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システムを導入して人は減らせたのか

今どきシステム導入は当たり前で、世の中的にはDXだ。

この話題でいつも思う。
「システムを導入して、何人の人を減らせたのか?」
「DXにそれだけの予算をかけるということは、人件費をいくら減らせるのか?」

僕自身が今属している会社も、いつもシステムを入れる、システムを入れると言っている。元々ハードウェアエンジニア、そしてその語システムエンジニアだった僕は、最初のうちこそ絡んでいたが、やがて嫌になって止めた。

理由は、
システム導入と経営の効率化は別に考えているから。

一度経営層に聞いたことがある。
「これだけの期間(年単位)検討して、そのために人に動いてもらって、システムを外注して、何人減らせるの?」

経営層は答えた。
「雇用は減らさない」

イスからひっくり返りそうになりました。

テレビでお役所や保健所などがよく映りますが、机の上には資料の山。なんと電話を左手で取って、右手でメモをする昭和スタイル

ほとんど多くの企業は、仕事のための仕事を増やしている。
効率化なんてしちゃうと自分の仕事がなくなるからやらない。

最近もあるイベントに参加するため1泊2日出かけていたのですが、「視察」という名目で県から派遣されています。それも2名。何もせず、日がな一日見ているだけ。

怒りを通り越して、かわいそうにさえ思えます。

システムを導入する、DXを進める際は、人を何人減らせるか、きちんと考えましょう。

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