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写真撮影の会社で最初に教わったこと~ほぼ底辺フォトグラファー奮闘記

こんにちは、三谷です。フリーランスフォトグラファーをしています。
私は工業高校を卒業し、いわゆる製造業的な会社に勤めました。
そこで3年働いたのち退職し、写真の業界へ飛び込んだわけです。
一応写真の専門学校みたいなところにも行きました。写真学校に行ってよかったことはマニュアル操作ができるようになったこと…ですかね。
そして写真学校の卒業と同時に写真の会社に入ったというのがざっくりとした経緯です。

そんな私が写真業界で最初に勤めた会社は、名古屋にあるブライダル写真撮影の会社でした。
専門学校に少し行ったとは言え、ほぼ素人ですから、初めはチンプンカンプンです。もちろん真面に写真は撮れませんでした。

「新人の勉強会やるよ。写真ってどうやって撮ると思う?」
そんな会話があったようななかったような。
定期的に新人の勉強会をやってくれる会社で、”その点”はとても良かったな…と記憶しています。(意味深。笑)
「写真を撮ること」の解像度を上げて細分化し、まずはフローとして考える…。
(そんな風に言われたわけではありませんが、今思うとそういうことだったなと感じています)

先輩:写真を撮るとき、まず最初に考えることはなんだ?

新人A:えっと…ピントを合わせること
新人B:構図ですかね?

先輩:んー、どちらも不正解。正解は「絵コンテ」を考える…だ。

新人AB:…え、絵コンテ!?

そう、「絵コンテ」です。
ピントでも露出でも構図でもなく、まずは絵コンテを考える。
すなわち「撮りたいイメージ」を思い浮かべる。撮りたいイメージが頭に浮かんで、それを形にする。
写真撮影とはその連続なのだ。と私は一番最初に教わりました。

それを踏まえて、”写真と撮ること”を細分化して考えてみると…

①絵コンテを頭に描く(イメージ)
②①のイメージに合わせて構図決める
③①のイメージに合わせて露出決める
④①のイメージに合わせてピント決める
⑤シャッターを切る

となります。
こうやってみると、①の絵コンテがその後の②~④の全てを決めているのだと考えることができると思います。
(もっと細かく言うと、①があるから絞りやシャッタースピードもどうするかが決まるし、それに合わせて感度も決まる。なんなら(カメラも)レンズも決まる…ということです)
特に私が最初に勤めたのがブライダル撮影の会社ですから、ブライダルスナップなんてのは常に①~⑤の連続ですよね。
新郎新婦をどうやって切り取るか…それを頭に描き、そのイメージに合わせて写真を撮っていく。

まぁ言われてみると当然のことなのですが、私はとても"ハッ"としたのを覚えていて、「絵コンテ」という言葉が今でも胸に残っています。

写真は自分自身の思いや考えを形にするもの、できるもの。
カメラ機材や技術ももちろん大切ですが、何よりも大切なのは、あなたが何を撮りたいかやどう撮りたいか…ですね。
私もそのような気持ちで、写真を撮り続けていきたいと思います。

それではまた次のnoteでお会いしましょう~。

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