は、コーヒーの粉がお湯に浸った状態になるので、適正な抽出までに時間がかかります。
ゆっくりゆっくり成分が溶け出していくイメージです。
ですので、過抽出によるえぐみは出にくく、優しい味わいになりがちです。
これは抽出において、「浸透圧」が大きく作用しており、浸漬法においては、この浸透圧が均衡しやすく、それ以上抽出されない状態になるからです。
浸透圧に関しては、是非Google先生に聞いてみてください。
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透過法と浸漬法は極端に二極化しているわけではなく、それが混在することもあります。
この二つの要素を知った上で考慮し、抽出することで、えぐみや渋みといった抽出による阻害要素を排除することができます。
おいしくないなと思ったら、これらのことを意識して、時間を調整したり、注ぐ回数を変えてみてはいかがでしょうか。
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