今年買ってよかったもの ジュエリー編
人はなぜジュエリーを身につけるのだろう。装飾、自己表現、お守り、魔除け、形見…その理由は多面的だ。
共通しているのはその機能性のなさだろうか。そういう点においては、ジュエリーに意味を見出そうとすることそのものがナンセンスなのかもしれない。
機能性がないのは香水も同じ。香水は「目に見えないジュエリー」といえそうだ。
御多分に洩れず、私も普段からジュエリーを身につけている。ほぼ必ず左耳になんらかのピアスを1つ、気分によってネックレスや指輪、バングルをつけたりつけなかったりする。
外出するときにジュエリーボックスの中からその日の気分に合ったものをいそいそと選ぶ。そして家に帰ってくると、身につけているジュエリーを全部取り外したくなるので、私にとってジュエリーは外出時の“鎧”のようなものなのかもしれない。知らず知らずのうちに私はジュエリーに守られているようだ。
今年購入したジュエリーの中で一番私を守ってくれたのは、こちらのもの。
1980-90年代のティファニーのペンダント。Elsa Perettiデザインのものだ。
ベイアパートメントという、新木場にあるお店で購入した。友人がそこでポップアップストアを開催しており、それを見に行っただけのはずだったが、気がつけばこのペンダントを購入していた。なんでだろう、不思議。
フレグランスに携わる身として、香水瓶モチーフのアクセサリーは何かしら欲しいとは思っていたが、あるものはそのブランドのカラーが強すぎ、またあるものはイマイチかっこよくなく、なかなかピンとくるものがなかった。
そんな中、これはニュートラルで端正なところが一目で気に入った。今もティファニーからは同じくElsa Perettiのデザインで香水瓶モチーフのペンダントが出ているが、そちらはより曲線が多く、女性的な印象が強いものとなっている。私が所有している古いものの方が、“私らしい”と勝手に思っている。
店頭での接客やインタビューを受ける際にこれを身につけることが多い。「鎧」という「守り」的な要素が強い私のジュエリー達の中で、これに関してはより「攻め」の要素が私にとって色濃いものかもしれない。
このペンダントをつけることで、何か効果があるのかは正直よくわからない。きっと何も変わらないのだろう。
ただ、私は時々こんなふうに考える。このペンダントを見つけて、惹かれて、迷って、購入した、という経験そのものが、私に何か大切なものを教えてくれている、と。
きちんと考えて、選ぶことは、とても重要なのではないか、と私は日々思う。そして、昨今のプロダクトやサービスは、そういう「迷って選ぶ」ことを排除しようとしているところに、私は違和感と危惧を覚えるのだ。
迷って選び、ときに失敗して…そういうことの積み重ねを、「思い出」と呼ぶのだと、私は思う。
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