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真面目にやってきたからよ

富山は高岡の工芸を一日かけて見学して回った。

諸々アレンジしてくださった富山銀行さんとKANAYAさんには感謝しかない。KANAYAさんに関しては、Instagramをぜひ見てほしい。高岡の魅力が詰まった商品を数多く取り扱っている。

訪問した企業や工房についても色々と書きたいのだが、あまりにも情報量が多くキリがないので、技術が素晴らしいことは前提として、さらに装飾性が他の地域に比べて高い印象を受けた、という程度にとどめておく。実りのある訪問だった。


全ての見学を終え、富山銀行の行員さんと会話中のこと。

「どうしてçanomaはこんなに短期間で販売店舗や事業を拡大できているのですか?」と聞かれる。

その直前に、実は高岡に来るのは3度目で、前の2回は桐箱屋の「美術木箱うらた」さんに「何か一緒にやりましょう」とお声がけいただいたのがきっかけで来た、という話をしていた。それを聞いて、出来立てホヤホヤの、しかもフレグランスというニッチな領域のブランドが、なぜそんな形で声をかけていただけるのか、ということも不思議だったのだろう。

返答に詰まった。私も、不思議に思っているから。


広告やブランディングに関してはほぼ何もしていないし、まだ香水も4本しかない。ファッションスナップドットコム朝日新聞で記事にしてもらったが、それでもまだまだ露出が多い方だとは言えない。

発信としてやっていることは、このnoteくらいなもの。毎日やっているとはいえ、香水に関連する記事は決して多くない。日々の四方山話がほとんど。


フレグランスは、某引越し業者の「真面目にやってきたからよ」が通用する世界ではない。グローバルで2,000をこえるブランドがあると言われるニッチフレグランスの中だけではなく、ChanelやDior、そしてGuerlainも競合となる。マーケットサイズに対しての競争はかなり激しいと思料する。


「çanomaのプロダクトが良いから」というシンプルな回答が正解だったら、こんなに嬉しいことはない。ただ、きっとそれだけではない。もちろん、まだまだブランドを大きくしていかなければならないが、今現在、何かうまく回っている理由があるはず。

帰りの新幹線でつらつらと考えてみたが、その要因はよくわからなかった。


1つ言えるのは、「誠実にやっている」ということ。それはブランド設立時から一貫している。他人にも自分にも嘘をつかずに、誠実に真摯に取り組んでいる。

もしかしたら、ブランドで一番重要なことは、この誠実さなのかもしれない。「真面目にやってきたからよ」のCMも、案外間違っていないのかも…?


これからも、高岡の工芸のように、真面目に、誠実に、新しいことに取り組んでいこう、と心を新たにした、そんな出張だった。


疲れた身体に、東京駅で食べたソフトクリームが染みた。


【çanoma公式web】
https://canoma-parfum.com/

【çanomaオンラインストア】
https://store.canoma-parfum.com/

【インタビュー記事】
https://www.fashionsnap.com/article/canoma-fragrance/

【çanoma取扱店】
TOMORROWLAND 渋谷/有楽町ルミネ/横浜ルミネ/横浜高島屋/名古屋ラシック/京都/京都BAL/大阪ルクア/神戸/福岡/アミュプラザ博多
Land of Tomorrow 心斎橋PARCO
Super A Market 青山/新宿
Nose Shop 新宿/銀座/池袋/渋谷
ミヤシタパーク “The Editorial”
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青山 COELACANTH
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大阪 Tale Cocoon
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