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3つの独楽に命を吹き込む。〜動画編集編〜【2023年の年賀状 最終章】

みなさん、こんにちは!ユタカ産業のKです。
もう8月になってしまいましたが、年賀状の記事にお付き合いください。

最初から読みたい方はこちらからどうぞ↓

前回、動画撮影編をアップしました。

今回は出揃った独楽たちをどのようにして戦わせるか、どうすれば面白くなるかの苦悩と自分自身の成長をご紹介させていただきます。


1.撮影した独楽の切り抜き

まずは、前回の記事で撮影した独楽をAfterEffectsに入れていきます。グリーンバックで撮影したので、切り抜きはとても簡単です。どれだけ簡単かは、下記の動画をご覧ください。

なんと10秒で切り抜き作業が終わりました!!

背景が消せたら、独楽がずっと回っているように、なるべくまっすぐ回っている部分だけをトリミングしてループさせます。ループも編集は簡単です。下記の動画をご覧ください。

切り抜きと合わせても1分ちょっとの時間で、戦わせるための独楽の素材が完成しました。

簡単!!

撮影セットを揃えた甲斐があり、動画の編集作業がだいぶ楽になりました。最近ではAIで背景を消したりすることができるようなのですが、グリーンバックを使ったときの精度ほどではありません。

ですが、ここからどうするかが問題です。。

2.独楽バトルと言ったら


独楽を戦わせるゲームと言っても、ただ単に独楽がぶつかり合っているだけでは面白くありません。独楽のぶつかり方や動き方を学ぶ必要がありました。それに、みんなの苦労が詰まった独楽で、つまらないゲームを作るわけにはいきません。

そこで独楽がバトルすると言ったら、誰もが最初に浮かぶ「某現代版ベーゴマバトルアニメ」があると思います。そのアニメを見て戦い方を参考にさせていただくことにしました。仕事中にアニメを見るということに対して少し罪悪感を覚えながら鑑賞しました。

人気アニメなだけあり、やはり迫力があって独楽の動きもかっこいい!

独楽がぶつかる瞬間の火花が出る感じや、独楽がフィールドを駆け巡る様子、独楽が止まる様子など、とても参考になりました。大人の事情で実際のアニメを載せることはできませんが、代わりに自分の作った独楽バトルをぜひご覧ください。

3.それぞれの独楽の戦い


独楽を戦わせるためにフィールドが必要です。それぞれの事業部のイメージカラー(自分の勝手なイメージ)として第一事業部が『赤』、第二事業部が『黄』、第三事業部が『青』をそれぞれが勝つフィールドの色にしようと決めました。それ以外の色を負けパターンのフィールドにします。

フィールドを選ぶにあたって、独楽の行動範囲などを予想し、フィールドのアングルと広さがちょうど良いものを探しました。

それぞれのフィールドが決まって、独楽を実際に動かしていきます。ここで意識したことは、円を描くような動きで本来の独楽の動きを入れつつ、アニメに寄せて自我を持って相手に向かっていくような動きを掛け合わせて作成しています。

そして、最後は独楽ごとのイメージで考えた必殺技が発動します。ここから完成したバトルの動画を、1つ1つ紹介いたします。

第一事業部の独楽「ねじごま」の動画はこちら

第一事業部は、ユタカ産業の始まりであり、現在でもユタカ産業を押し上げえてくれている事業部なので、必殺技は上に投げ飛ばして弾く、名付けて「天空乱舞(てんくうらんぶ)」

「ねじごま」の負け方は、撮影していた動画の中で、独楽が止まるシーンをうまくつなげて作成しました。

続いて、第二事業部の独楽「3Dプリントごま」の動画はこちら

第二事業部は、コロナの影響で仕事が落ち着いてしまっていましたが、最近では3Dに力を入れ始めるなど、時代に合わせて粘り強く生き残り続ける事業部だと感じています。今回の独楽が鏡餅ということもあり、必殺技は力強くアタック、名付けて「疾走剛撃(しっそうごうげき)」

「3Dプリントごま」の負け方は、ねじごまと同様に撮影していた動画の中で、独楽が止まるシーンをうまくつなげて作成しました。

最後に、第三事業部の独楽「デジタルごま」の動画はこちら

第三事業部は、タッチサイネージの使用で、売り場の可能性を大きく広げました。時代を先駆けた提案をしていく必要があります。必殺技は、相手のスピードを超えてまさに瞬間移動、名付けて「瞬幻撃(しゅんげんげき)」

デジタルごまの負け方は、デジタルらしくフリーズして落ちる様子を再現しています。

「某現代版ベーゴマバトルアニメ」のような迫力には、まだ程遠いところはありますが、必殺技やぶつかる瞬間の火花など、普段の仕事では使わないアニメーションなので、違った難しさもありながら、新たな体験ができたので楽しく作成できました。

4.TOP画面

TOP画面は、どの独楽で戦うのか選択する画面です。ゲームの始まりの画面なので、ワクワクできるように、そしてお正月感があるように意識して作成しました。

背景は屛風をイメージしたものにして、それぞれのイメージカラーに変えてあります。独楽ごとに個性がわかるように見た目だけではなく、独楽がどんなタイプなのかを記載しています。

この動画は、人がタッチをしてゲームが始まるので、「お好きなコマをタッチでスタート」の文字を点滅させているのですが、正月明けにあまりタッチされていないことに気付き、文字を大袈裟なほどに大きく修正して、すぐさま動画を差し替えました。作ってる側は、タッチして始まることがわかっているので、そこまで気にしていませんでしたが、初めて目にする人からしたら、わかりにくいデザインだったのかと反省しました。

ユタカ産業で取り扱っているタッチサイネージも同様に、動画やモニターにタッチできるという認知が、まだまだ広がっていないのだと感じています。TOP画面の作り方は、特に気を付けないと中身を見ないまま、人が離れてしまいます。

TOP画面をタッチしてもらうためのデザインは、これからも追求をしていく必要があります。

5.まとめ

皆さんは、どの独楽が好きかは決まりましたでしょうか?まだゲームをしていない人は、下記のリンクからお楽しみください。

新年運試しゲーム

遊んでいただいた方からはとても好評で、特に子供たちからのウケがよく、今でも「独楽回しがしたい」と要望があるほどです。初めて作成したゲームで、そこまで楽しんでもらえると作った甲斐があったと思えました。

社長の一言から始まった2023年の年賀状制作は、それぞれの事業部で力を合わせてなんとか終えることができ、今日で年賀状の記事も書き終わりました。しかし、そろそろ来年の年賀状を作り始める季節になってしまいました。今年はどんな年賀状になるのか、社内でも少し話題が出るようになりました。また社長の無茶振りが飛んでくるのかと、怯えつつも楽しみではあります。

これで2023年の年賀状の記事は終わりになります。長編になってはしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。

これからもユタカ産業の活動記事を載せていくので、何卒よろしくお願いいたします。