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♪めだかの学校は~♪ 今日は学校のお話です えっ、何で魚の写真と思われました?

春、巣立ちの季節ですね。長年の仕事を通して多くの子供たちも見てきました。たいていの子供たちは、3,4歳からクラスに来るようになり、高校に入学するまでの付き合いがありました。彼らの歴史を見てきたって感があります。

そのうちの二人の姉妹、私にとっては、私が昨春仕事をやめたため、最後の生徒になった子たちですが、この春、お姉さんの方は高校を終え就職した、と聞きました。あんな小さかった子がいつの間にか私より大きくなり、就職・・・大丈夫か?と思ったり、いや、わが子よりしっかりしている、と思ったり。悲喜こもごもの春です。

私自身も、昨春は長年続けてきた仕事から引退し、私の人生の大きな節目の年となりました。生徒さん(大人の方々)と卒業旅行に海外に・・・と言う話も持ち上がりましたが、教室主催者側からは何かあった時に責任は持てないから、とgoには至りませんでした。私も、旅行中に、ベトナムで犬に噛まれたりで、結局、実現はしませんでした。実現させていたら、もっともっと多くの楽しい思い出ができていたのだろう、と少し悔やんでおります。

学校生活、様々な思い出がありますよね。一番大きな思い出、楽しい思い出って何でしょう?いやな思い出もあった?

今日は学校schoolのお話です。

学校を意味するschool にはもう一つ「魚の群れ」と言う意味があります。イルカの群れはschool of dolphin、「めだかの学校」ならぬ いるかの学校ではではないので注意が必要です。

それにしても歌、♪めだかの学校は~♪はこの英語から来たのではないでしょうね?

英語にはこのほかに「群れ」を表す単語がたくさんあります。
crowd 人の群れ、群衆
flock 羊・鳥の群れ
herd 獣の群れ
pack 猟犬・オオカミの群れ
pride ライオンの群れ
などです。

私の知人で毎年のように沖縄に旅している人がいます。この4月にはイルカと一緒に泳ぎに沖縄に行くと言っています。楽しいだろうな…。

schoolの語源ですが、school学校、 scholar学者などを表す英語はラテン語の schola学校から来ていて、そのラテン語 schola学校はギリシア語の skhole余暇、暇からできた言葉と言われています。

古代ギリシア社会は奴隷の労働に支えられ、市民たちの多くは自由に使える余暇がたっぷりあったのです。彼らは哲学好きで、精神の向上に情熱を燃やし、そのたっぷりある余暇を思索や討論をして過ごしたのです。優れた哲学者が数多く登場したのもそういった背景、環境があったからだと言えます。

古代ギリシア人にとって余暇は学ぶ時間であり、知的討論をする時間だったので、余暇を意味する語も次第に学ぶ時間や知的討論の意味を持つようになっていきました。

学問ができるのは生活に余裕のある貴族しかなく、その貴族たちが生活の余暇を利用して教養を身につけたから、ギリシア語の「ひま」は「学問」(暇なときにされるもの)と言う意味になり、また、学問がなされる場所として「学校」と言う言葉ができました。確かに、ヨーロッパ文化が古代ギリシア・ローマの昔から現代にいたるまで、これらの自由な市民、ブルジュワジー(富裕市民)などお金にゆとりがある人々によって担われてきたのです。

ラテン語のscholaは9世紀になって英語にも取り入れられました。英語にかかわらずドイツ語やフランス語でも学校を意味する語は語源を同じくしています。

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