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内定式に際して、採用活動の指針をつまんだだけのnote

内定式のシーズンにもなったんで、そういや”あの就職活動市場をにぎわせたあのニュース”とかそもそもどう指針だったかをつまんで見て、あの会長の発言の裏には何かあれがあるんじゃないとメモ書きしただけのnoteです。

「内定式」と調べて、一番初めに見るWikipediaでの説明は以下です。

内定式(ないていしき)とは、就職活動において企業が選考活動で内定を決めたことで内々定となった学生に対して、倫理憲章で定められた解禁日である10月1日以降に正式な内定通知を渡すことを目的として実施する式典。
内定式に出席した学生は「採用内定書」を受け取り、「承諾書」を提出する。内定式が行われることで翌年4月以降から企業は学生を従業員として雇用し、学生は従業員として働くということを認識し合う。多くの企業では内定者懇親会(食事会)などといった親睦を深めることを目的とした事柄を行っている。実際の判例 に照らし合わせると、法的な拘束力も持つ。

【実際の判例 に照らし合わせると、法的な拘束力も持つ。】に関しては、詳細見ないと全体はわかりにくいですが、正式な契約みたいなもんかという感じ。じゃあ”内々定”って何なのだというのを経験していない僕は「わからなかった」

「内々定」とは、「内定」とほぼ同じ意味を持ちながら労働契約には至っていない状態を指します。いわば企業側からの採用”予定”通知であり、「口約束」とも言えます。(BIZHINT参考)

口約。。。他の国ではどうなんだろうなという疑問がわいてくるな。
一応(法的拘束力のない)紙ペラ(覚書)ぐらい書いているのかな。
(教えてみなさんって感じです。)
紙もないケースとかないですよね。「言った/言わない」論争出てきそうだななんて思いました。

あまり学生は原文見ることがない、指針を見ました(当方はじめて)
経団連の指針では下記記されています。(ここ最近~2020年卒業対象)

3.採用選考活動開始時期
学生が本分である学業に専念する十分な時間を確保するため、採用選考活動については、以下で示す開始時期より早期に行うことは厳に慎む。
広報活動 : 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
選考活動 : 卒業・修了年度の6月1日以降
なお、活動にあたっては、学生の事情に配慮して行うように努める。
4.採用内定日の遵守
正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降とする。

6月1日のいわゆる選考解禁から10月に内定式に出るまでの間は「内々定」と言われるのが常です。今回初めて原文見ましたが、かなりあやふや(漠然・抽象度の高い)内容で少し驚きました。なんとでも言えてしまうなと。
「なお、活動にあたっては、学生の事情に配慮して行うように努める。」「正式な内定日」

それは”経団連の指針”を守るところって少なくなるなって。
この文だけ見れば解釈の幅が広く、ロジックを(押し)通すことができるから。

最近世間(特にこれから就職活動を控える大学生・新卒採用に力を入れている採用担当者・大学のキャリアセンター・新卒マーケットで事業展開する各社)が一度はニュースを熟読したであろう、経団連の中西会長の発言:

中西会長は指針への対応を問われ、「学生のことなどすべてを経団連が采配しているわけではない。それなのに、いいの悪いのと批判を浴びる。終身雇用など基本的なところが成り立たなくなっている。一斉にやることもおかしな話だ」と強調。「もう何月解禁とは言わない。指針も目安も出さない」と述べた。
 経団連は現在、就活日程に関する指針を「3月に説明会解禁」「6月に採用面接など選考解禁」と定め、約1600社の会員企業に順守を求めている。政府もこの指針をもとに各経済団体に周知している。ただ、優秀な学生を獲得したい企業側が非公式な形で学生と接触。事実上前倒し状態となり、指針が形骸化していると指摘されてきた。

(下記記事より抜粋)
これからの時代の変換点を迎えるんだろうなという(当たり前の)思いになりました。

(ここ完全推測なんですが、)
「採用選考に関する指針」を出す経団連の会長を排出している日立さんが優秀な人材(尖った人材とここで呼ぶことにします)をおおっぴろに採用活動として接点を取りづらいのから、そういう発言に繋がっているのかなー、なんて勘ぐった感想です(少なからずあると思うんだけれども、その割合は世間の予想よりも高いかななんて勝手に思っています。)
就労支援している会社さんからの話かどこかしらで聞いた、経団連の指針を遵守している企業の子会社のプロパー採用が難しいみたいな話を思い浮かんで、それも関係…、いろいろな素因が重なりあっての発言だろうなという思いです。

話を戻して、指針なるものがなくなった世界には何が見えるんですかね。

個人的に興味をもって、「こんな形・世界(言い過ぎ)になるんだ」と思っていた記事を下記に載せておきます。

なんと申しましょうか。

個人的には早期に動き出していて(考え始めていて)就職活動で多数の会社からお声がかかる学生にとってはあんまり変わらない状況かなと思っています。お声がかかりすぎて、決めきれないなって悩む方は多くなるかなと。

一方でいわゆる「3月になったから」はじめる層と「みんなやっているから」/「親に、周りに言われたから」はじめる層は一種革新を求められるんだろうなー、なんて思いました。

情報の波に飲まれないように意識して行動することが求められそう。
具体的に、自分で情報をしっかりと(量・質)取りに行って、自分の中でどう捉えるのか、それを踏まえて自分のキャリアであったり、求める環境・会社像をアップデートしていて、「ああでもないこうでもないと苦しむこと」が大切なのかなという所感です。

「学業への支障が…」
「就職活動を常に頭に入れて…」云々の話がありますが、

学業との兼ね合わせを考えて、「こちらで調整いただくことは可能でしょうか」という企業側への交渉と、教授・学校側に「こちらは○○社の選考で欠席とさせていただきたいと思います。その補填として、(云々)」という交渉を上手くやりましょうぜって(良い感じにまとめましたw)
完全人と違って、1年(or 2年)で就職を終わらせて、残り2年「遊び倒すぞ」という新しい暮らし方・「学生の本文は勉強だ、前半で就職先を決めて、後半学問にいそしむぞ」層も出てきたりして。

「地方格差」みたいな話があがると思います。
正直自分もいわゆる地方勢なんですが、割とやりようによってそこまで負担(時間・お金ほか)は結構工面できるかなと思っています。
首都圏のほうが圧倒的に情報・機会が多いのは確かだなって思います。でもそれで「地方だと遅れるよね、」で止まっているのは良くないなって思っていて、就職活動を支援する企業さんの・各社の人事さんのご尽力もあってかなり負担軽く就職活動できるなって思っています。「それが全然だ!」と言う人が居れば、そもそも負担を抑えて、活動を進める手段をどれぐらい調べたり・考えてきたのか、どれぐらい社会人・先輩・同期を巻き込んで情報を仕入れたかに現れるなと。

(自分勝手な言葉になってしまいましたが、)
「地方出身だけど、チャンスが少なくて結局選んだのもなんかな…」じゃなくて、
「地方出身だけど、チャンスを自分で掴みに行って、最終的に自分にピッタリだと自信を持って言える会社にした」って言える社会になればなーと(願望)

「よーいドンじゃない」を

チャンスに変えることができるか。


すごく楽しそう。

ほんとつまんだだけで終わってしまいました。
これから精進します。

さとう


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