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トウモロコシ cornが美味しくなってきました

トウモロコシは日本ではそんなにメジャーな食べ物ではないのでしょうか?
しかし、今では世界三大穀物(さらにジャガイモを加えて四大穀物と言われるそうです)の一つだそうです。

これもコロンブスが新世界から持ち帰った食べ物・・・ほかにジャガイモ、サツマイモ、トマト、カボチャ、ピーナッツ、トウガラシ、インゲン豆、パイナップルなどなどがありました。

我が家の台所にもこれらの食べ物がいつもあるような…取り除いたらどんなに貧弱な食事になるのでしょうか。これらの新しい食べ物により、世界の食文化ってこんなにもいろどり深くなったってわけですよね。

ただ、世界に広がっただけでなく、世界の歴史を変えてしまった・・・。

また、日本の食文化がこれほどに発達したのも日本人がこれほどにおいしい食べ物を知っているのも、大勢の人たちが食いしん坊になったのも、日本にそれほど豊かなあらゆる素材が絶えず周りにあふれていたからに違いない。そう思わずにはおられません。

我がキッチンでさえここ下関に引っ越す前は大阪で、なんか食材が少なかったような気がします・・・店が遠かったということもあったでしょうが。

下関に移ったとたん、毎日冷蔵庫をのぞき込みながらあれも作れるぞ、これも作れるぞ!て嬉しくなっていたのを思い出します。

住みやすいところで気に入っているのです。

イギリスやスイスの食事なんて、家の大黒柱、亭主殿がおいしいものを知らないから家庭料理はおいしくないなんて言われていますもんね。

日本に毎年1,2回やってくるドイツの友人曰く「ドイツやノルウェーではただただ手に入るものを食べないといけないから」

今の世でさえ、ヨーロッパ人はそんなことを言っているのです。そういうことだから食文化が世界に誇れるほど発展しないということでしょうか。

ヨーロッパではトウモロコシはおいしい食べ物と言うより、貧乏人の小麦粉の代用品として食べられるようになったそうです。この食べ物がヨーロッパに定着したのは18世紀になってから。日本には17世紀に入って来たそうです。

ところでトウモロコシの味がいいかどうかをどのようにして見分けるかご存じですか?ひげで分かるんだそうです。

トウモロコシのひげ、あの長く伸びたひげは1本1本が身と直結しているのだそうで、トウモロコシのみの数と髭の数は全く同じなのだそうです。

トウモロコシの1本についているみの数は500~700なので、トウモロコシのひげもこの数と同じだけあるということです。
髭・・・めしべがひからびていれば鮮度が落ちている証拠だし、ひげが緑色ならまだ未熟で甘みが足らない証拠だそうです。

食べごろのシグナルは茶褐色でみずみずしく光沢があるひげ、と言うことになるのです。

髭の色はトウモロコシのおいしさの目安ということです。

先日、知人が隣町へトウモロコシ狩りに行ってきたと言っていました。生で食べさせてくれるんですね・・・とてもおいしかったそうです。

トウモロコシも様々な食べ方がありますね。

メキシコはトウモロコシ(の粉)で作った料理が有名ですが、メキシコ市なんて町中トルティーヤなどの香りが漂っていました。

どこかで読んだことがあります。欧米の人が日本にやってくる魚のにおいが漂っている」と思うと。そして、韓国はニンニクの香りですって。

ところでトウモロコシはmaizeとも言います。この言葉はキューバ・スペイン語のmaizから来ており、アラワカン語(ハイチ)のmahiz、つまりこの植物の先住民の名前から来ているのです。ヨーロッパでは、かってTurkey cornと呼ばれていました。この名前は起源に関する誤った考えから七面鳥と同様に付けられました。

トウモロコシは1550年に中国に早くも導入され、コメがあまり育たなない地域で良く成長し、18世紀には中国の人口爆発の重要な原因となったそうです。

こんななことを書いていると、ノルウェーで夫が言っていたことを思い出しました。ゆであがったトウモロコシとパプリカを一緒に食べる・・・インディアン流の食べ方だ、と言っていたのですが、本当でしょうか.

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