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眼鏡と香水はつけたもん勝ち

「好きだけど似合うかな…」

店頭で接客をしていると、こういった声を聞くことがある。好きな香りではあるが、自分に似合うかどうか自信がない、という趣旨なのだろう。なるほど、気持ちはわからんでもない。

そんな時私は、表題の言葉を「世の中にはこんな言葉がありまして」と前置きして伝えるようにしている。

「眼鏡と香水はつけたもん勝ち」

なかなか素敵な言葉ではないだろうか。

この言葉は、マリー・アントワネットがヴィジェ・ル・ブランに肖像画を描いてもらっている際に、ル・ブランが「あの香水、私に似合うでしょうか」とこぼしたのに対し言ったとされていない。

私が最近思いついた言葉だ。

眼鏡屋で眼鏡を試して、「似合わない」と感じることがあると思うが、それは似合わないのではなく、実は「見慣れない」であることがほとんどだ。しばらくかけていれば、「意外といける」と感じられるようになるはず。

考えてみてほしい。街を歩いていて「あの人、眼鏡似合ってないなぁ」と思ったことはあるだろうか。ほとんどないのではなかろうか。これだけ多くの人が眼鏡をかけている手前、世の中の人がおしなべて自分に合わない眼鏡を避けて購入しているとは考えにくく、眼鏡とは“なんだかんだで”かけたらしっくりくるものであると捉えるのが自然だろう。

香水も同様だ。「似合わないのではないか」と思う時、きっとその香水に性や年齢を“勝手に”見出して、それが自分の性、年齢と合致しない、と感じているのだろう。çanomaの香水を紹介していて思うが、実際にはある香水に見出される性や年齢の印象は、人によってかなり異なる。例えばçanomaの「4-10 乙女」は、可愛らしい雰囲気の若い女性を想像する人もいれば、ピシッとスーツを着た中年男性を思い描く人もいる。また、「2-23 胡蝶」は、私と調香師した本人であるJean-Michel Duriezは、主に男性が手に取る香水だと考えていたが、結果的には女性人気が高いものとなっている。ある人が感じる香水の印象は、限りなく主観的なものであるということがこれでよくわかるだろう。


香水は、つけた本人がその香りを一番感じることになるから、自分が好きな香りを身に纏うべきなのだ。そして香水は身に纏ったら自然と「その人の香り」になる。

その香りが好きなのであれば、臆することなく身に纏ってほしい。それはきっと、勇気を出して身に纏った直後から、あなたのための香りとなるはずだ。


それではみなさん、ご唱和ください。

「眼鏡と香水はつけたもん勝ち」

ね、なかなかいい言葉でしょ?


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