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3種の冊子を携えて――文学フリマ東京38を前に

いよいよ「文学フリマ東京38」まで、あと数日です。
私は今回、初出店にして、3作品を持ち込みます。その3作品とは――

1.ひとりの研究者の軌跡を辿って2010年の夏から2024年の春までの消費と流通を振り返る

2.歌いたい歌があるかどうかなんて問題じゃないぜ

3.子どもの頃からずっと市川市に住んでいながら今ひとつ地元に愛着を持てなかった私が、コロナ禍にまちづくりNPOを立ち上げて地域活動に足を踏み入れた話

です。タイトルが長くて自分でも覚えられ(るわけがあり)ません。
表紙の色で覚えるしかありません。

1.白色・・・消費と流通の15年史
2.桃色・・・ノスタルジー鈴木/福田十二指腸の詩集
3.空色・・・まちづくり実録ブック

文学フリマの公式ウェブサイトの「文学フリマ東京38」ページ内に、出店名「ノスタルジー鈴木」の紹介ページがあります。

Xこと旧Twitter(ノスタルジー鈴木 @nikutaino_akuma )でも告知しています。


初出店となる「文学フリマ東京38」(2024年5月19日)には3種の冊子を持ち込みます。

ブース番号は【W-21】です。コーナーです。
角(カド)です。カド番です。

東京流通センターの第一展示会場、
横長の長方形に近い会場の「左奥らへん」の【W-21】にいます。

当noteに、文学フリマ関連の記事を束ねたマガジン「日々執筆」をつくりました。

「ひとりの研究者の軌跡を辿って2010年の夏から2024年の春までの消費と流通を振り返る」について少し書きます。

まず、「0.はじめに」を(ほぼ)全文公開します。

 筆者 は、2009年から2023年までの5,266日間、流通専門のシンクタンク に籍を置き、研究員として職務に就いていた。主な研究領域は、食品や日用品の流通で、小売企業 やその取引先企業 向けに、調査・研究・コンサルティング、マルチクライアント型研究プロジェクトの運営 、人材教育・ワークショップなどを担当する一方、機関誌『流通情報』への寄稿、オウンドメディアでのコラム執筆やYouTube配信、マスコミ出演、セミナー、講演などを通じて、積極的に情報発信を行っていた。その傍ら、2012年からの8年間は、大学で非常勤講師として流通の基礎を教えていた 。
 現在、何をしているかというと、こんなことである。すなわち——(中略)——といったところだ。
 そんな筆者が、2024年4月に急遽制作したのが本書である。本書『ひとりの研究者の軌跡を辿って2010年の夏から2024年の春までの消費と流通を振り返る』では、筆者が前述のシンクタンクに在籍していた期間に発表した論文やコラム等で扱ったテーマ、メディアから取材を受けて解説した出来事などを振り返っている。一部、当該機関を去りし後の事項にも触れてはいるが、概ねそういうことであり、それ以上でも、それ以下でもない 。読めば、そんな時代もあったねと 、消費と流通の移り変わりを体感 していただけるだろう。
 とは言え、これを書いている現時点で、本文は未執筆であるから、内容がどう転ぶかはわからない。「行先はボールに聞いてくれ」 。

鈴木雄高『ひとりの研究者の軌跡を辿って2010年の夏から2024年の春までの消費と流通を振り返る』


鈴木雄高『ひとりの研究者の軌跡を辿って2010年の夏から2024年の春までの消費と流通を振り返る』の一部。


鈴木雄高『ひとりの研究者の軌跡を辿って2010年の夏から2024年の春までの消費と流通を振り返る』の一部。

全体(本編と脚注)を書き終えた今の時点(2024年5月16日、21時34分)で、どんな言葉がどの程度登場しているのかを見てみたので、それを紹介します。数字は登場回数です。

▼流通関連語
ロピア…21
アマゾン…18
Amazon…6
ウエルシア…16
セブン-イレブン…11
セブン(のみ)…14
ローソン…11
ファミマ…6
ファミリーマート…5
ミニストップ…2
コスモス薬品…9
イトーヨーカドー…6
ドン・キホーテ…8
ドンキ…4
エブリイ…6
無印良品…3
西友…3

▼各種用語
食品ロス…13
フードバンク…10
実質賃金…8
名目賃金…2
まちづくり…8
市川…22
TBSラジオ…12
アフター6ジャンクション…1
読売新聞…10
日本テレビ…4
NEWS ZERO…6
荻上チキ…5
武田砂鉄…4
バラカン方式…2
岸田(首相、文雄)…4
言わざるを得ないのが現状…3
横道世之介…6

▼音楽関連
米米CLUB…12
米米(のみ)…2
K2C…6
ライムスター…8
Mummy-D…5
宇多丸…3
ミスターチルドレン…1
サザンオールスターズ…1
松任谷由実…1
中島みゆき…1
さだまさし…1
チェッカーズ…1
小沢健二…1

▼漫画関連
キン肉マン…6
ゆでたまご…2
佐野菜見…1
荒木飛呂彦…1

という感じです。

目次は以下の通りです。
―――――――――――――――
0.はじめに

1.もう少し、あと少し で始まる
1-1.人口
1-1-1.国内総人口
1-1-2.年代別人口
1-2.消費者物価にまつわるエトセトラ
1-2-1.消費者物価の総合指数
1-2-2.「競争型マーケティング」から「恋愛型マーケティング」へ
1-2-3.消費者物価の生鮮食品を除く食品の指数
1-2-4.2023年10月のイトーヨーカドー
1-2-5.2種類のインフレーション
1-2-6.ロシアのウクライナ侵攻による物価高騰
1-2-7.地上で続く戦闘とそれを止められない者たち

2.この長い前置きを読むのに疲れても
2-1.主要小売業態の市場規模
2-2.各業態の動向を250字以内で概説してみる
2-2-1.ドラッグストア(103字)
2-2-2.スーパー(231字)
2-2-3.コンビニエンスストア(249字)
2-2-4.百貨店(152字)
2-3.小括~食の需要を巡る競争~
2-4.ちょっとした補足
2-5.注目企業の動向
2-5-1.セブン-イレブン
2-5-2.マツモトキヨシ(マツキヨココカラ)
2-5-3.ウエルシア
2-5-4.コスモス薬品
2-5-5.ドン・キホーテ(PPIH)
2-5-6.ロピア
2-5-7.主なチェーンの動向まとめ
2-5-8.EC市場

3.ひとりの研究者の軌跡を辿って2010年の夏から2024年の春までの消費と流通を振り返る
3-1.駆け出しの研究員時代(2010年~2014年春)
3-1-1.高齢者対応の重要性~当たり前のことを真正面から主張~
3-1-2.男性ショッパーの重要性~目を向けられてこなかった未開拓の市場~
3-1-3.ちょっと寄り道~デモグラは使えない切り口か~
3-1-4.ドラッグストアが台頭する中で
3-1-5.ネット通販を利用する人に目を向けて
3-1-6.新しい概念やツールの有効性を問う
3-1-7.新しい店、新しい商品カテゴリー
3-2.メディア出演時代(2014年春~2019年)
3-2-1.話題の中心はコンビニだった
3-2-2.どん兵衛、カール、ガリガリ君。
3-2-3.アレクサがいた頃
3-2-4.ユニコーン企業の登場
3-2-5.売場づくりを考え続けた日々
3-3.コロナ禍真っただ中(2020年~2022年)
3-3-1.コロナ禍を機にトランスフォームする小売企業
3-3-2.業界再編
3-3-3.食品ロス削減
3-4.私のカンブリア紀(2023年~2024年春)
3-4-1.コロナ禍を経て
3-4-2.研究員の雑記帳(note)
3-4-3.ほぼ週刊流研ニュース(YouTube)

4.おわりに~ひとまずのお別れ~

脚注 1~122
―――――――――――――――

というわけで、本稿では、できたばかりの『ひとりの研究者の軌跡を辿って2010年の夏から2024年の春までの消費と流通を振り返る』を紹介しました。この冊子は数部だけしか持参しません(ニーズがほとんどないと踏んでいるため)。確実に買う!と今の段階で言える人は、ご一報ください!なるべく早く。

では、会場で(第一会場の左奥のカド番で!)お会いしましょう。SeeYa!

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