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時差ボケの治し方

「東京とパリの二拠点生活をしている」というとほぼ間違いなく「羨ましい」という言葉が返ってくるが、やっている本人は結構大変だ。お金はかかるし移動は疲れる。パリ生活は不便なことが多いし、デモやストの情報にいつも注意していないと後で酷い目に遭う。

きっと「二拠点生活」という言葉からイメージされるものは、お金に余裕がある人が、それぞれの気候のいいタイミングで、渡り鳥のように行き来する素敵な生活なのだ。安い経由便を血眼になって探し、裏口からしか入れない元々は使用人のために作られた狭くて汚い部屋の中、パスタで節約する生活では、残念ながらない。

と、大変なことはありつつも、私はこの生活がわりと気に入っている。特にパリの小さな部屋に戻った時に、初心に帰れるところがとてもいい。


皆様の想像からは程遠い二拠点生活を送っているわけだが、裕福だろうが貧乏だろうがこの生活をしている限りにおいて等しく訪れるのが時差ボケである。これに限っては都市間に時差がある限り不可避だろう(と書いてみたものの、もしかしたらビジネスクラスやファーストクラスで快適に移動すると時差ボケも大幅に軽減されたりするのか…?と想像してみた。きっとそんなことはない…よね…?)。

ただ、ここ最近は移動が頻繁になってきたからか、だいぶ時差ボケには慣れてきた。

今回、フランスから帰国したのが先週の金曜日なので、もうすぐ1週間経とうとしている。

昨年の10月から12月は日本国内でのポップアップに追われてパリに戻れていなかったこともあり、今回は3ヶ月ちょっとといつもよりかは間が空いたパリだったが、2週間半のパリ滞在中は終始時差ボケを感じることなく過ごせていた。

日本に帰ってきてからの1週間も、ほぼ時差ボケなく過ごせている。また今月末に2週間ほどパリ、ミラノ、ウィーンを周遊するが、パリに早朝に到着した後、午後からは仕事の予定を入れて、変な時間に寝てしまわないようにしている。


ここ最近、私なりの時差ボケの対処法がようやく見えてきた。

重要なのは、就寝時間よりも起床時間だ。寝るのは何時でもいいが、遅くとも普段の起床時間には起きると、時差ボケからの回復は早い。早起きする分には構わない。時差ボケによる早起きは不思議と自然に修正される。

そして、どうしても眠くて昼寝をする場合は1回にとどめること。これを2回以上してしまうとズルズルと時差ボケが長引く。いずれにしても飛行機で無理やり移動しているのだから、どこかでの昼寝は必須だろう。それをダラダラと何回もやるのではなく、1回で抑えると後々楽であることを私は経験から学んだ。


「なんだか今日は珍しく真面目にノウハウを書いているなぁ」と思ったそこのあなた、勘が鋭いですね。私、この手の内容、普段はあんまり書かないですからね、えぇ。

この記事を書いたのは、昨日仕事が午前中で片付いて、ランチの後軽くお昼寝をしようと思ったら、目が覚めた時には夕方4時を過ぎていた、この罪悪感を払拭するためであることを、ここに告白します。1回なら、いいのよ、1回なら…

20分で起きる予定だったんだけどなぁ…


それにしても、思いがけず長い時間昼寝をしてしまった時って、なんでこんなにも罪悪感が強いのだろう。私だけかなぁ。


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